陽だまり 2003年12月
鳥の国から すずがも通信143号 2003年12月
陽だまり
陽だまりをもとめて、鎖の届くぎりぎりのところで寝ている悪ダヌキ。ふかふかの冬毛が生えそろって、手触り抜群です。もう晩秋なんだなあ。ここ2,3日の冷え込みで、紅葉も一気に進みました。
11月初旬、小春日和どころか、小夏と言いたいくらいの暖かな日、傷病鳥舎のひさし下のアシナガバチの巣のまわりで、ハチがさかんに飛び回っていました。今はもう巣は空っぽ。隠れ場に身を潜めて冬に備えているのでしょう。
昼も夜もツグミの声が聞かれるようになりました。冬至を1ヶ月後に控えて、一年でいちばん早く日が沈む時期。暗くなるのが早くて、雨の日など気分まで沈みがちですが、仕事終了時刻も早い時期。農閑期のゆとりができてきました。
さて、実習生さんや研修中の新人さんで人手があるのをよいことに、この1週間で大仕事を二つも片付けました。まずは秋恒例の員数チェック。9日(日)決行。野鳥病院で飼育している鳥ぜんぶの体重をはかり、健康状態をチェックし、カルテと合わせるという作業です。特にこれという問題がない鳥は、捕まえたり、様子をよく見るのは一年でこの時だけ。
この日にはぜんぶで47種、141羽の鳥を収容中ということがわかりました。最高齢は治療室にいるツバメの「赤」で、1990年生まれ。2位はドバトですが、意外なことに、大部屋であまり目立たないバンが第3位、1993年入所でした。もっとも、禽舎内にはいないものの、毎日餌をもらいに来ているダイサギ君は1984年生まれで、満19歳です。最終的には、どの個体かまだ結論が出ていないドバトが2羽いるのですが、みんなががんばったおかげで、まる1日+カルテ合わせで大仕事が無事に終わりました。




