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魔物使いの異世界大陸平定記  作者: ボルトコボルト
第二章 樹海の外へ
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第77話 VS傭兵国家マナセル

ブックマーク登録していただいた方、

有難うございます。


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俺達は傭兵ギルドの副ギルド長を倒した後、妻達とマナセルの出口に向かって歩いていた。


衛兵達「待て待てー!」

衛兵達が数十人追ってきた。

俺は立ち止まり振り向く。

「何だい?」

衛兵「傭兵ギルドの副ギルド長が、襲われたと連絡が入った。お前達は容疑者の情報そっくりだ。衛兵詰所まで同行しろ。」

「断る。」


ルシーから念話が飛んできた。

ルシー(今度は手をだしても良いよね?)

(人化の状態で物理攻撃のみ、死なない程度だったらいいよ。樹海王国と知られたく無い。)

妻達(やったー。)


衛兵達が俺達の周りを取り囲む。

衛兵「諦めて詰所にこい!」

衛兵が俺に詰めよって来た。


アリアが剣の腹で、詰めよって来た衛兵を横に薙ぎ払った。

衛兵はもんどり打って倒れる。


周りにいた衛兵達が武器を抜いてかかってきた。

コボミが衛兵の上段から降り下ろして来る大剣の腹を、左手で横から払い、右足の蹴りを衛兵の腹に入れ、衛兵は吹っ飛ぶ。

ルシーが衛兵の剣を持っている手を左手で掴み、右手でぶん殴る。

リザが衛兵の剣を左手で受け流し、右手で首を掴みぶん投げる。

ヒナがステッキで剣を受け流し、ステッキで衛兵を打ちのめす。

サクラが杖で剣を受け流し、杖で衛兵の喉を突き込む。

ハピが華麗に剣を躱し、衛兵を蹴り飛ばす。


数十人いた衛兵達は、あっという間に全員倒れてうずくまっていた。


俺達は都市の出口へ向かって歩き出す。

すると出口の方向から、数百人の衛兵達が武器を構えて向かって来た。


中央の男が喋り始める。

パライド「俺は傭兵王パライドだ!

傭兵ギルドのギルド長をしている。

お前らは何者だ!」

「答える義務は無い。」


俺達は立ち止まりパライドを見る。

パライドは大男。赤い髪、青い瞳。

頬に大きな刀傷。黒い服。

赤いアダマンタイトの胸当て。

赤い両手の手甲。赤い両足の足甲。

赤いアダマンタイトの大剣。

歴戦の猛者もさを思わせる立ち振舞い。


パライド「副ギルド長のパラダグを襲ったらしいな。」

「俺達が襲われたんだ。この国は旅人を襲って女を強奪することを推奨しているのか?」


パライド「お前ら中々やるじゃないか。

おとなしく詰所にこい!

そして傭兵になれ。

俺が直々に取り立ててやる。」

「断る。強盗の手先になる気は無い!」


パライド「お前らこの軍勢を見て断ってるのか?

いいから傭兵になれ。

悪いようにはしない。

今は樹海王国と戦争中だ。

強い仲間が一人でも多く欲しい。」


衛兵に加えて都市にいた傭兵達も集まって来た。

俺は溜め息をつく。呆れた。

「はぁ。分かった。」

パライド「よしよし、大人しく付いてこい。」


「おい!話は最後まで聞け!

この国はどうしようも無い事が分かったんだよ。

お前はこの国と戦う覚悟が無ければ、軍門に下れと言いたいんだろ。

覚悟はきめたぞ。

この国と戦ってやろうじゃないか。

他人の妻を強奪しようとする国と仲良くする気は無い。

俺達への宣戦布告を受けてやる。」

パライド「なに!」


「アリア、傭兵は駄目だな。強盗と変わらん。」

アリア「そのようね。」


「みんな!手加減を部分解除だ。物理で殺せ。」

パライド「え!手加減?」


パライドは俺達の後ろでうずくまる衛兵達を見た。

パライド「本当に死んでない。

まさか、8人でこの千に近い軍勢と戦う気か?

