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現在進行 鳥の国 2  作者: 蓮尾純子
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カワウ終日調査   2002年12月

鳥の国から   すずがも通信137号  2002年12月

   カワウ終日調査   2002年12月


 11月9日は「カワウ終日調査」。5月21日、8月7日に次いで第3回目。夜明け前の暗いうちから夕方暗くなるまで、観察舎3階の観察台の両端に陣取って、ただひたすらコロニーへのカワウの出入りを見ます。初回は4名、2回目は11名、今回は13名参加。朝5時半から17時半とちょうど12時間で調査が終わり、これまででいちばん楽だったわけですが……

 10月の気温急低下と同時に、カワウの飛来・飛去の方向が変わりました。それまではほぼ全群が三番瀬方向をめざしていたのに、今回の飛去は江戸川放水路河口方面。そこから海に出るのと、川をさかのぼるのと両方いるらしい。

 鈴が浦一面にカワウが群れて餌をねらう光景が10月26・27日の2日間見られましたが、どうもこれが採食場所が変わるサインというか、端境期の行動かも。ねぐらに就く数も、10月末の5000羽弱から11月上旬の2000羽へと急変化。

 これまでの終日調査では、海と往復する様子がとてもわかりやすかったのに、今回はどこからともなく鳥が出現するような印象。飛来方向のつかみにくいこと。

 朝の飛び立ちは5時55分~6時の5分間。これは前日の下見でも同様でした。戻ってくるものは朝7時ころから見られましたが、午後3時前と4時すぎてからが中心。採食場所が海から川へと変化する時期をとらえた終日調査になったようです。次回は2月。ふるってご参加を。

 昨年に続き、「自然観察案内人講座」を今年も実施。昨年「初級」を受けた方の4分の3近くが今年度の「中級」受講を希望されたのにはびっくり。今年度の「初級」第1回目を11月9・10日に実施。みなさん、とても熱心に受講されていました。

 「初級」では「何となく鳥や自然に目が行く」ように、「中級」では「観察舎や保護区を理解していただく」ように、来年度から始まる「上級」では「観察舎や保護区への共感を深めていただく」ように、持って行ければと考えています。

 これという特記事項はなかったはずなのに、それなりにいろいろあったんだなあ、と、妙に納得している鳥の国でした。



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