繁殖成績 2003年8月
保護区はいつも現在進行 すずがも通信141号 2003年8月
繁殖成績
強い南風で上がった潮に浸ってしまった小島岬。卵を抱いていたセイタカシギたちは無事でしょうか。不安な夜が明け、朝、セイタカシギが座っていないのを見て、相当ショックを受けました。
ところが、この日ヒナが2組見られたのです。2羽のヒナを連れた親と、4羽のヒナを連れた親と。2羽のヒナがもう一組の親鳥に激しく攻撃され、くわえてふりつけられる、というショッキングな光景まで見られました。結局のところ、前夜波に浸ったはずの右端の巣で、ヒナが4羽とも無事に(セイタカシギはふつう4卵を抱く)かえったことがわかりました。よく見えていた3つの巣のうち、まんなかの巣は1週間遅れて2羽がふ化。どの家族も2日ほど小島岬にとどまった後、保護区の中の湿地に移動したようです。
4組目とシロチドリは残念ながら途中で抱卵を止めました。蛇に卵をとられたのでしょう。でも、セイタカシギ3組(ふ化したヒナは計8羽)とコチドリ1組(ヒナ少なくとも3羽)。今年の小島岬、まあまあの繁殖成績です。
今年はオオバンやヨシゴイはまったく見られず、カルガモのヒナもあまり多くありません。一方では久々にキジのヒナが何組も見られ、カイツブリも順調。カワセミは例年通り中途でいなくなってしまいました。なかなか全部はうまく行かないものです。
さて、田植え後1ヶ月、田の草取りがはじまっています。「ちょっと様子だけ見に」と言って出かけた「米奉行」の瀬戸山さん、ばっちりショートパンツに着替えて2時間近く草取り。泥んこになって戻ってきました。「第四系列の4枚目はいちおう終わり。今度はみなと池の棚田ですね」
昨年はあわや根絶か、と心配したミズアオイも、今年はわりあいよく育っています。マスクラットがあちこちで見られるとのこと。これで、ウシガエル以外の蛙の声が聞かれれば最高なんですけれどね。




