夏秋まじり 2003年10月
鳥の国から すずがも通信142号 2003年10月
夏秋まじり
肌寒くて長袖を着込んだり、そうかと思うとむちゃくちゃな蒸し暑さだったり、わけのわからない8月が過ぎて、ここ何日かはうだるような暑さ。夕方になるとひんやりとした風が吹いてくれるのが救いです。9月ももう中旬というのに、ススキの穂の上にもくもくと伸び上がるみごとな入道雲。
それでも、夜はあたり一面の虫のオーケストラがひびきます。昼は時々ツクツクボウシが。もっとも、夜は帰化種のアオマツムシが中心ですし、昼はクマゼミのシュワシュワシュワという暑苦しい音色が間近に聞こえて、うーん。夏と秋、ごちゃまぜ。
コガモの初認は8月24日、オナガガモは9月10日。こころもち早めです。
9月中旬というのに、今日はメジロとスズメの巣立ちビナがそれぞれ1羽ずつ持ち込まれました。メジロはよく飛べるということで、親に戻せるはず、とお持ち帰りいただきましたが、スズメは飛べないといわれてご入院。まあ、渡りに間に合わない、とあせるツバメ等でなかっただけよかったのかな。
治療室はヒヨドリとオナガでごった返しています。今のところ、どれも割合健康状態がよいので、ヒナまつりの時期が終わるまで、あと一息というところでしょうか。一方では例年8~9月には必ず持ち込まれる渡り途中のムシクイ類が、まだセンダイムシクイ1羽のみ。早々とホトトギス幼鳥も来所。どちらも衝突事故らしく、すぐに死んでしまいました。
8月下旬からこの方、死亡するものが多くて落ち込んでいます。来所後1~3日ほどで死亡するものは、どうやっても助けようがなかったもので、あきらめもつくのですが、10日とか1ヶ月を経過して死亡するものには悔いが残ります。
「スズメが3羽も立て続けに死んでしまって」 いつもお世話になっている「鳥たちの病院」の平林先生が電話してこられました。「けがはちゃんとなおって、餌も自力で食べるようになったのに、1ヶ月くらいで死んでしまうのが続いて」




