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現在進行 鳥の国 2  作者: 蓮尾純子
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トラブル各種   2003年10月

保護区はいつも現在進行    すずがも通信142号   2003年10月

   トラブル各種


 心地よい夜風が吹いています。カネタタキがどこかで鳴いています。アオマツムシの声音が大きすぎて、あたりを埋めつくすように響いているはずのカンタンがなかなか聞き取れません。カラスウリの優美で繊細な花弁が存分に開いて、なまめかしい香りを漂わせています。

 上がりはじめは赤かった月は、今は中天でこうこうと照り渡り、丸浜川にうつった月の光の中でカワウたちが泳いでいます。月に並ぶ高さで輝く火星の赤い光。ひところのようにぴったり接近した位置ではなく、だいぶ離れてはいますけれど。

 夏恒例の「竹内が原の干上げ・植生コントロール」が降雨のためにいっこうに進まず、淡水シギたちが入れない状態で、かなりがっくりしています。それでもクサシギ・コアオアシシギ・オグロシギ(2羽)・ホウロクシギ・アカアシシギと、観察舎から時たまシギの姿が見えます。普通種のキアシシギやアオアシシギを含め、このところシギは時たまにしか見られていません。ちゃんと淡水湿地の整備ができていれば、竹内が原に入りたかったはずだよね、と言い合っているところ。

 9月10日の木曜、ひさびさに「温泉掘り」の悪夢。湊池に近い第2番の水栓の近くで、地中からこんこんと水が湧き出してしまったのです。その日は船橋港のカネハチ産業さんがダンプで3往復して貝殻の粉を運び込んでくださったところです。春先の砂搬入時にも、ちょっと水がしみ出してひやりとした同じ位置。春、既に配管にひびが入っていたのが、ダンプの重みで口を開いてしまったのでしょう。

 9月12日土曜、若手の兄さん方に「温泉掘り」を決行してもらいました。延々とパイプを掘りださなくてはいけない、と覚悟をしていましたが、実に幸運だったことにはひび割れが入っていたのは管と管をつなぐエルボの部分。エルボ1個を取り替えるだけで一件落着。ほっとしました。9月に入ってからずっと続いているむちゃくちゃな残暑の中、汗だくの作業をしてくれた「天の使い」こと上原くん、牧ちゃん、まこちゃん、達夫さん、お疲れさまでした。

 


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