カワウの一日 2003年10月
保護区はいつも現在進行 すずがも通信142号 2003年10月
カワウの一日
8月24日、「カワウの終日調査」を決行しました。もともとは8月9日に予定していたものですが、台風のために延期。翌週の16日も5日続きの雨の最中で中止。散々なスタートでしたが、今回は初めて三番瀬を見渡す浦安の墓地公園脇と、市川塩浜先端の漁業組合のところで、夜明けから日没までの終日観察を加えることができました。長時間、きつい調査をしてくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。
13時間にも及ぶ終日調査をこなしてくれた埋立地先端組のおかげで、今回は行徳コロニーのカワウの一日をほとんどぜんぶつかんでしまったような気がします。この日は予想を裏切って朝の飛び立ちが早く、5時30分から50分の間にほとんど全群が出て行きました。その時間に見ていたのは私ひとりだったので、みなさんに申し訳ないのなんの。どっとぜんぶが一斉に出てしまうと数えようがないのですが、着々、整然と同じ方向、同じ位置をたどって飛び立って行ったので、わりあいしっかりと数をおさえることができました。約4870羽。
コロニーを飛び立ったカワウたちは、まず猫実川河口あたりにいったん舞い下りてしばらく海面を漂い、それから採餌をはじめました。小一時間ほどで群れの大半は移動し(三番瀬端)、やがて船橋方向へ動きました。塩浜沖にも群れがいました。
10時ころになってから、船橋航路と市川航路の間あたりにいた群は漁港沖の養貝場(干潟が出ている)から猫実川の河口方面に戻ってきました(約2900羽)。その間、塩浜沖にいた群は保護区へと戻って行きました(約1400羽)。一方、船橋方面から養貝場への移動が始まる前に、養貝場で休んでいた730羽ほどの群れが130羽に減っており(630羽減)、その間に沖へ向かう動きがありました。
なんとも面白いことには、2900羽・1400羽・600羽を足すと4900羽、コロニーから飛び立ったのとほぼ同数。




