326.そう言えば前世でもこう言う事する人がいて、ニュースになっていましたね。
とにかくあの後も大変だったかな。
何か借りだの礼だの言う冒険者達は無視して、街の方向だけ教えて、とっとと帰ってきたのは良いのだけど、エリシィーに一発で匂いの正体がバレてしまい、大変な目に遭いましたよ。
そこまで臭う程、付着していないはずなのに、シンフェリアに居た時にライラさんの事を勘繰られた時と言い、彼女の嗅覚は本当に怖いほど鋭いと思ってしまう。
おかげで相手は何処の馬の骨だの詰問責めに遭うわ、ジュリに、ジュリが付いていながら何を許しているだの責めだすわ。
なんとか服や髪に僅かについた体液と言う名の汚物は、人の物ではないと言う説明をしたら、今度はそんな性癖があったなんてと言い出したので、流石の私もエリシィーのその言葉にはドン引きしましたよ。
『ある訳ないでしょうっ!』
いったいどんな想像をしたら、そんな勘違いをしだすのかは分からないけど、とにかく魔物の最期っ屁だと納得してもらえはしたけど、その後は別の意味で大変だったのよね。
私は軽くお風呂に入り、服は洗濯するつもりだけのつもりだったのに、もうね全身揉みクシャに隅々まで洗われましたよ。
髪の毛の一本一本洗いかねない丁寧さで、頭の先から足の指先まで。
なんでも侍女兼女中教育の一環で、主人の身体を磨き方や、そのコツも学んだ成果なのだとか。
普段、私がそう言うのはやらさないから、使う機会がないだけだって、チクッと言われたけど、それに関してはジュリに文句を言って欲しい。
ええ、過去に背中を流してあげると言って、悪戯を始めた人間がいましたからね。
『バラすなんて酷いですわ』
知らないっ。
一緒に、洗ってくれているジュリが、その事に不満の声をあげるけど、そこは自業自得だと思って欲しい。
この際、エリシィーの絶対零度の冷たい視線に晒されてください。
とりあえず、今回は物凄い勘違いをするほど心配したのだと思うから、されるが儘まになっているし、少しでも他の男の匂いを取りたいと言う二人の気持ちも可愛いと思えるからね。
ただね、服は焼き払うと言い出したので一悶着。
流石にそれは勿体無いと言う私に、執事のセバスやプシュケまでエリシィー達に賛同。
まるでそれが当たり前のような雰囲気に、それ一着で一体幾らすると思っているのと言う私に、セバスは懐からお金の入った袋を取り出し……。
『お嬢様に、そのような汚物が一度でも付着した服を着せるなど、執事としての恥でございまする』
と言って、なんならお金はセバス個人が出すと言い出すから困った。
そう言う問題じゃないと思いつつ、妥協点は徹底的に洗浄した上で中古の服として処分すると言う事になり、ついでに私の少しだけサイズが小さくなった服も、一緒に作り直す話がごく自然に出る辺り、こう言う機会を狙っていたのではないかと勘ぐってしまうのは仕方ないのだろうか?
無論、新しい服を作るお金は自分で出しますよ。そこは譲れません。
まだまだ新品同様の服を、焼き払うなんて勿体ない真似を避けれたのであれば、そこまで言うセバス達の意見を尊重して涙を飲みます。
『私、もっとルチアさんに、徹底的に鍛えてもらいますわ』
そして、今回の事に、予想外の不意打ちをくらって気絶したジュリは、いきなり馬鹿な事を言いだしたしね。
あの、やや垂れ目がちで、ほんわか笑顔がとってもお似合いの元妻子持ちの可愛い系美人お姉様こと、ルチアさん。
その穏やかな外観とは裏腹に根はスパルタンな軍人気質な所があって、その鍛錬の内容はコンフォード領軍の方々もついてゆけない代物だとか。
最近、例の話が出てから、余計に自分を鍛え直しますと熱心に鍛えていて、その鍛錬光景は私が魔法を使わずに参加した日には、一日で百回は死ねるような内容。
実際にアドル達が一度参加させられたみたいなんだけど、帰ってくるなり翌朝まで死んでいたからね。
まぁそんなルチアさんに個人鍛錬を徹底的に受けたいだなんて、自殺行為に近い。
いえ、前々から受けていたのは知っていますよ。
ただ、一度アレを見ると、ドン引きしている訳で。
とにかく無理しすぎないようにね、身体を壊したら元も子もないからね。
「ジュリ、相手との相性が悪すぎただけなんだから、気にし過ぎたら駄目よ」
今回遭遇した魔物、黄血金眼角熊は、力も、速度も、反応速度も、戦災級の最上位ぐらいでしかない。
ただ、物理的にすごぶる頑強、そして魔法的にはもっと頑強でほぼ効果なしと言うのと、魔力眼と魔法を切り裂く爪と牙を持っているので、魔法での不意打ちや軌道が丸見えで、私やジュリのような魔導士とは、とことん相性が悪すぎる相手なだけ。
おまけに思った以上に知能も高かった。
まだ、同じ大災害級の九尾や色竜の方が戦える相手だったと言える。
まぁこっちは別の意味で怖い魔物で、黄血金眼角熊より明らかに格上の相手だけど、それでも竜種は龍種よりはマシ。
とにかく今回は本当に相性が悪かった。
投擲槍の魔導具を持っていっていたら、もう少しなんとかなったかもしれないけど、やっぱし厳しいかな。
試しに、黄血金眼角熊の毛皮に擬似的に魔力を通して、ギモルの大戦斧で思いっきり攻撃してもらった所、頑強な毛に阻まれて、本当に数ミリレベルの傷しか皮膚の部分に傷を与えれなかったからね。
『ま、まじか?
