三番瀬のカワウ 2003年10月
保護区はいつも現在進行 すずがも通信142号 2003年10月
三番瀬のカワウ
この日行徳のコロニーから飛び立ったカワウたちは、塩浜沖~猫実川河口方面、一部は養貝場のまわりなどでひとしきり採食した後、大半は保護区へ戻って行き、養貝場や猫実川河口の杭などで休息していた残りの群れも、午後いっぱいかけて少しずつ戻って行きました。ほとんどぜんぶが三番瀬内で群れをなして採食、採食行動は主に早朝~午前中で、わりあい短時間、あとはコロニーに戻るか、杭や干潟で休息後に三々五々戻って行く、という行動でした。
もちろん、単独での動きもあり、また、もやがかかる広い海上で全部の鳥が見えるわけもないのですが、予想していたよりもはるかにきちんとこの日のカワウの行動がとらえられたように思います。午前10時から30分の間に海から戻っていった数は1000~1500羽(観察舎からは約1400羽の帰還が数えられた)、12時から30分の間には約920羽(観察舎からは約930羽の帰還)と、およその数まで一致しました。ここまで見えるとは思ってもみませんでした。無理をして調査をやった甲斐があったというもの。
観察路の草刈りは第6ラウンドまで終了(今年はあと1回か)。緑地のカワウコロニーで、樹木の枯死状況等をざっと調査(9月8日)、巣を作らせないようにしているコントロール区間で、塒にされている「みつまたの松」から飛び立つ時に邪魔になる位置に竿を立ててロープをかける(9月6日)、市川市の委託事業で、「干潟環境再生調査」として、緑地横の干潟に丸浜川から淡水に近い水をポンプアップして流す実験開始、等々。
厳しい残暑にうだりながら、それなりに少しずつ進行している保護区でした。




