第74話 VSエルフ軍(その5)
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荒野はダンジョン機能により元に戻した。
エルフ達の死体はダンジョンに吸収。
エルフ達の武器や防具、魔道具等は回収した。
砦も元の荒野に戻した。
解放した精霊達は世界樹のもと移り住む。
自由を手に入れた精霊達は嬉しそうだ。
今回の戦いは四霊獣結界の外側で行われた為、連合軍の密偵が戦争を監視していた。
戦争に参加されると色々面倒なので、四霊獣結界とは別にサクラに魔道具の結界を張って貰ったが、連合軍は様子見で戦闘に合流するつもりはなかったようで、無駄になったか。
以前各領地毎に張っていた魔道具の結界は、四霊獣結界の完成と共に不要になったので撤去している。
その魔道具を利用している為、コストは最小で済んでいる。
残すのは精霊の森。
精霊達はライゾウ以外は世界樹のもとに帰す。
朱雀、玄武、青龍、白虎の四聖獣も、四聖獣結界の塔に戻っている。
俺を含めた以下の20人はそのまま精霊の森に向かう。
人化したヨルムンガンドのリザルド。
ヌエのライゾウ。
コボルトエンペラーのコボ1。
ケルベロスのコボ2
スペクターエンペラーのコボ4。
コボルトエンペラーのコボ5。
四霊獣の4人。
応龍のハク。麒麟のコボミ。
鳳凰のハピ。霊亀のリザ。
アリアロボはハクの異次元に収納し、ライゾウに乗ってるアリア。
箒に乗ってる魔女のサクラ。
吸血鬼真祖のヒナ。
隠蔽で見えないアラクネエンプレスのスパ1。
不死王のルシー。
精霊王のレイ。
樹海の王で人間の俺ヒロト。
左目アイ。背中スラオ。左腰ムラマサ。
コボミの背中に乗っている。
後ろにリザが人化して乗ってる。
俺の腰を抱いている。
背中に柔らかいモノが当たってるんだけど・・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺達は精霊の森に着いた。
ここまで何の攻撃も無かった。
エルフや精霊の監視すら無い。
連合軍は監視しているようだけどね。
精霊の森は結界で覆われていた。
門番が驚愕してこちらを見ている。
「敗戦の情報が届いていないんだろうね。」
ルシー「包囲殲滅したから、逃げた者がいないんでしょうね。」
なんて話をしていると。
門番「お前ら何者だ!」
門番が槍を向けて叫ぶ。
「樹海王国だ!」
門番はオロオロしだした。
門番二人のうち一人が報告のためか門の中に入ろうとしたが、コボ4が門番の影から出現し、二人を拘束した。
「おい、逃げるなよ。そこで見てろ。
アリア結界を壊してしまえ。」
ハクが異次元収納からアリアロボを出す。
アリアがロボの頭に転移した。
アリアロボは背中の大剣を抜き構える。
大剣を上段から降り下ろす。
エルフの結界は音をたてて壊れる。
大音響の中俺達はそのまま結界の内側、精霊の森に足を踏み入れた。
ワラワラとエルフの衛兵達が駆け寄ってくる。
衛兵「何者だ!」
「樹海王国だ!」
こればっかりだ。
不死王ルシーの邪悪な魔力と邪気が一気に精霊の森を覆う。
精霊王レイの荘厳な精霊力が仲間達を優しく包む。
エルフの衛兵達、住民達は苦しみ始めた。
鳳凰ハピの神々しい歌声が響き渡った。
仲間達のステータスが上昇していく。
エルフ達のステータスが減少していく。
レイが契約解除の呪文を詠唱する。
レイの荘厳な精霊力が濃厚になり更に神々しさを増していき精霊の森を包み込んでいく。
レイ「古の不当な詐術を破り捨て、精霊達を封印の枷から解き放て!精霊王が命ずる、契約解除!」
レイの両手から精霊力が、虹のような七色の光を帯びて精霊の森全体に降り注ぐ。
エルフ達の精霊の腕輪が、砕け散り一瞬のうちに風化した。
解放された精霊達が精霊の森上空に浮かぶ。
精霊達「有難う御座います。精霊王様!」
レイ「精霊達よエルフ達が逃げないように見張りなさい。」
精霊達「承知しました。」
精霊達は精霊の森を飛び回り、森から逃げようとするエルフ達を攻撃していく。
リザルドがヨルムンガンドに変わり暴れ始めた。
アリアロボも大剣を振り回し、精霊の森を破壊する。
ケルベロスのコボ2の炎のブレスが焼き尽くす。
ヌエのライゾウが雷撃で出てくるエルフ達を襲う。
俺達は中央に進みながらエルフ達を蹂躙して行く。
中央の大きな舘からヨタヨタしながらエルフ王が歩み出てきた。
エルフ王「何事じゃー!」
「樹海の王ヒロトだ!宣戦布告を受けて襲撃に来た!
