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魔物使いの異世界大陸平定記  作者: ボルトコボルト
第二章 樹海の外へ
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第87話 VS魔法国家ソルセル

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オニバル軍の精霊解放は着々と進んでいる。

レイ、ライゾウと共にスパ1が探したエルフの契約精霊を解放して行く。その為、小国群の中を東奔西走とうほんせいそうした。


その際、剣聖オニバルの噂を聞き付け、小国群の中で腕に覚えがある剣士達がオニバルに戦いを挑んで来た。

いや小国群だけに限らず、帝国や教国からも剣士達が態々(わざわざ)小国群へ来てオニバルに戦いを挑む。


それらの剣士達の挑戦を受け、オニバルはことごとく倒していく。倒していけばいくほど、噂が噂を呼び、また挑戦者が増える。


オニバルが忙しい時、挑戦者が多くて手が回らない時は、弟子達が挑戦を受け、挑戦者を倒していく。


オニバル達は挑戦者を殺さず、峰打ちで倒していく為、負けた相手の大分部がオニバルの弟子となり、オニバル軍に加入していた。


こうしてオニバル将軍の剣聖としての名声はとどまることを知らず、大陸に鳴り響いていった。


いままでのこの世界の剣術は力任せ、力が強く剣速が速い者が勝つ。

必然的に身体が大きく筋肉質の男が有利だった。

だが、オニバルの剣術は違った。オニバル自体は大柄で力も強いが、弟子達は身体が小さい者も多い。

『柔をよく剛を制す』日本の武道のように、身体が小さい者が身体が大きい者を倒す。意外性と爽快感。今まで威張りまくっていた者達を呆気なく倒していくオニバルの弟子達。

その姿を見て、身体が小さくて剣を諦めていた者達もこぞってオニバルの元に弟子入りしてくる。

人数が多くなることで裾野は拡がり、才能が有る者も増えていく。


更に才能有る者が切磋琢磨し技術は昇華していく。


そしてオニバル軍に以前からいる兵士達も、オニバルの剣の腕に憧れをいだき、剣の修行にのめり込んでいく。


必然的にオニバル軍の訓練は剣の修行が多くなり、剣の腕が上がっていく。特に現在はこの世界で一番の回復魔法の使い手、精霊王で世界樹のレイが同行している。荒っぽい訓練で負傷しても死なない限りは回復して貰える事が分かり、訓練も激しさを増していき、比例して弟子達の実力も急上昇していく。


オニバル軍は今回の戦争を機に、この世界のこの時代で剣の一大流派として成長していた。


オニバルの流派では、剣は打ち合わずかわして斬る。

その為、打ち合う為の大剣ではなく、斬る事に特化した日本刀が重宝される。そんな理由で実力者は皆日本刀を欲しがる。樹海王国では日本刀も製造しており、製造した日本刀は優先的にオニバル軍に回される。

その為、オニバル軍の日本刀の保有率は高い。

日本刀はオニバル流の剣術を、象徴するものとして認識されていった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


傭兵国家マナセル軍。


傭兵国家マナセル軍には闇の王デルガと吸血鬼真祖ヴァンス、グレンシー将軍とその軍が加わり、小国群南部を侵略中。

侵略は順調に進んでいる。

抵抗する国や部族もあったが、圧倒的な力の前に薙ぎ倒されていった。


傭兵王パライド「グレンシー将軍、残すは最大勢力魔法国家ソルセルだな。後は雑魚だ。」

グレンシー「そうだな。ソルセルからは降服の意思表示がないので、戦う事になりそうだ。」

ヴァンス「少しは手応えがあれば良いがな。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


魔法国家ソルセル王宮、王の執務室。


宰相「狩猟国家ハンテグ、傭兵国家マナセルが樹海王国の傘下に入り宣戦布告。商業国家トレセルは崩壊。小国群4大国で残るは、我が国のみとなりました。帝国にならって樹海王の魔王認定は取り消しましたが、同じく魔王認定を取り消したトレセルは滅びました。このままでは戦いは避けられず、樹海王国の戦力は圧倒的ですので、降服するしかありません。」


王「そうであろうな。帝国には援軍を断られ、魔王認定取り消しで教国からの援軍も当てに出来ず、頼りの竜脈の魔女様とも連絡が取れない。我が国単独ではとてもかなわない事から仕方がないな。」


