員数チェック 2002年12月
鳥の国から すずがも通信137号 2002年12月
員数チェック
10月21日・22日の2日をかけて、秋恒例の野鳥病院の「員数チェック」を終わらせました。年に一度、入院中の鳥ぜんぶを捕えて体重を測り、それぞれの個体とカルテを確認します。伸びすぎた爪や嘴を切り、個体識別用のカラーマークを付けなおし、健康状態をチェック。雨で手がある時の秋の年中行事です。
この時点での飼養鳥等は、50種・(たしか)186個体でした。丸浜川の放飼鳥をあわせると、50数種、200個体弱。動物園の基準は60種とのことなので、もう少しで動物園なみ。
今年は、員数チェック時に事故を起こしやすいサギ類を最初に捕え、最後まで箱にとじこめる作戦をとりました。おかげで足指からの出血事故はゼロ。人間側の出血沙汰(鳥さんほど心配してもらえない)も、大魔王Ⅱさんがカラスにかまれた他は特になし。
一昨年から、それまでコンクリートの床むき出しだった大部屋のプールサイドにもおがくずと干草を敷いています。7~10日に一度はぬれたおがくずを替えなくてはならず、時間もおがくずも余分に必要。でも、水鳥のみずかきはとてもやわらかく、すぐに床ずれのような「趾瘤」ができてしまいます。今回の健康チェックでは、幸いに趾瘤はほとんど見られませんでした。プールサイドに敷いたおがくず効果です。体力勝負のおがくず替えを担当している尚子さんに大感謝。
員数チェックは、時間を食うし、出血事故等の危険を伴ったり、精神的・デスクワーク的なストレスを増やしたり(いるはずの鳥がいないとか、その逆もしばしば)、何かと厄介。それでも、長期飼育の鳥の健康状態を見る機会はこの時だけ。入所から1年を経過したシマクイナ、2年を経過した悪ダヌキ(入所時は5.9㎏だったのに、7.4㎏に増えた)、13年目に入ったツバメの「赤」等、みな、そこそこ元気。体重が減った鳥には好きな餌がとれるように工夫、増加傾向なら安心です。もう少し手をかけたり、気をつけてやれればいいのにね、と言いつつ、今年も恒例業務を終えました。




