第96話 ヒュドラ
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魔王ドルダークと不死王ルシーが対峙している。
ドルダーク「ふむ。魅惑のルシー!随分偉くなったようだな。そして以前とは比べようもないくらい強くなった。相手に不足なし。」
ドルダークは満足した顔で大鎌を構える。
ルシー「以前の私では無いわよ。今は不死王。」
禍々しい魔力が溢れ出し、俺達を周囲に転移させて、不死王の姿に変わる。
「俺は樹海帝国皇帝ヒロトだ!」
俺、右手に応龍ハク、左手精霊王レイ、
左目に神眼アイ、左腰に神刀ムラマサ、
背中にスライムエンペラーのスラオ。
戦闘用服を着用。
左手で鯉口を切り、ムラマサを握って構える。
ムラマサの魔力が身体を覆う。
俺の周りに妻達と他数名。
人化ではなく魔物の形態で登場だ。
左前に盾を意識している霊亀リザ。
右横に麒麟コボミ。
他のメンバーは後ろに並んでいる。
魔女サクラと吸血鬼真祖ヒナ。
サクラの使い魔、黒猫又のミサキ。
ヒナの使い魔、九尾の狐キュウ。
鳳凰ハピ、魔女ウィーラ。
ウィーラの使い魔、ロック鳥のロク。
ダークハイエルフのグレイア。
そしてロボに乗った人間アリア。
リッチの勇者ユイが駆けて来た。
ユイの使い魔、火の鳥のフェンも一緒だ。
「私も戦うわ。」
ドルダークはユイの方を向く。
ドルダーク「貴様何者だ!勇者の力を感じるが、禍々しい魔力。」
ユイ「リッチで勇者のマイよ。」
ドルダーク「勇者なのにリッチだと!」
ドルダークは俺の方を向き直す。
「そいつが貴様らの切り札か。だが、実力不足の様だな。」
俺はドルダークの問い掛けを無視し、ドルダークを睨んだままユイに話し掛ける。
「ユイ、奥義は取った?」
ユイ「未だなの、もうちょっとだと思うんだけど。」
「しょうがないよ、気にするな。予定通り戦おう。」
ユイはリッチに変わり身構える。
勇者タクミが走って来た。
仲間のコボルトとスライムも一緒だ。
コボルトとスライムはゾンビ達を倒し、タクミの為に魔王までの道を作る。
タクミ「待て!勇者タクミ見参!魔王は勇者の獲物だ。」
俺は神眼でタクミを見る。
「前よりかなりレベルが上がっているようだが、まだ魔王を倒す奥義は会得してないようだね。」
タクミ「勇者は戦いの中で成長するもの!諦めない心が勝利を呼ぶのさ。」
勇者タクミの後ろで、タクミの護衛に着けたコボルトとスライムが頷いている。
コボルト「タクミ頑張れ!俺達はゾンビ達を倒す。」
タクミ「ここまで有難う。」
周りからグール、ゾンビ、マミー達が襲って来た。
グレイア、ウィーラ、ロクも迎撃する。
サクラ「ヒロト!私達は邪魔にならないよう周りの敵を倒すわ。準備が出来たら教えて。」
「了解、ありがとう。」
サクラ、ヒナ、ルシーと使い魔のミサキ、キュウも周りの魔王軍を倒しに行く。
残ったのは、俺、リザ、コボミ、ハピ、ユイ、タクミの6人。
そして、ユイの使い魔フェン。
コボミはドルダークの左後ろに、ハピはドルダークの右後ろに飛ぶ。
リザは俺の左手向こうに移動。
鳳凰ハピは歌い始めた。
ハピの5色の声のハーモニーが戦場に響き渡る。
ハピの歌で次々と効果が現れる。
仲間達のステータスアップ。
仲間のHPを少しづつ回復。
仲間のMPを少しづつ回復。
敵のステータスダウン。
敵に状態異常付加。
バンシーの泣き声の効果は消える。
戦場は一気に樹海帝国が優勢に変わった。
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敵を倒しながら、教皇庁を一人進むリザルド。
後ろから黒い霧がついてくるが、リザルドは気がつかない。
リザルド「召喚の間はどこだ!」
スパ1(そこのT字路を左よ。)
スパ1が随時念話でナビゲートしている。
スパ1(そして階段を降りる。)
リザルドは召喚の間の扉の前に来た。
リザルド「ここかー。」
リザルドは扉を蹴破る。
凄い轟音で扉が吹き飛ぶ。
重い金属の扉に、教皇が下敷きとなって倒れた。
召喚の間の魔方陣の中央に漆黒のクログルと謀略のジョローニが立っていた。
クログル「ようこそ、蛇王リザルド、そして吸血鬼真祖ヴァンス。」
ヴァンス「あれ?ばれた。」
