しんはま収穫祭 2002年12月
保護区はいつも現在進行 すずがも通信137号 2002年12月
しんはま収穫祭
脱穀機や唐箕といった昔ながらの農具を出して、来られた方々に作業体験もしていただくという初の試み、しんはま収穫祭。川上さん力作のパネルや、高橋館長さんの指導(と稲藁提供)による、ちゃんと藁で結わえた4品種の稲束なども展示されました。風を送って実が入った籾ともみがらやわらくずを吹き分ける唐箕も初めてお仕事ができて、まずまずの盛況でした。
黒米をまぜて炊いた「お赤飯」(3升分)をみなさんに味わっていただくこともできました! 黒米は、お米1合について、小さじ2杯ほどまぜて炊くだけで、きれいに色づいたお赤飯になります(好みで塩やお酒を追加)。ほんとうは、ぜんぶ保護区でとれたお米でお祝いすることもできるほど、たっぷり収穫があったのですけれど、ネックは「籾すり」。籾からもみがらをはずす過程の道具がありません。結局、米奉行様と蓮尾家のすりばちで黒米の籾をごりごり。もみがらを米から吹き分けるのがおそろしく厄介で、必要な1合ちょっとの黒米を精米するのが精いっぱいでした。
お米屋さんにうかがってみたのですが、「籾すりまでは農家さんの仕事」だそう。来年への課題です。40㎏以上は収穫されている籾をどうしよう、というのが目下の課題。少しずつ精米して食べようか?
収穫に次いで大がかりな作業は「配管工事」でした(未終了)。
保護区を潤す生活排水は、千鳥橋に近い港排水機場の遊水池(通称「どぶ池」)からポンプアップしています。この水の塩分濃度がじわじわ上がっていて、はじめ0.06%だったものが、0.1%をこえるようになりました。原因は、どぶ池の水位がいつも低く保たれるようになり、ポンプの位置に近いところからもれて入ってきている海水の比率が上がったためではないかと推定(塩分濃度の測定値から)。ポンプを30mほど離れたところまで移動させることになりました。これに合わせて、揚水効率を上げるような管の配置に直そうという計画。