宰相「我が国にも意地は有ります。強力な魔法騎士団もあります。一度戦い、手強いところを見せた後に降服し、少しでも条件を良くしたいと思います。」


王「商業国家トレセルは、下手に交渉しようとして怒りを買った為、滅亡したと聞いている。大丈夫か?」


宰相「魔法騎士団には、竜脈の魔女様が考案した5段魔法があるのですよ。簡単に負けることは考えられません。」


王「そうだのぅ。宜しい。戦おう。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


傭兵国家マナセル軍。


デルガ「どうやら魔法国家ソルセルは戦いを選んだらしい。待ち伏せだ。このまま進むとぶつかるぞ。」

グレンシー「ぶつかりましょう。負ける気はしません。」


マナセル軍が魔法国家ソルセル軍と対峙する。

簡易的な砦の中でソルセルの軍が待ち構えていた。


グレンシー「突撃!」

グレンシーの号令でマナセル軍が突撃する。

マナセル軍は殆どがグレンシーの兵士だけどね。


ソルセル軍から一斉にファイアーボールの魔法が放たれた。

人間の魔法は詠唱が必要で有る。

通常は魔法発射後に詠唱の時間が有るため、その時に進軍する。

また初球魔法であるファイアーボールは、威力が弱い。

しかし大勢の人数で発射タイミングを合わせる事で、ソルセル軍のファイアーボールは、中級魔法のファイアーランスなみの威力となった。


そして階段状の台で、5列に並んだソルセルの魔法騎士団は、列毎に詠唱の開始をずらす事で間髪入れずに次々とファイアーボールが発射される。

詠唱はまるで合唱の輪唱のようだ。

織田信長の鉄砲三段撃ちを魔法で行っているのだろう。

詠唱が長いので五段撃ちになっているのだ。

魔法五段撃ち!

流石魔法国家ソルセルの魔法騎士団!