今の大岩も割るつもりの全力の攻撃だったんだぞ』
まともに攻撃を当てても、周りがドン引きする程度しか傷を与えれないのだから、降り注ぐ岩塊を払い受け流すような真似ができる黄血金眼角熊相手では、私の腕では油断しているところに一、二度は当てられるかもしれないけど、後は躱されるか払われるだけだろうね。
まぁ、こう言う相手に対しての魔導具や攻撃魔法の開発は課題かな。
もっとも、最期っ屁で人をあんな目に合わせるような魔物には、二度と顔を合わせたくはないけどね。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
【陛下執務室】
「と言う訳で、生来の魔力眼を調べれる機会がありましたので、それを元に生来の魔力眼を封ずる新しい魔導具を作ってきました。
前回の眼鏡型と違いイヤーカフス型ですので、それほど邪魔になりませんし、魔導具に魔力を一定以上集中させることで、魔力眼を封ずる効力を一時的に止めるようになっています」
「つまり見たい時に見え、それ以外は見えないと言う事かね」
「はい、眼鏡型では、戦闘など割れて危ない事もあるかもしれませんので」
黄血金眼角熊を解剖して、視神経や魔力神経の流れを調べ、魔力眼の魔導具を作れないかと思ったのだけど、やはり其方はどうにも無理で、その代わり生来からの魔力眼を一時的に封ずる方法を発見。
実際は当人に合わせた調整が必要だけど、調整しなくてもある程度の効果はあるはず、一応は陛下に前もって話を通しておこうと思って御報告。
「あと此方が、この魔導具を作る上での、基本構成や理論を纏めた物です。
王家には、偶にサリュード王子のような眼を持つ方がお生まれになる事があるとお聞きしましたので」
前は知らなかったけど、そうなると魔導具師ギルドに持って行くより、王家に一度お伺いを立てておいた方が良いと思った訳です。
またそう言う特殊な眼を持ってしまった事で、苦労してしまう人を救えないかと思ってね。
余計なお世話なのかもしれないけど。
「そう言う事なら、ありがたく保管させておこう。
あの爺さんのギルドには、此方で写本を作成し、条件付けをしておく」
陛下の言葉に私の考え方が正しかったと思いつつも、……念のため眼鏡の方もですか、いえ、いいですけど人に見せれるような状態ではないので、きちんと纏めて持ってきます。
「それと、君の所のお店、ちょっと凄い事になっていて、彼方此方に睨まれているとか報告が上がっているけど」
「みたいですね。
暑くなってきたから、新しいお菓子を出したのですが、それが随分と気に食わないらしいです。
安すぎるって」
「だろうね。
カキ氷とか言ったっけ?
