おかげさまで 2003年4月
保護区はいつも現在進行 すずがも通信139号 2003年4月
おかげさまで
入院患者さんたちに必要な餌用の魚。魚市場のアラ等無料で入手できる餌をできるだけ用いるとは言っても、年間に必要な魚の量は3トン以上。安価な入手方法がなくてはとてもやって行けません。かれこれ15年以上も前のこと、上野動物園の福田道雄さん(カワウの福田さん)に、餌用には冷凍魚をキロ400円くらいで買っている、と伺いました。サイズが小さかったり大きかったりするだけで、お刺身にしたいほどぴかぴかのコノシロやサバを患者さんにやれるのは、カネハチさんのおかげです。
「おかげ」で成り立つことはまだまだいっぱい。すずがも通信の何号か前に達夫さんが「お仕事紹介」で書いていましたが、小アジが安く入荷したときに買っておいてくださる浦安魚市場の「池八」さん、いつ行ってもやきたてのパン(廃棄分)をいただくことができる塩浜の「フジパン工場」さん、わざわざ観察舎まで連絡をくださって、必要時にはキャベツ(廃棄分)がいただけることになった、惣菜メーカーの「若菜」さん、いまだにお名前をうかがっていない、廃棄用のアナゴのアラをほとんど毎週末に届けてくださる通称アナゴ屋さん、また、築地の魚市場で仕事をされていて、冷凍ものでない高級な生のワカサギの余りを時々届けてくださるご近所の方(こちらもお名前を伺っていない)、売り物にするには古くなったパンを時々届けてくださるパン屋さん、等々、枚挙にいとまなし、です。古くなったお米も多くの方からいただいています。
餌だけではありません。土木工事の時、何度もお世話になった曙建設さんからは、搬送費も賃貸料も格安で、小型のパワーショベルをお借りしています。支払いは使った日数分だけでいいよ、と言ってくださるので、お借りした期間の日数で割ると、時にはレンタカーより安いくらいの使用料で使わせていただいています。
ほとんど独力で欠真間三角のゴミを拾い、カモやオオバンが泳ぐような様子にまで改善された武田紀昭さんや、日本在来種のカエルとタニシとメダカの復活に燃えている町田夫妻のようなパワフルな方もおられます。こんなにたくさんの好意で成り立っているのだから、いつも前に向かうのは当たり前!




