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現在進行 鳥の国 2  作者: 蓮尾純子
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シロエリオオハム

鳥の国から   すずがも通信133号  2002年4月

   シロエリオオハム


 傷病鳥舎の床に敷くおがくず、業者さんに搬入していただいた約3トンを袋詰めにして倉庫に運び込む「恐怖のおがくずデー」の作業。8回目ともなれば、さすがに手慣れたもの。ほとんどこれといった指示もなしで、みんな上手に隙間を埋めて、きれいに流れ作業を続けているのにひたすら感動。さて、初体験のみなさま、これで次世代の善良な方々を恐怖談で脅すことができますよ。


 2月22日、東葛支庁からホオジロが45羽届きました。違法飼育者の検挙に踏み切られたそうで、放鳥できるようになるまでのリハビリのためです。風切羽が抜けているものが多く、放すまでしばらくかかりそう。

 収容のために本棚のような形の3段の飼育ケージを急遽作ってもらいました。中部屋に置き、上の2部屋は治療室の窓から世話をするようにしてあります。壁とケージの間のすきまに鳥が入るのがこわくて、床材のおがくず等を積み上げてふさいだのに、2、3日するときれいにすきまがあきます。ハツカネズミの通り道らしい。まあ、中部屋の鳥たちもケージに慣れたし、小さなVIP、シマクイナくんの隠れ場所のひとつでもあるみたい。ふさぐのはあきらめました。

 3月5日には柏市の若柴からシロエリオオハムが赤帽便で入院。おでこのまん中に小さな丸いハゲ。電線接触事故のようです。幸い状態がとてもよく、プールに入れても水を完璧にはじいて、水から上がろうという気配もありません。翌日、保護区内の長靴池に持っていって放しました。7日の午前には長靴池に見当たらず、無事に飛び去ったかと喜んだのですが、保護区の海のほうで午後見つかりました。長靴池から海までの100mほどの陸上を歩いて横断したのか、それとも飛んだのか。8日にはそれらしい鳥が盛んに潜水していたとのこと。元気でね。

 夜になるとフクロウが鳴きます。コサギのオス同士のカップルは、きれいな婚姻色になってきました。カワウのペアがいくつかできています。混雑をものともせず、大部屋はあつあつムード。とてもとても春めいた鳥の国でした。



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