子ダヌキ6頭 2003年8月
鳥の国から すずがも通信141号 2003年8月
子ダヌキ6頭
いかにも「うっとおしい梅雨時」という表現にぴったりの今年。それでも、座っているだけで汗がダラダラ、という去年に比べれば、気温が低い日が多いのでとっても楽。それに雨がちゃんと降ってくれると、保護区内の水調整にあまり気を使わずにすむので、ずいぶん助かります。
仮設禽舎からの鳥の引っ越しは無事に終わりました。かれこれ1ヶ月以上前のできごとだったので、もう「忘却の彼方」。大部屋にフクロウとカラスを入れる仕切り(なんと折りたたみ式で、清掃時には壁にぴったりつけて邪魔にならないようにできている)をつけたり、さいごには中部屋の壁にもペンキを塗ったりして、気持ちよく仕上がりました。収容室が増えて広くなったので、鳥たちもなんとなくゆったりしています。
今年の「ヒナまつり」こと入院ラッシュは(まだまっただなかなので、うっかりしたことは言えませんが)昨年よりも入院数が少なめで、だいぶ楽……と言いたいところですが、実は体重分にすると昨年をはるかに上回るような大物どもが来ています。赤ちゃんダヌキ6頭。タケちゃんが専任保父さんをつとめているために、あまり仕事上の圧迫感がないのですが、存在感はバツグン。
船橋市藤原町(市川北部の柏井町と道路1本隔てたところ)の八幡様のお隣から、親が一昼夜戻ってこない、というご連絡。野鳥観察舎の野鳥病院になんで狸が、と言いたいところですが、ジツはタケちゃんが鳥獣保護員なので、そのためのお勤め。3頭いるということで引き取りに出向いて帰宅の途中、再度のお電話。「もう1匹いたんです」。15分後に再々度お電話。「わからなかったんですけど、探したらあと3匹いたんです。すみませんねえ」 6月9日のことです。
八幡様といっても、前は交通量の多い道路。親は車にはねられてしまったらしいとのこと。生後半月くらいでしょうか。目は開いていますが、あまり見えないみたい。体重は170~230ℊ。頼りなくて、むちゃくちゃかわいい。