更にMPが少なくなったもの達は、詠唱開始のタイミングで交替していく。交替した魔法騎士は魔力ポーションでMPを補給。


他の列の詠唱に釣られる事もなく、騎士団長の指揮で一糸乱いっしみだれず間段まだんなく発射されていく。


ファイアーボールの熱量が消える前に、次のファイアーボールが到達するため、魔法を受ける地点ではその効果は上昇していく。


マナセル軍は魔法障壁を張る。

サクラ考案の結界魔道具の応用。

右手の腕輪が簡易結界の魔道具になっていた。

右手腕輪を前に出し魔力を込めると魔法障壁となり魔法を防ぐ。

少しの魔力で効果を発揮出来るよう、魔石がセットされている。

込める魔力は障壁開始のスイッチ程度。


魔法障壁に間段なく放たれるファイアーボール。

魔法障壁の前は高温となり温度が上昇していく。


こうしてみると、竜脈の魔女VS深淵の魔女の構図。

本人達は嫌がるだろうけどね。


グレンシー「おお!間段なく魔法が発射されている。面白いな。」

ヴァンス「魔力が少ない人間どもが、必死に考えたんだろうよ。」

デルガ「ははは、面白いな。だが幼児の戯れ事よ。」


グレンシー「さて、蹂躙しますか。」

デルガ「そうだな。」

ヴァンス「行こう!」


デルガ「ちょっと待て。あの魔法兵達は面白いので、樹海王の土産としよう。」

グレンシー「承知しました。捕縛します。」


土産って!別に要らんよ。

でも要らないって言うと殺されるので黙ってよ。


グレンシー、デルガ、ヴァンスの3人は魔法騎士団の後方に転移した。


闇の王エルダーリッチのデルガが押さえていた魔力を放出した。

不気味な魔力が辺り一面に立ち込める。

息苦しいまでの濃厚で禍々しい魔力がソルセル軍をおおう。


ソルセル軍の魔法騎士団や兵士達は耐えきれず膝を崩す。

絶え間なく発射されていたファイアーボールの五段撃ちがんだ。


グレンシーとヴァンスはデルガの魔力の影響はない。

グレンシーは涼しい顔で魔法騎士団に近付く。

大量の黒い触手がグレンシーより放出される。

触手は魔法騎士団と騎士団長を絡め捕っていく。

魔法騎士団の下の地面に大きな影が現れる。

魔法騎士団は影に吸い込まれていった。

グレンシー「捕縛完了です。」

デルガ「うむ。ご苦労。」


ヴァンス「お!かわいい子を見つけた。」

膝を崩した兵士達の中から、美しい女性兵士を見つけたヴァンスから、黒い霧が湧き出てくる。黒い霧は女性兵士にまつわると、ヴァンスの元に女性兵士を連れてくる。

ヴァンスは女性兵士を抱き締め、首に噛み付き血を吸った。

女性兵士は悲鳴をあげる。

女性兵士「ああああああ!」


ヴァイラ「お戯れはそれぐらいにしてください。」

いつの間にか吸血鬼2世代で絶世の美女、ヴァイラとヴァールがヴァンスの後ろに現れた。


ヴァンス「ふむ。」

ヴァンスは女性兵士から手を離す。

崩れ落ちる女性兵士。

女性兵士は物理法則を無視して、手も付かず立ち上がった。

女性兵士の瞳が紅く変わり、唇の奥に牙が見える。

ヴァンス「お前は今日から、うーん・・・、ヴァラカだ!」

ヴァラカ「はい。仰せのままに。」

ヴァラカはヴァンスにひざまずこうべを垂れる。

ヴァンス「ヴァイラ、ヴァール、ヴァラカ蹂躙せよ!」


ヴァイラ、ヴァール、ヴァラカがソルセル軍に襲いかかる。


ヴァイラ、ヴァールの手から黒い霧が伸びて、剣の様に兵士を切り裂いていく。ヴァラカは兵士達を掴み、引き千切り、投げる。


ヴァンスは腕を組んで、見ている。

兵士が一人、必死にデルガの魔力に耐えて、剣を抜きヴァンスに斬りかかる。ヴァンスは他人事のようにそれを眺める。

兵士はヴァンスを袈裟斬りにする。

ヴァンスは斬られた箇所が黒い霧となり、剣が通りすぎると元に戻る。

ヴァンスから黒い霧がでて兵士にまつわる。

兵士は刹那にミイラとなり崩れ落ちる。

ヴァンス「男は要らん。」


グレンシーから先の尖った黒い触手が伸びて、兵士達の額や心臓に突き刺さる。


デルガ「さて、そろそろ終わりにするか。」

デルガの禍々しい魔力がデルガの身体に吸い込まれていく。

すると兵士達の身体が骸骨になっていた。


デルガ「さあ起き上がれ!整列せよ。」

骸骨の兵士達は立ち上がり整列した。


デルガ「よし、魔法国家ソルセルの首都に進もう。」

グレンシー「承知しました。」


傭兵王パライドが馬に跨がって駆けて来た。

パライド「一時はどうなるかと思ったが、流石樹海王国の人達だ。俺の出る幕は全く無い。戦う毎に兵士が増えていくなんて信じられない。あの時、降参して良かったよ。」

グレンシー「そうだろうね。」

酔ったパライドの赤い頬に、グレンシーの冷ややかな目。

パライド「面目無い。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


魔法国家ソルセル王宮、王の執務室。


宰相「王様!申し訳ございません。」

王「どうした?」

宰相「魔法騎士団が一瞬の内に殲滅されました。」

王「何!それは大事おおごとじゃないか。信じられん。逃げるしかないか。して樹海王国軍は今何処に!」


黒い霧が漂いデルガが急に王の執務室に現れた。

デルガ「ここにおるぞ。」

デルガから弱いが禍々しい魔力が溢れ出す。


王と宰相は気分が悪くてなっていく。

王「お、お主は何者だ!」


グレンシーが王の影から出てきた。

グレンシー「そのお方は、闇の王デルガ様、樹海王国の伯爵です。」

王、宰相「「え!」」

王と宰相はグレンシーに振り向き後ずさる。

グレンシー「私は樹海王国の将軍グレンシーだ。」

王、宰相「「!」」


ヴァンスが王と宰相の後ろに現れた。

ヴァンス「俺はヴァンス、同じく樹海王国の伯爵だ。」

王と宰相は振り向き驚き倒れる。

腰を抜かしたかも知れない。


そしてパライドも影から現れる。

パライド自信が驚きオロオロしてる。

パライド「おお!本当に転移した。」


グレンシー「パライド、もっと堂々としなさい。それから自己紹介は自分でするのです。」

パライド「あ、すいません。」

パライドは王と宰相に向く。

パライド「俺は傭兵王パライドだ。久しぶりだな。魔法王。」


王「我々をどうするきだ。」

パライド「降服するかい?無条件降服しか認めないらしいよ。」


王は即答した。

王「無条件降服します。命だけは助けてください。」


魔法国家ソルセルが無条件降服した。

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