表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
食屍鬼と愉快な殺人日記  作者: 莉子
二話・十月のジャックの章
105/330

二一幕・十月の二一日


かばねが帰ってきた。



それはいい。



いい加減プラチナがうざったかった。






が、これは何だ?















いつものように仕事をするプラチナ。


その横に座って不機嫌顔でパソコンを弄るかばね。





「……かばねは何やってる?」



思わず疑問を口に出すと、打って変わって上機嫌になっているプラチナが答える。



「僕の仕事の手伝いだよ。勝手に僕のパスワードロック解除したんだからこれくらい頑張ってもらわないと、ねぇ?かばね?」


「うにゃぁぁ……。」



かばねが今にも死にそうになっている。



昨日の夜は、プラチナが寝かせなかったんだろう。


帰ってきてから、夜通し説教の声が聞こえてきていた。



気にするだけ無駄だし、無視して寝たけど。



それに加えてプラチナの手伝いをしているんだから、こうなるのも必然だろう。


それに比べプラチナは溜め込んでいた苛立ちを吐き出せた上に、いつもより仕事量が減っているからか調子がよさそうだ。



かばねはうー…だか、あー…だか奇声を上げながらキーボードをカタカタと叩いている。




調子乗りでトラブルメーカーなこいつにはいい薬なのかもしれない。



いつものかばねのような破天荒さが、疲労と慣れない作業への集中で随分和らいでいる。



ずっとこうしていれば面倒を起こさないんじゃないか?



そう思ったところで、かばねがふといつもよりテンションの低い声で呟くように言う。





「…プラたんの指はキレーだよねー…。ちょっと齧っていい?」


「良いわけないでしょ!!?」





…訂正。


こいつをこのままにしておくと、ストレスで理性の緩くなったかばねに食われそうだ。



やはりある程度自由にさせておくべきなんだろう。








いつだったか、かばねに綺麗だと言われたこの目を、生きたままくり抜かれるのはごめんだし。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