俺が鍛え上げたこの精鋭達だぞ。」


「そうだよ。多少の手加減はしてやる。」

パライド「なにー。野郎共!身の程を教えてやれ!」


千に近い数百の軍勢が襲いかかって来た。


ハク(私も戦いたいんだけど!)

スラオ(僕もー。)

レイ(私もー。)

(しょうがないねー。ばれないようにやろう。)


コボミの爪が横に一閃。

先頭を走ってきた衛兵達の身体が上下に切断された。


ハピ、ヒナが飛び上がり衛兵達の中心に降り立つ。

ヒナの仕込み杖が一周すると周りにいた衛兵達の首が落ちる。

ハピは衛兵達の頭に着地。

周りの衛兵の首を蹴り飛ばしていく。


リザは衛兵達の軍勢に飛びかかる。

衛兵の猛者がカウンターでリザに槍を突き立てる。

リザは右手で槍を掴むと放り投げた。

衛兵の大剣が袈裟斬りでリザを襲う。

リザは左腕で大剣を受け流す。

さすが霊亀の腕だ。

掠り傷一つ付かない。

いつの間にかリザの右手に大剣がある。

リザは大剣で周りの敵を切り飛ばす。


衛兵の大剣がアリアを襲う。

不可視のライゾウが爪で大剣をへし折る。

アリアの剣が衛兵達を斬り裂く。


俺は踊るように両手を振り回すだけ。

右手には応龍の手甲。

応龍の尻尾が周りの衛兵の首を跳ねていく。

左手には世界樹の手甲。

世界樹の蔦が飛び回り、衛兵の手を足を締め千切る。

俺に近づいた衛兵の額を黒い触手が突き刺す。


パライドの背筋が冷たくなる。

8人に蹂躙される数百の兵士達。

パライド自ら訓練してきた精鋭達。

見る間に殺されていく。

8人は疲れる素振りも無い。

どんどん減っていく兵士達。


パライド「俺は手を出してはいけない者達に手を出してしまったのか?手加減されてこの有り様か!」

自らの選択ミスに痛恨の思い。


パライド「攻撃を止めろ!下がれ!」

衛兵や傭兵達は素早く下がり、8人の周りに広がった。

中心には8人と数百の死体。

一時の間に4分の1は殺された。


しかし、8人は攻撃の手を緩めない。

8方向に飛び掛かり蹂躙を続ける。

兵士達は恐怖から逃げ惑い始めた。

しかし、追撃は止まらない。

兵士達の恐怖は都市全体に伝染していくようだ。

興味深く戦況を見ていた都市の人達も逃げ始めた。


パライド「止めろ!止めてくれー!

逃げてる人を襲う事は無いだろう!」

「断る!

この国と俺達の戦争だろう!

