子犬の通過すべきこと
ほかにお母さんのやることリストに書かれていたのって何だったんだろう。
車に乗ること、これはやった。
おうちに車はなかったけれど、おかあさんのおともだちの車に乗せてもらった。
これもなんなくクリア。足元に置かれたバッグに自ら入って、そこでじっとしていた。車酔いもしなかった。
それからカフェに行くこと。
これもなんなくクリア。
おかあさんがおいしそうなものを食べていたから、お座りしていたらなにかもらえるかと思って、おかあさんの足元でひたすら座っていたらほめられた。
他の犬にちょっかいをかけられたけれど、それどころじゃないもん。
おいしそうなにおいの、おいしいに決まっているものを食べられるかどうかの瀬戸際に。
最後に少しなにかもらった。はじめての舌触りでなにかわからなかったけれど、おいしかったのは確かだった。
あと、ドッグランに行くこと。
あれは意味不明。
まだ小さかったときは、知らない大人ばかりの中でおかあさんに「だっこだっこ」言った。好きになれないところだった。
大きくなってからも、ずっとおかあさんのそばにいて、寄ってくる他の犬はけちらした。で、今はもう行っていない。
小さい時から慣れさせたらいいってものでもないんじゃないかな。嫌いなものは嫌いだ。
わたしは知り合った相手とすぐ遊べる類の犬じゃない。
あと、サロンに行くこと。
これは、やらずじまい。
わたしがサロン出身なので、慣らすまでもないか~というのがあって、あと、美容関係はおかあさんが我流でやるようになったから、もういいかあっていうんで。
あと、よその人がやっているのを見て、おかあさんがやるようになったのが、自転車の前かごにのせること。
座り心地が悪くて落ち着かないんだけれど、小さいときにいやがってたら落ちそうになって肝を冷やしたので、観念しておとなしく座っている。
犬連れOKのショッピングカートも同じ。
いろいろあったけれど、子ども時代はあっという間だった。
最初のキャリーバッグもすぐにきつきつになった。
いろいろ懐かしい。
初めてショッピングカートに載せられて、ぴかぴかのところにガーガー連れて行かれたときの衝撃とかも、今はいい思い出だな。




