第15話「魔女と冒険者」その一
丘の上の家。
「いただきます!」
昼食の時間。
四人の弟子たちが、並んで食事をしている。
「今日はいっぱい修行したから、お腹すいた~!」
フィアが勢いよく食べる。
「フィア、そんなに急いで食べなくても大丈夫だよ」
リーネが笑う。
「だって、お腹すいたんだもん!」
「ふふ。そうだね」
サントリナもゆっくりと食事を進める。
「今日の修行は、いつもと少し違いましたね」
「そうですわね」
シレーナが頷く。
「四人で動くと、自分一人で修行しているときとは違うことに気づけますわ」
「うんうん!」
ラファールも頷く。
「みんながどこにいるのか見るの、楽しかったよ!」
「それなら、今日の修行は成功だね」
リーネが言う。
「やった!」
フィアが嬉しそうに笑う。
食事を終えると、四人はそれぞれ片付けを始める。
フィアは食器を運び、サントリナはテーブルを拭く。
シレーナは使った食器を洗い、ラファールは椅子を元の場所へ戻していく。
「みんな、手伝ってくれてありがとう」
「これくらい普通だよ!」
フィアが答える。
「私たちの家ですからね」
サントリナも笑う。
「そうですわね」
シレーナが頷く。
「終わった~!」
ラファールが椅子を並べ終える。
「じゃあ、午後はどうしようか」
リーネが四人を見る。
「修行!」
フィアがすぐに答える。
「また修行するの?」
サントリナが少し驚く。
「うん! もっと強くなりたい!」
「フィアは元気だね」
リーネが笑う。
「でも、午後は少し休もうか」
「え~!」
フィアが残念そうな声を出す。
「午前中にあれだけ動いたんだから、休むのも大切だよ」
「そっか……」
フィアは少し考える。
「じゃあ、休んでから修行!」
「ふふ。それならいいよ」
午後。
四人は家の中で、それぞれ好きなことをして過ごしていた。
フィアは木剣の手入れをしている。
サントリナは本を読んでいる。
シレーナは魔法の練習方法について考えている。
ラファールは窓から外を眺めていた。
「今日はいい天気だね~」
「そうだね」
リーネも窓の外を見る。
青い空が広がり、遠くには森が見える。
「そういえば、最近は街にも行ったし、修行もたくさんしたね」
フィアが言う。
「うん」
リーネは頷く。
「みんな、少しずつ変わってきたと思うよ」
「本当?」
フィアが嬉しそうにする。
「うん。だから、焦らなくても大丈夫」
「分かった!」
そのとき。
コンコン。
家の扉が叩かれた。
「誰だろう?」
サントリナが立ち上がる。
リーネも扉を見る。
「私が出るね」
リーネが扉へ向かう。
そして、扉を開ける。
「……あ」
そこには二人の影がいた。
「よっ! 久しぶりだな! 師匠!」
「……久しぶり……師匠……」
「……あぁ、久しぶり、アルベール、ヨマリ」