撤退した敵を追撃しないでどうする。

お前は戦争で逃げた敵を追撃しないのか?」


パライド「降参だ!降参するから止めてくれー!」

俺は攻撃を止めてパライドに近づく。

「降参を受けてやる。俺は無条件降伏以外は認めんぞ。」

パライドは何度もうなずく。


「みんなー!攻撃中止!集合!」

妻達が攻撃を止めて集まって来た。


「俺は樹海の王ヒロトだ!この国は樹海王国の傘下とする。」

パライド「え!」

パライドは絶句。


周りの傭兵は身構えた。

「ほう。まだやる気か?もう手加減はしないぞ。」

妻達を見る。

「みんな。手加減なしだ。」


ルシーが不死王になり、どす黒い禍々しい魔力と邪気が、一気にこの国を覆った。周りで身構えた兵士達も都市中の人達も、力が一気に抜けて膝間付いたり、踞ったりしている。

勿論同時に左手のレイが精霊王として出現し清らかで神聖な精霊力で仲間を優しく包み込む。


リザが霊亀になる。

コボミが麒麟になる。

ハクが応龍になる。

ハピが鳳凰になる。


4人はパライドを取り囲む。


ヒナ、サクラが戦闘服に変わり俺の両脇につく。

サクラの左にアリアが立っている。

その脇にはヌエのライゾウが具現化している。


パライド「不死王、精霊王、四霊獣、深淵の魔女・・・。」

パライドは唖然としている。


ヒナの右にはスパ1が具現化した。

スパ1「他国の密偵は全て始末しました。今回の事が密偵から他国に漏れる事は無いでしょう。」

スパ1がいないと思ったら、そんなことをしてたのね。

パライド「え!」


「スパ1、ご苦労様。パライド、まだ戦争を続けるのか?」

パライド「もう戦争をする気はありません。この方々がエルフと精霊を殲滅したのですね。」


「若干異なるが、まあ中心メンバーではあるな。」

パライド「それで今後はどの様にすればよいでしょうか?」

「全く考えてない。

元々観光で来たんだ。

売られた喧嘩を買っただけだ。

取り合えず、サクラ結界を張って。」

サクラ「はーい。」

サクラは箒に乗って飛び立った。


「ヒナはダンジョン化してね。」

ヒナ「はーい。」

ヒナは傭兵国家マナセルをダンジョン化すると戦闘で壊れた建物等を一瞬で復旧した。


パライドは目を白黒させている。


「死体はどしようかな?」

ルシー「この国を占領下に置くために兵士は必要でしょう。」

「なるほど、そうだね。ルシーに任せた。」

ルシーは死霊魔法で死体をアンデットとして蘇らせた。

アンデット達は起き上がり、ルシーの指示で整列する。


「パライド、後で外交担当の者をよこす。その者に従え。」

パライドはルシーの魔力に何とか耐えながら答える。

パライド「承知しました。」


「後は占領軍として管理者を置いておこうか。

馬鹿なことを考えないようにな!」

チラッとパライドを見る。

パライドは踞っていた。

「ルシー、そのくらいで勘弁してやろうよ。」

ルシー「はーい。」

ルシーの魔力と邪気は消え去った。


ダークエルフの将軍グレンシーとその精鋭達を召喚する。

グレンシー「お呼びいただきありがとうございます。」


「将軍グレンシー、傭兵国家マナセルを傘下に入れた。

駐留して監視していてくれ。

このアンデット達は元敵の兵士達だ。

自由に使ってよい。」

グレンシー「承知しました。」


「副将軍の誰かを駐留させよう。

誰か派遣してくれ。

駐留する人数も任せる。

後でアキートをよこすから統治内容はその時に決めろ。

さっき戦争して無条件降伏しているので、統治内容はこちらの自由だ。俺達は疲れたから帰る。

後は宜しくな。」

グレンシー「承知しました。

この者がこの国の王ですね。」

「そうだ。」


グレンシーは、パライドを見る。

パライド「傭兵国家マナセルの王パライドと申します。」

グレンシー「樹海王国将軍のグレンシーだ。」


グレンシーは俺に向き直る。

グレンシー「ヒロト様、それでは駐留の内容を決めるので、この場を失礼します。」

「うむ。任せた。」


グレンシーは同行している兵士達に向かって指示を出す。

グレンシー「アンデット達を使ってこの都市の治安維持を行え。」

兵士達「はっ!承知しました。」

兵士達とアンデット兵は都市の巡回を始めた。


グレンシー「パライド、取り合えずこの国の内容を詳しく聞こうか。

ゆっくり話せる場所に案内せよ。」

パライド「はい。こちらです。」

パライドはグレンシーを案内して傭兵ギルドに向かった。


グレンシーとパライドを見送る。

サクラが箒に乗って戻って来た。

サクラ「結界を張ったよー。」


「よし、一度樹海に帰ろう。その後で商業国家トレセルと魔法国家ソルセルに行こう。」

いつも読んでいただきありがとうございます。


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