その53 ふりがな(ルビ)について
編集「はい、始まりました企画もの第53弾。皆様いかがお過ごしでしょうか?」
白河「どうも、二流作家の白河夜舟です。よろしくお願いします」
編集「2026年7月から投稿を始めた連載作品『Sweet Bomb NEXT ~今度は異世界で大暴れっ!』、ボチボチ1か月経ちますね」
白河「作中の時間経過は、転移11日目ってところだから、まあ、順調な方だと思います」
編集「毎日更新を続けていますしね」
白河「結構、大変だけどね」
編集「その間に、短編も2作、投稿してますね」
白河「『焼肉デート』と『あぁ? 婚約破棄だぁ? てめぇ、女の子を何だと思ってんのよっ!』ですね」
編集「結構な執筆量だと思います」
白河「Sweet Bomb NEXTが、20万字越えですね。前作の『Sweet Bomb ~ 格闘ロボで大暴れっ!』が、14万字なので、もう今の作品の方が代表作レベルになっていますね」
編集「白河さんが作品を書くのを辞めて、25年余り。以前の頃に比べても、圧倒的な文筆量だと思えます」
白河「当時、未完だった作品を、小説家になろう様で完結出来ましたから。今、書いているものは、今の、自分の小説家としての力、そのままですね」
編集「なるほど。では、そろそろ本題の方をお願いします」
白河「はい。Sweet Bombシリーズは、特にふりがな(ルビ)を多用するスタイルとして書いているんですよ。掲載ジャンルであるSFやハイ・ファンタジーって、ルビとの相性がとても良いんです」
編集「と、いいますと?」
白河「基本的に日本語ではない単語が出てくることが多いので、漢字にルビを振るのと同じ感覚で、単語にルビを振りやすいんですよね」
編集「例を挙げて頂いても、宜しいですか?」
白河「格闘ロボなら、バトラーとか、マシーンとか。前作の世界観が『マッチメーカー』縛りなので、専用単語でドーラーになります」
編集「確かに、ドーラーだと、知らない読者は、何を言っているのか分かりませんもんね」
白河「実際にルビを振ってみますと、格闘ロボ、格闘ロボ、格闘ロボ、になります」
編集「しっくりきますね」
白河「なろうの仕様上、タイトルにはルビを付けられない。こういうのは作中で説明するんですが、一度、設定を語った上で、ルビで補強する感じですね」
編集「ですね」
白河「一番しっくりくるのはモ〇ルスーツですが、これは著作権がありますんで」
編集「確かに」
白河「マッチメーカーは著作権の公開許可がされてますから、世界観紹介という意味でも、問題無いんですよね」
編集「そうなんですね。では、今回書いている連載作の方は?」
白河「そうですね、たくさんありますが、例えば亜人と書いて、デミ・ヒューマン。獣人と書いて、ライカンスロープ。人族の場合でも、主人公目線だと多種多様な人種として映りますので、本人自身の描写に、モンゴリアンとかポリネシアンとかサモア系とか、色々と入れられますね」
編集「これも、実際に入れて貰っても、宜しいですか?」
白河「亜人、獣人、あたしはこんな成りだけどさ」
編集「ああ、なるほど」
白河「こんな感じで、ルビを振るのは実にしっくりくるんですよ」
編集「そうみたいですね。でも、そういう話でしたら、別にこのラジオで語らなくても良さそうですね」
白河「はい。本題の本題です。25年前は、そもそもルビを付ける機能すら無かったんです」
編集「でしたね」
白河「なので、単語の後に半角カッコをつけて、説明していたんですよね」
編集「例えば?」
白河「格闘ロボ(ドーラー)、亜人 (デミ・ヒューマン)、みたいな感じです」
編集「読みにくそうですね」
白河「ですね。これだと、ルビを振るのが面倒というか、表現的にもイマイチには思えるんですよ」
編集「今の時代は、そういう意味でも格段の進歩ですね」
白河「はい。しかし、比較的簡単にルビを振れるようになって、別の問題が生じまして」
編集「どんな問題ですか?」
白河「このルビって、漢字も使えるんですよね。より明確に専門の単語を表現するのに、漢字を多用出来てしまうんですよ」
編集「別にそれは、いい事なんじゃないでしょうか?」
白河「はい。前作も今作も、Sweet Bombシリーズはルビを多用しており、その際に漢字もかなり使用しております。ですが……」
編集「ですが?」
白河「何気に、ルビの使い方について、他の方のエッセイを読んでいて、気づかされたことがあります」
編集「なんでしょう?」
白河「
ルビに漢字を使われると、見にくくてイラっとする」
編集「ああ、そうきましたかぁ」
白河「まあ、そうきましたんですよ」
編集「まあ、確かに、あの小さい箇所に複雑な漢字を出されると、何を書いているのか、読みにくいかもしれませんね」
白河「仕様上は、出来てしまう。表現的にも、漢字を使えた方がいいに決まっている。おれはデスクトップPCの大画面で執筆するので、特に見にくいとかは感じない」
編集「でも、スマホ読者にとっては、確かに見にくいかもしれないですね」
白河「最近の高画質スマホだと、普通に読めるとは思うんですけどね」
編集「まあ、そうですね。ちょっと、我儘かなぁと思わないでもないですけど、当人にとっては切実な問題ではありますね」
白河「ですよね。漢字という優れた表現力を取るか、読者の読みやすさを優先させるか」
編集「白河さんは、読者を優先させたんですか?」
白河「うーん、迷いましたけどね。個人的には、漢字表現を優先させたい所なんですけどね」
編集「あえて、読者優先に、したと」
白河「それも、途中からなので、作品的には書き方が変わったというか、表現が変わったというか、矛盾というか、指摘されてもしょうがないというか」
編集「最初の方針を通してしまった方が、良くないですか?」
白河「それも思った。でもまあ、暇を見て修正した方が、より良い作品になるかとは思う」
編集「めんどくさそうですね」
白河「それをいうなら、ルビって、めんどくさいんですよ。気分的には、2回書いてる感じ」
編集「でも、面倒がらずに付けてますよね」
白河「代表作に相応しい仕上がりにしようと、心がけてますからね」
編集「作者としての情熱を注いでいるんですね?」
白河「元々、ルビなんて付けられない時代にも、それなりに工夫して書いていた訳ですし。ひらがなやカタカナ縛りであっても、単語や世界観の雰囲気を現わしていくのが、作者の腕の見せ所かなぁ、とは思います」
編集「なるほどね。その割に、人気はまるで出ませんけどね」
白河「……前回もそうだけど、編集って、いつもそのオチに持って行きたがるよね」
編集「まあ、このラジオのお約束ですからね」
白河「そういう訳で、へ―そうなんだと思った皆さん、ぜひSweet Bombシリーズのご一読を。ついでにブクマと評価を!」
編集「さて、お時間が来たようです。また次回、お会い致しましょう」
白河「また聴いてくださいね。ではまた―」
(続く)




