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現在進行 鳥の国 2  作者: 蓮尾純子
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カワウの営巣やぐら   2002年12月

鳥の国から   すずがも通信137号  2002年12月

   カワウの営巣やぐら


 晩秋。アシ原が日ごとにベージュ色に枯れ上がり、ススキやオギの穂が輝き、木の実が赤く色づいて、色鮮やかな季節。

 10月は夏から冬へと突っ走った感じでしたね。1日の台風13号通過から前半にかけては、クーラーをつけたいほどの暑さだったのに、中旬1週間で気温が急低下。わが家は月末にとうとうコタツを入れました。まだ11月上旬なのに、日中にヒーターをつけた日があります。

 暑かったせいか、鳥も花も例年より若干遅め。11月初めにノスリが出現して、タカ類はようやく出そろいました。ジョウビタキの初認は10月24日、ツグミは11月7日。セイタカアワダチソウの花盛りは10月20日すぎ。

 観察舎真正面のカワウのコロニー内に、市川市公園緑地課によって営巣用のやぐらが設置されました。10月3日から下準備の草刈り、9日~15日まで設置工事。ちょうど藤棚のような感じで、3タイプ、ぜんぶで13基のやぐらが並んでいます。設置後1週間で鳥が止まりましたが、カワウたちはまだ敬遠中。手がある日に枝をつけ足したり、古巣の「モデルルーム」もつけて、カワウの新婚さんを呼び込もうと計画しています。

 11月に入ったとたん、餌場に集まるセグロカモメがどっと増えました。餌という「出演料」を支払っても、手近なところで野生の鳥を見ていただくありがたみ。餌付けの是非に思い悩みつつ、よき代替策はいまだ見いだせずにいます。それでも、翌開長が130㎝もあるセグロカモメがふわりと舞い上がる見事さ。ま、仕方ないかなあ。


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