作業の区切り 2003年12月
保護区はいつも現在進行 すずがも通信143号 2003年12月
作業の区切り
さて、草刈りの時期はいちおう終了。ずっと水を落としたままの竹内が原に加えて、9月末から新浄化池西半分の「第四系列」の水も止めています。カトリヤンマに加えて、今年初めて記録された「ネアカヨシヤンマ」など、貴重なトンボの種類は大丈夫か、不安が残るのですけれど、昨年、できるだけ徹底的にトラクターをかけた東半分の第三系列と同様に、第四系列も手入れをしようと決めたため。
でも、あいかわらず、そろそろかな、という段になるとしっかり降雨。第四系列は排水が比較的楽なのでいつでもOK、と甘く考えていたのに、なかなか作業が始められません。年末年始にはまた小型のパワーショベルを借りて、竹内が原のヒメガマのコントロールに再チャレンジする予定ですが、どうなりますことやら。
11月5日、水位測定の名目で保護区に入りました。9月初旬以来2カ月ぶりのこと。草やぶからジョウビタキが飛び立ち、前方の木立からジェイ、ジェーイ、としわがれ声が聞こえてきます。カケス!この秋はカケスが何羽か保護区に初めて滞在しているのです。
ひさびさに眺める光景、美しいな、と思いました。陽光に輝くオギの穂、ハサにかけた稲束、群がるスズメ、色づいたナンキンハゼ、水面に浮くカモの混群、新浄化池から次々に飛び立つタシギ。
草がまた伸びた、排水がうまく行かない、と心配してはいるけれど、おちついてじっくり構えることも大切、と改めて考えました。立ち止まってあたりを見回すのも、断固、現在進行のうち。




