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現在進行 鳥の国 2  作者: 蓮尾純子
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タヌキの保父さん   2003年8月

鳥の国から    すずがも通信141号   2003年8月

   タヌキの保父さん


 さて、子ダヌキ6頭の保父さんというタケちゃんの悪戦苦闘(まわりも手伝いました)が始まりました。子犬用のミルクと哺乳瓶を買ってきて、授乳開始。ところが、哺乳瓶から飲んでくれません。乳首の穴が小さくて、いっしょうけんめいに吸ってもミルクが出なかったことが原因のようです。最初の2、3日はスポイドで。小さいのが2頭いて、1頭はミルクの飲み方が少なく、ずいぶん心配しましたが、1週間ほどたつと、どうやら体重が増えてきました。

 6月21日は市川市の「環境フェア」。6頭とも体調が安定したので、かわいい盛りをみなさんに見ていただくことにして、お披露目。幸い、藤原町にある法典高校の高野先生が、野外に放すときの馴化を引き受けてくださることになり、ほっとしました。高校でも時たま^タヌキを見かけるし、タヌキが出る林との境に「自然観察園(今はほとんど使われていない)」という金網で囲った施設がある、という理想的な状態。大きくなったら野外に戻す、という保証ができたので、展示しても問題なさそう。

 赤ちゃんダヌキたちは、環境フェアで大人気。もっとも、もみくちゃでほんとうにくたくたになったらしく、戻ってからはみな死んだように眠っていて、時々ぴくぴくっと足をけいれんさせていたそうです。

 さて、それからというものは、毎週のように、どころか「毎日のように」たくましく育つ日々。「段ボール箱をよじのぼる」→「段ボール箱に穴をあける」→「段ボール箱をバラバラにした」。

 先週から仮設禽舎の一角を仕切って入れました。最初に2日ほどは、夜になると図書室においた古巣の段ボール箱に戻していたのですが、3日目の夜は箱がバラバラ。あきらめて夜も囲いに入れています。



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