夏に高価な氷をあの値段で売られたら、周りは堪らないだろうね」
いえいえ、カキ氷一杯銅貨十五枚からの暴利価格ですよ。
カットフルーツと果汁百パーセントのシロップやジャムを使ってますけど、原材料費は銅貨一枚から二枚ぐらいなのにね。
流石に食べ放題のお店の方も、もう一つの店と足並みを揃える必要もあるし、周りのお店に配慮して別途の有料にはしてはあるのだけど。
でも、だからって人気がありすぎて、客を取られたから責任を取れと文句を言われてもね。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
シンフォニア王国国王。
【ジュードリア・フォル・シンフォニア】視点:
カタッ。
白い髪の少女が扉の向こうに消えたのを見届けてから、ゆっくりと深く溜息を吐く。
あの子からしたら、あの馬鹿息子のためと、そして何時か同じ眼を持って生まれてくる子達のためと言う気持ちでしかないのだろう。
その事自体は、アレの親として頭が下がる思いではあるのだが、問題がない訳でもないんだよね。
あの子の事を良く知っている人間は良いのだが、そんな者は極一部でしかなく、大方の者はあの子を良く思っていないのが現状だ。
何を狙っているだのか、子爵の小娘風情がと言って、僕等王家や古き血筋の家に気に入られている事が気に食わないらしい。
それも分からない話ではない。
なにせ彼女は色々とすっ飛ばして今の立ち位置におり、そして一見してそれ以上の庇護を受けているように見えるからね。
中には碌に調べもせずに、彼女の功績は全て自分達が受けるべき物で、国には彼等が納めるべきで、その順序を蔑ろにしていると言う者もいる程。
まぁ、少しずつ沈静化させてはいるけど、多くを黙らせるにはまだ時間は掛かるだろうね。
「噂を司る御婦人方でも、彼女の評判は未だ良くないみたいだけど。
ジル、その辺りはどうなっているの?」
「未だ根強い者達がいるようで、妻達も苦労しているようです」
後宮の代表たる王妃や王太子妃や王女、そして主要だった公爵や侯爵の御婦人達の力添えのおかげで、良い噂も好意的な話もそれなりに増えてきてはいるらしいが、この手の噂話は人を貶める話の方が広まりやすいし、長続きもする。
「猿令嬢、田舎令嬢、野蛮な令嬢、汗水垂らす労民令嬢、聞いているだけでもキリがないね」
「社交界の碌に顔を出さずに、自分達に挨拶に来ない事に不満を持つ者達が中心のようです」
「下級貴族の令嬢風情がって事かい?」
貴族として質の低い馬鹿に足を引っ張られている事に、苛立ちを覚える以上に頭が痛くなる。
彼女が自ら身体を動かしている事が、貴族の令嬢として有りえなく、はしたないと考える者もいるが、最大の理由は彼女が自由な所だろうね。
自分達は親の言う事を聞き、屋敷にほぼ閉じ込められ、言われるままに結婚をし子を産むだけの人生を送っているのに、自由な彼女が恨めしいのだろう。
かと言って、彼女みたいに外に出る勇気もなく、そのために努力を積み重ねる事や、周りの批判を受ける事も我慢できない。
だからこそ彼女を自分達より下だと貶めて、自分達の方が優れた令嬢だと世に示したいとでも考えているらしいからね。
「実に浅ましいね。
下級だろうがなんだろうが彼女は爵位持ちの当主で、不満を言っている連中の殆どは、所詮は貴族の当主の家族でしかない。
自分達が彼女より上だと思っている事自体が、間違いだと未だに気が付かないとは愚かだよ。
spれとも気がついていて認めたくないのかな?
だとしたら、愚かを通り過ぎて哀れだね」
「その内に表立っては言えなくなるでしょうな」
だろうね。
教会は流石に聖女認定をして彼女を取り込む事は諦めたみたいだけど、身の内に入れる事なく今の立場のまま利用し、守る方向に舵を切り替えたみたいだからね。
彼女は更なる効果の高いポーションの開発を望んでいるみたいだし、そのための資料を世界中から集めさせようとしている。
普通はそんな大体的に情報を集めるような事をすれば、各国からの横槍が入るものだが、ポーションと言う治癒魔法を封じた魔導具を開発したと言う実績と、更なる効果の高いポーションの開発を餌に、教会はその横槍を黙らせるつもりだろう。
一度、そう言った情報の集積の流れを作り各国が認めさせてしまえば、幾つかある聖オルミリアナ教会の聖地の中で、この地を最も古く歴史のある大聖地としての立場が確固たる物になるとみなしてね。
そのためには、彼女の悪評は教会にとっても面白くない物になる。
さてさて、何処まで意地を張れるか見ものではあるね。
「それと、彼女が遭遇したと言う冒険者達だけど」
「探させて口止めを掛けておきましょう。
もし、不名誉な噂を流しているようであれば処分させ、別の噂で上書きさせます」
「よろしくね」
魔導師達の天敵でもある黄血金眼角熊をどうやって倒したのかと興味を持ったら、まさかあんな答えが出てくるとはね。
攻撃力こそ知れてはいるが、その分、魔法は効かないわ、むやみやたらと頑強だわで、真面に戦えば被害甚大な大災害級の魔物。
罠を仕掛けようにも見かけによらず頭が良いため、中々に引っ掛からない大陸の暴君を、まさか魔法で倒し切るとは。
