表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
食屍鬼と愉快な殺人日記  作者: 莉子
一話・九月の序章
21/330

間幕・とある切り裂き魔の殺人日記


 昔から猟奇事件や迷宮入り事件を見るのが大好きだった。





 そういう記事を扱う雑誌社に入ってその思いは一層強くなった。




 いつだっただろうか。





 それ気付いたのは突然。


 切り裂きジャック事件のことを調べていた時だった。




 ふと思った。




 こんな風に歴史に強く印象の残るような犯罪がしたい(・・・)




気付いてからは早かった。



一人目

 失敗しては嫌なので、か弱そうな女子高生を狙った。


下調べも入念にした。


 鈍器を使った。


 気絶させられれば十分。

 途中で起きて悲鳴をあげられても困るから、猿轡を噛ませて。



 刺して、刺して、刺して、刺して…。



 終わった時には随分返り血がついていた。


 これじゃだめだ。


 返り血の付いた服は焼いて捨てた。


 次はもっとちゃんとしないと……。




二人目

 もう一度女性を狙った。

 今度はOL。


 今度も鈍器で気絶させてから。


 今度は返り血対策に心臓に狙いを定めて一刺し。


 溢れる血の勢いが止まってからゆっくり、何度も刺した。


 切り裂きジャックのように臓器の一部を取り出そうかとも思ったが、やっぱりうまくいかなかった。




 まだ練習(・・)を重ねてからになりそうだ。




三人目

 男に挑戦した。

 男子高校生だ。


 後ろからナイフで殺すことに成功した。



 殺した時に少し声を上げられて焦った。


 あまり時間をかけずにその場を去った。




四人目

 今度は中年の男。

 今度は結構うまくいった。


 やっぱり私には才能がある。


 巷では私の殺しが切り裂きジャックの再来だと囁かれるようになってきた。


 とても気持ちがいい。


 次はもっと難しそうな獲物に挑戦しよう。




五人目

 強面の男を襲ってみた。

 流石に正面はまだ怖いので後ろから。



 やった…。



 もう誰も私を止められない。




六人目

今度は女を殺した。

悲鳴を上げる暇さえ与えず喉を切り裂く。


上手くいった。


世間ではますます私の犯行が騒がれる。


もっと称えてよ。

もっと怯えてよ。

もっと…もっと……‼




七人目

 男。


 人気のない路地裏に誘い込んで正面からやってみた。

 案の定、逃げられたけど大丈夫。


 下調べは十分してあるもの。

 逃げる背中を追いかけて殺した。



 あぁ…本当に楽しい。




八人目

 男を殺した。



 殺したすぐ後に、誰かの気配を感じた。



 まさか、付けられてた?


 私はすぐに考えをめぐらせる。


 そして、付けてきたやつに殺しを擦り付けることにした。

 流石に最近警察が五月蠅いもの。



 私のために犠牲になって?



 顔も知らない追跡者さん?




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