リザルドの後ろに漂っていた黒い霧がヴァンスに変わる。
リザルド「ヴァンス?いつの間に。」
ヴァンス「ははは。」
リザルドは手を横に伸ばし、ヴァンスに前に行かない様にする。
リザルド「儂の戦いの邪魔をするなよ。」
クログル「参りましたよ。こんな勢力がこの大陸に存在するとは知らなかった。私とジョローニでは相手として不服でしょう。取って置きの相手を用意していましたよ。」
リザルド「ほほう。どんな奴だ。」
クログルとジョローニは魔方陣に魔力を流す。
魔方陣が禍々しく紫に光る。
魔方陣の表面に紫の霧が這う。
霧の中から何かが、舞台の床下からせり上がるように、ゆっくり浮かび上がって来た九つの頭の影。
ヴァンス「ヒュドラか!」
クログル「おお、よくご存知で。」
ヴァンス「こいつ毒持ちで不死で面倒な奴なんだよ。リザルドに任せた。」
リザルド「おお、任された。」
ヒュドラ。
九つの頭を持つ巨大な蛇。
首は長い。
蝙蝠の様な羽。4本の足。
黒と紫の身体。竜の鱗。
鋭い爪と牙。蛇の目
ヒュドラの牙がヴァンスを襲う。
ヴァンスは霧になり躱す。
リザルドはヒュドラの首を一つ斬り飛ばす。
ヒュドラの首は素早く生えてくる。
ヒュドラは毒のブレスを吐く。
リザルドには通じない。
リザルド「俺の毒の方が強力だぞ。」
ヒュドラの九つの頭がリザルドに迫る。
一つの頭の牙を避けて、右手で牙を掴む。
その隙に違う頭が後ろからリザルドに噛み付く。
リザルドの身体は石のように固い。
いや石より固い。ヒュドラの牙は通らない。
右手で牙を持ち振り回そうとしたが牙が折れた。
リザルド「そして脆いな。」
ヒュドラが尻尾でリガルドを打つ。
リガルドは両手を拡げ尻尾をキャッチ。
尻尾を両手で抱き抱える。
そして身体を回転してヒュドラを放り投げた。
ジャイアントスイングだ。
召喚の間の壁にヒュドラは激突する。
しかし何もなかったかのように飛び降りる。
次は飛んで空からリザルドを攻撃してきた。
鋭い爪を上から降り下ろす。
リザルドは両手で受け止め。
一本背負いで投げ落とす。
ヒュドラは潰れるがすぐ元に戻る。
リザルドはヨルムンガンドに変わる。
石のように固い鱗を持った巨大な蛇。
しかし大きさはヒュドラに合わせていた。
リザルドは尻尾を鞭のように打つ。
ヒュドラは左右に千切れ潰れる。
しかし、千切れた身体が集まる。
潰れた身体が膨らみ元に戻った。
リザルドはヒュドラに巻き付き絞め殺す。
ヒュドラは潰れて千切れる。
しかしあっという間に元通り。
リザルド「面白くなくなってきた。だんだん面倒になってきたぞ。」
ヴァンスが霧になりリザルドの近くにいる。
ヴァンス「面倒だろう。」
リザルド「ヴァンスはどうやって倒した?」
ヴァンス「うーん、火山の河口の溶岩にぶん投げた。そして溶岩で溶かしたな。だけどここいらに火山は無いよ。」
リザルド「溶かしたのかー・・・。そうだ!良いことを考えたぞ。」
ヒュドラは九つの頭でリザルドを襲う。
リザルドは自分の頭を巨大化する。
そして・・・。ヒュドラを食べた。
ヴァンス「ヒュドラを食べた!」
リザルドは人化した。
お腹を押さえている。
リザルド「喰った、喰った。」
ヴァンス「そんな下手物食べてお腹壊さない?」
リザルド「大丈夫だろう。毒も効かないし。消化液で溶かすのだ。」
ヴァンス「さて、あと二人。」
リザルドがヒュドラを食べたのを見て、クログルとジョローニは驚き逃げようと入口を向く。
すぐ後ろに死神デステルが大鎌を構えていた。
デステル「逃がさないよ。」
デステルはクログルを大鎌で斬った。
デステル「スパ1、ジョローニは任せた。」
ジョローニはデステルの横をすり抜け走り出す。
ジョローニの目の前にスパ1が現れる。
ジョローニ「!」
ジョローニは驚き足を止める。
スパ1「デステル、配慮に感謝します。」
スパ1の蜘蛛の爪が、ジョローニの人間と蜘蛛の二つの心臓を貫いた。
ヴァンスが霧になってデステルのもとに行く。
ヴァンス「私の出番が無くなったじゃないか!」
デステルはクログル、ジョローニ、教皇の死体を影に仕舞った。
デステル「早い者勝ちだ。」
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