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現在進行 鳥の国 2  作者: 蓮尾純子
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カワウの営巣やぐら   2003年2月

鳥の国から   すずがも通信138号  2003年2月

   カワウの営巣やぐら


 いやあ、毎日寒いですねえ。温暖化傾向へ毎年突っ走っていると実感していたので、凛とした寒さはなんとなくうれしいです。丸浜川も毎日のように結氷して、先週の日曜など、餌場に来ようとしたコブハクチョウが氷に阻まれ、砕氷船よろしく脱出口を探していました。

 赤い実が年内になくなるのは毎年のこと、目下小鳥たちはトウネズミモチの黒い実に集まっています。夕方になると、付近の電線にはムクドリがずらりと並びます。下の道路は糞で黒くなっていることでしょう。観察舎の2階からちょうどよく見える位置のトウネズミモチの実は、ここ2日ほどできれいに食べつくされて、赤っぽい柄が目立ちます。保護区の中のキカラスウリもだいぶ食べられています。

 例年通りタカは多くて、ノスリ・チュウヒ・オオタカとも複数個体がいるようです。ハイイロチュウヒ(雄の若鳥ではないかと思う)が久々に見られました。

 その分、獲物になる鳥も多いわけ。12月26日に上池でダイサギ・チュウサギ・コサギが各1羽飛び立ち、こんな遅い時期のチュウサギは珍しいなあ、と思っていたら、30日にはすぐ近くでチュウサギの食害死体が見つかりました。あーあ。

 湾岸道路沿いのカワウコロニー。12月10日ごろから巣づくりが始まった、と思っていたら、毎日10巣かそれ以上の勢いで増えはじめ、1月10日には380巣をこえました。産卵や抱卵にこぎつけた巣はまだそれほど多くはないはず。

 1月10日には、営巣用に設置されたやぐらに巣が3つできました!10月に設置された後、1週間ほどでやぐらに止まる個体が出ていたのですが、やぐらの上での求愛行動が見られたのは12月28日が初。誘致のために枝をとりつけた「Bタイプ」が好まれ、巣の体裁ができたペアの他にも、盛んに求愛したり、枝渡しをしているペアが何組もいるので、はやばやと今シーズンからヒナが見られそう。




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