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食屍鬼と愉快な殺人日記  作者: 莉子
三話・十一月のレオンハルトの章 
128/330

序幕・レオンハルト

レオンハルトは直情的(バカ)だ。





《憤怒》の名の通りアイツはキレやすい。


頭に血が上ってなきゃ、ある程度考えることはできるようだが沸点が低すぎて話にならない。


そのせいで口では俺やラグはともかく、かばねやジャックにまで負ける。


まぁ、いくら口で負けようが、アイツにはそれを無理やり覆すだけの力があるが。



だからといって、頭を使う気すらないってのはどうかと思う。



力と悪運ばかり強い上、考えなしの行動力と、なんだかんだ甘い性格。


そういう真っ直ぐな馬鹿も悪くはないが、扱いが面倒だ。



かばねも似たところがあるが、アイツは仮にも俺が育てている。


扱うのは簡単だ。



それにアイツは考えられる。


俺の言ったことを理解できる頭もある。


ただ、思考と行動が斜め上なだけ。




だが、レオンハルトはかばねと違って考えない。


考えることを放棄した馬鹿だ。


本当に扱いづらい。



面倒だ。




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