でもその倒した時の偶然の出来事による彼女の不幸ぶりには同情するけど、笑いを堪えるのも大変だったのも本当。
彼女としても愚痴を聞いて欲しかったのだろうが、話を聞いていて、どこをどうなったら、そんな目に遭うのかと思ったものさ。
だけど突っ込んだら、逆に突っ込み変えそうな気がしたので止めておいた。
嫌な質問で返されそうな予感がしたからね。
それはともかく、そんな話が出回ったら、面白おかしく噂を誇張する馬鹿が出るに決まっている。
そして、そこから出される噂は、流石に聞いていて面白くない物になるに決まっているし、僕等の計画に支障を齎しかねない。
「あの子、自分の事は本当に無頓着だからね」
「その癖に周りの者には気を使うあたり、実の彼女らしいですがな」
「最近だと、あの子のお店とかだね」
あの子が持つ甘味のお店。
中々に人気らしいが、人気故にそれを面白くないと思う人間も多い。
貴重過ぎてあまり気が付かれてはいないけど、紅皇蜂の蜂蜜や、魔物の領域産の果実など使われて、あんな値段でやられたら、そりゃあ周りは堪ったものじゃないだろうね。
それに関しては、彼女自身の実力が故に仕方ないけど、それが故に他の店は対抗手段がないから、どうしようもない。
そこへ暑い時期になった事で、夏には非常に高価な氷を惜しみなく使った『カキ氷』とか言う氷菓子は、あの店等の評判を決定的にしたようだ。
当然周りの甘味のお店は、黙ってはいなかったらしいけど、それを抑えたのはあの店の周りの住民。
元々お店の周りの地域の掃除などを徹底していたのもあるけど、店の終わりの時間に、その日余った氷は全て処分するため、希望すれば地域の住民に無料で配り、更には病気で熱が出た時は時期に関係なく氷を提供する事を周辺住民に告知し、実際に提供をしているらしい。
その上、街の警備を行う地区の衛兵の詰所にも、生傷の耐えない衛兵の治療用に氷を提供しているから、周りの住民からしたら守ろうとするだろうね。
まだ幼い子達が多いと言う、お店の子達もろともね。
「ガスチーニも、約束以上に、あの子の店まで守っているらしいけど、実際はどうなんだい?」
「正当な取引の上、希望者は多いようです。
魔法石への魔力の供与で、人気のお店の菓子を並ぶ事なく食せる上に、隠し品書や、試作中の物も食せる機会があるとか」
魔物討伐騎士団は、危険も遠征も多い上に、華のある儀式などでは顔を見せる事が少ないため、他の騎士団の騎士達からは不人気ではあるけど、民には人気があるからね。
民の希望たる討伐騎士団の人間が、何人も出入りしているお気に入りの店であれば、暴力沙汰も厭わない連中への牽制にもなる。
全て、店の子達を守るための配慮の上での計算だろう。
実際、環境を整えるだけでは動く人間は少ないだろうけど、動くための口実を作ってあるかないかでは大きく違う。
その上、あの子自身、彼方此方に貸しを作って回っているから、借りを返したい人間はそれを口実に動く事ができる。
まぁ、それくらいでは借りを返す事が出来ないほどの貸付ではあるけど、あの子自身、それを借りと思ってくれる相手であるため、力を貸す方も心地が良いと言うもの。
借りを借りとも思わない人間に力を貸すほど嫌なものはないし、逆にそれを理解出来る者同士は一種の一体感が生まれるため、自然と家同士の仲は良くなる。
ただ、あの子の場合は相手への借りだとは思っても、貸しを貸しと思っていない欠点があるから、各家は頭を悩ませている所なんだけどね。
「ちなみにジル、君のところは彼女への借金はどうなっているんだい?」
「陛下に比べたら微々たる物ではありますが、孫の代では返せぬ物である事は確かでしょうな。
その上、孫のセリア自身、彼女に触れて変わりました故に、…まぁのんびり返して行こうかと思っております」
「良いねぇ、僕の所はもう公私共に困窮しているよ。
息子の件もあるけど、最近は孫もあの子のおかげで悪戯をしなくなり、勉強にも励むようになったって、側付きの者が喜んでいるみたいだからね」
高位の貴族であるほど、借金を返さない人間は嫌いではあるが、それ以上に借金を返済できないでいる事が嫌な者が多い。
そう言う意味では、彼女の貴族後見人であるコンフォードなどは大変だ。
借金を返せる機会は多いけど、報告ではそれ以上の勢いで借金が増えているらしいからね。
「さてと各家にも改めて伝えておいてくれ。
彼女が齎した物が、表の経済として回り出してきた。
これに乗れるか乗れないかは各家の努力だろうが、その努力を怠り、恨みだけを持つ馬鹿も出てくる。
そんな馬鹿を押さえつけるのも借りを返す事にもなるし、そんな馬鹿のせいで、新たな金の卵を生み出す可能性を不意にするような事がないようにとね」
「御意。
それと海外への監視も強めておきます」
そうだね、教会に彼女の名と実力を知られた以上、当然、予想していた通り動いてはくるだろうね。
彼女の早すぎる開発によって、当初の予想に反して、早すぎる事態にはなっている事に不安を覚えはするが、今更それを言っても仕方がない。
何せ、彼女は若い見目の良い女性だ。
動く口実など作れるからね。
まぁ、だからこそ彼女には少々、引っ込んで貰うんだけどね。




