砂の搬入 2003年2月
保護区はいつも現在進行 すずがも通信138号 2003年2月
砂の搬入
1月14日から、いよいよ小島岬へ砂を搬入するための通路準備(砕石や鉄板を敷く)が始まります。4トンダンプで1000台分、約2500立方メートルの砂が1か月弱で搬入されることになっています。この号がお手元に届くころは、観察舎正面でダンプがどんどん砂を入れている最中のはず。
たいへんな量のように思われるかもしれませんが、2500立方メートルというのはたかだか50ⅿ四方に1ⅿの高さに砂を積むだけ。コアジサシの目をひくに足りるでしょうか。「きめこまかに」と口ではいいながら、「本当は100万立方メートルくらい砂がほしい。生きものがほとんどいない海面部分の深みに入れて浅くしたい」と思っているわけ。ずっと思い続けていれば、いつかそうなるかもしれない、とデ・ラ・メアの「コウノトリと6人のこどもたち」にありましたっけ。
行徳鳥獣保護区って、広いのでしょうか。狭いのでしょうか。時々、ほんとうにわからなくなります。自分の足で歩いていると、けっこう広いんだなあと思います。草刈りやトラクターがけといった作業の最中は、広いなあ、と思います。飛行機で上空から見下ろした時も、へえ、こんなに広いんだ、と感心しました。それでも、歩いて1時間で楽に一周できた時や、飛んでいるタカを見ている時などは、これっぽっちしかないんだ、と思います。箱庭じゃないか、いくら努力してみても、結局はコップの中の嵐なんだなあ、なんてね。
そんなことはどうでもいいよね。こうなったらいいという目標は、まだまだはるかな彼方。いつまでたっても「見果てぬ夢」です。こまかい気配りから豪快な工事まで、いくらでも、目の届かないところ、わけのわからないところ、失敗も成功もあるじゃありませんか。
保護区は保護区、いつまでたっても現在進行、なのかなあ? ああ、やれやれ。




