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魔物使いの異世界大陸平定記  作者: ボルトコボルト
第一章 深淵の樹海
9/260

第9話 吸血鬼

ちょこちょこ誤字脱字を直してます。

仲間の人数が増えたので、食料は多めにゲットしよう。


ということで、南に進みながら、魔物を狩っては異次元収納。


ついでにフォレストリザード、フライングアイも眷属を増やしそれぞれコボルト達とパーティーを組ませている。


フライングアイはMP吸収してれば満足らしいので食料は必要ないが、リザードは肉も食う。


今までは、狩れる魔物がいないのでフルーツや木の実を食べていたみたい。


フォレストボア(猪)、フォレストディア(鹿)、ホーンラビット(兎)、フォレストフェザント(雉)、フォレストダック(鴨)、フォレストベアー(熊)等を狩り、または生きたまま異次元収納しつつ歩いている。


しかし全く樹海を抜ける気配がしないよー。

1日程度で人間の国に行くと勝手に考えていたけど、樹海を舐めてたよー。


もう夕方ぐらいになってきた。

なんか朝に異世界転移してから今日は濃い1日だったよー。


まあ、リザに乗っているので、歩いてる距離はそんなでもないんだけどね。


ライゾウはリザの頭の上でコックリしてるし。


野宿かー。はぁ~。


(コボミー、どこかに野宿できそうなところはないかねー。)

コボミ(はい、周囲を探索してきます!)


シュタッ!っと音が聞こえそうな勢いで、コボルト達は周囲の探索を始めた。


鳥の眷属もいた方がいいかもねー。

もっと広範囲の探索が出来そうだ。

そんなことをつらつら考えながら歩いていると。


コボ4(主様!洞窟を見つけました。内部は広そうです。)

(でかした!早速みんなで行ってみよう。)


周辺探索中のコボルト達へ、コボ4の元へ集合するよう指示を出して、洞窟へ向かった。


魔物使いのスキル最強だね。

眷属の位置が分かるし、その位置を他の眷属にも伝えることができた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おお、確かに洞窟だねー。

なんだろう、ゲームのダンジョンを思わせる。THE 洞窟って感じ。


入り口は直径180cmくらいだけど内部はもう少し広い。


(これ、灯りが欲しいねー。)

スラオ(ファイアーでいい?)

スラオとスラ2が身体の一部を棒のように伸ばして、その先端にファイアーで火を灯した。


(お!いいね。松明みたいだ。)

前にコボ1、コボ2パーティー、後ろはコボ4、コボ5パーティー。

まん中に俺も含めたその他のメンバーとして奥へ進む。


コボ1(主様、前方にゴブリンの気配がします。)

(アイに先行して貰って鑑定してみよう。)

アイ(はい)


パタパター、アイがこうもりのような羽を広げて奥に飛んで行く。


アイからゴブリンの鑑定結果が送られてきた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:なし

種族:ゴブリン

性別:♂

レベル:10

HP:95/95

MP:10/10

スキル:

 なし

その他:

 ■■■■■に従属

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ん?「■■■■■に従属」って、今まで戦ったゴブリンは「■■■■■■■の眷属」だったので違うな。


ゴブリンリーダーやメイジを眷属にできる7文字の魔物って明らかにゴブリンキング以外はいないと思っていたけど。


5文字はなんだろう?しかも従属。


(ライゾウ、ゴブリンは気絶させてくれ。)

ライゾウ(はいよー。)


ライゾウは消えたように見えるくらい速いスピードで奥に走っていった。


ライゾウ(任務完了!3匹気絶させたぜ。)

(仕事が速いねー、有り難う。)


ライゾウ(今、一番奥にいるけど他にゴブリンはいないようだね。)

洞窟は思っていたほど広くないようだ。


3匹の気絶したゴブリンは異次元収納し、みんなで奥に進んだ。


ライゾウ(行き止まりだねー。)

広めの部屋のようなスペースで行き止まりのようだ。


待てよ。

(アイ、魔力検知でこの部屋の回りを調べてみて。)

アイ(はい、この奥に何かがいます。)


アイが見ている壁を調べると一ヶ所押せる石があった。

押してみる。

壁が上に動いて通路が出現。

通路を歩いて行くと扉があった。

扉を開ける。


・・・・


部屋の中にはベッド、ソファー、タンス。

白い壁紙。

日本のマンションかアパートの部屋だ。


懐かしい匂い!

ソファーに座ってずるずるカップラーメンをたべてる女がいた。


長い黒髪のポニーテール。

黒目、ジーパン、長袖Tシャツ。

どこから見ても日本人。

年齢は高校生くらいか?

ビックリした顔。


「カップラーメン!」

俺が日本語で叫ぶと。

「日本人だー!助けてよー」

女が俺を見ながら話しかけてきた。


アイから彼女のステータスが送られてきた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:スズキ ヒナ

種族:吸血鬼(五世代)

職業:ダンジョンマスター

性別:♀

レベル:1

HP:10/10

MP:10/10

スキル:

 ダンジョンマスター(LV10)

SP:100

DP:10

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ダンジョンマスターで吸血鬼!

しかも五世代って。


一番初めの吸血鬼を真祖といい、

真祖に吸血鬼にされた者が二世代。

二世代→三世代→四世代→五世代となる。

真祖が一番強くて世代が進むと吸血鬼の

血が薄くなり弱くなっていく。


「ヒロトです。異世界転移者だよね?状況を教えて。」

「ヒナです。異世界転移者だよー。」


ヒナから状況を聞いた。


女子高校生。トラック事故で死亡。

白い部屋で転移の神様に会う。

ダンジョンマスターとして異世界転移。

生活の為、DPダンジョンポイントを消費。

水洗便所、お風呂、部屋、家具、食事等。

DPの残りが少なくなり、ゴブリンしか召喚出来ず。

食事もカップラーメンしかDP交換出来なくなった。

カッコいいと思って吸血鬼にしてもらったが、五世代だった。

その為、弱くてレベ上げも出来ず。


はぁ~。

もっと計画的にDP使おうよ。って感じ。


俺の眷属になると強くなり、レベルも上がり易く、進化も出来る事を説明。


DPはダンジョン内で敵を倒すか、ダンジョンに従属している魔物以外がダンジョンにいる事で取得できるらしい。


その前提で眷属になるなら、俺の眷属をダンジョンに住ませて、ダンジョンを守護しDPも稼げる事も説明。


ヒナは了承したので眷属にした。

そして、ダンジョンを拠点とする事にした。


異次元に収納したダンジョンに従属している3匹のゴブリンを部屋に召喚。


今日はヒナの部屋の手前にあった奥のスペースで寝る事にした。


DPが貯まったらベッドと交換してもらおうと考えながらスライムベッドで今日はもう寝る。

タイトルに第○話を追加しました。


いつも読んでいただきありがとうございます。


下段ポイント評価を選択後、

ポイントを選んで「評価する」ボタンを

押していただけると嬉しくなって、

モチベーションが上がるので、

宜しくお願い致します。

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