不当な契約に縛られた精霊達を解放し、高慢なエルフを殲滅する。」
エルフ王「将軍エリトアの軍勢はどうした!エルフ3千、精霊6千の軍勢は10倍の敵をもものともしないはずだ・・・。」
「20人で殲滅したが?」
俺って何で丁寧に応対してんだ?
エルフ王「そんな馬鹿な。どうなっている!」
「説明する義理はない!問答無用。」
ムラマサを薙ぎ払いエルフ王を斬る。
俺は精霊の森最奥を目指す。
周りでは仲間達がそれぞれ暴れまわりながら、俺の後をついてくる。
コボ1、コボ5がエルフ達を斬り倒す。
コボミの爪が牙がエルフ達を切り裂く。
サクラの光線が、建物やエルフ達に突き刺さる。
ヒナが仕込み刀で斬り捨てる。
ハクの尻尾がエルフ達を薙ぎ払う。
精霊の森最奥に到着。
開けた場所に岩山の祠があった。
その中から元精霊王ファイアー・ドレイクのドレグルがいた。
ファイアー・ドレイクは、炎で出来ている西洋の竜だ。
長い首。巨大な蝙蝠のような羽。
長い尻尾。角、牙、全て炎。
オレンジと赤系統の燃え盛る炎が揺らめいている。
ドレグル「おれはドレグル。貴様らが樹海の者共か!」
「樹海の王ヒロトだ!」
レイ「私が精霊王、世界樹のレイよ。」
ライゾウ「俺はヌエのライゾウだ。」
俺とレイ、ライゾウ以外は後で見守っている。
ドレグル「新精霊王は隣の女のようだな。ふふふ。木の精霊か、精霊力はあまり俺と変わらんようだな。そして属性の相性は最悪だったな。俺が炎で貴様が木だったとはな。がはははは。」
レイ「そうかしら?」
「レイ、こいつ精霊なのに精霊王の言うこと聞かないようだね。」
レイ「この分身体は、さっき契約解除の魔法を、森全体にかけたので、精霊力がかなり減ったわ。精霊力に極端な差がないと、言うことを聞かせる事が出来ないのよ。」
ライゾウ「こいつ言うほど精霊力ないよ。俺と変わらんし。」
ドレグル「ヌエの小僧か。俺と勝負するのか?」
「とりま確認からかね。お前が自己保身の為に不当な契約で長年精霊たちを苦しめた張本人だな?」
ドレグル「精霊は精霊王の言うことを聞く事が仕事。精霊王の為になるのは当然の事だ。」
「酷いことをいってるので、ささっと倒しちゃいますか。」
ライゾウ「なんか、こいつのせいで長年腕輪に縛られていた事を思うと、沸々と怒りがこみ上げてくるなー。」
ドレグル「ぐふふ。そう簡単に行くと思うなよ。精霊達は皆、貴様らの配下になったようだが。俺は炎。物理攻撃は効かないし、木や雷では殺せんよ。そして炎は木を焼き尽くす。」
ドレグルは素早くレイに体当たりして焼き尽くした。
ドレグル「ぐはははは。これで俺が精霊王に返り咲いたぞ!また精霊どもを呼びつけて、お前らも倒してやる。」
レイの分身体が俺の左腕からまた現れた。
レイ「分身体をいくら焼いても死なないから、精霊王は変わらなくてよ。」
ドレグル「分身体?まさか!分身体で俺より精霊力が多いのか!」
レイ「そのようね。この分身体はまだ魔法を使ってないから、充分言うことを聞かせられそうね。」
ドレグル「え!・・・、本体はどれだけ精霊力があるんだ。」
レイ「さあ、無限にあるみたいよ。分身体も無制限に出せるわ。」
レイの分身体が次々と表れて、ドレグルの周りを囲んだ。
ドレグル「な、なにをさせようというのだ。」
レイ「精霊力にこれだけ差があれば焼くことも出来ないでしょう。」
ドレグル「そんな事はないはずだぁあああ!」
ドレグルはレイの分身体の一人に飛びかかる。
先ほど焼き付くした世界樹を今度は焼き付くす事が出来なかった。
レイは自分の精霊力を身に纏いドレグルを弾き返す。
ドレグル「そ、そんな、ば、馬鹿な。」
「レイ、さっさと倒して帰ろうよ。」
レイ「承知しました。」
レイの分身体は一つになった。
ドレグル「ど、どうする気だ!」
レイ「死んでちょうだい。」
ドレグル「え!ん、ん、ぐふ・・・・。」
ドレグルはレイの言葉に必死に抵抗するが敵わず絶命した。
「意外とあっけなかったね。」
レイ「精霊は精霊王に逆らえないのよ。」
ライゾウ「姉さん怖いです。」
ライゾウはぶるぶる震えている。
レイ「いつから姉さんになったのよ!」
レイが突っ込んだ。
レベルアップのメッセージが流れている。
スパ1が現れた。
スパ1「エルフとの戦いを監視していた、商業国家トレセルとステラド帝国から会談の要望が有りました。如何致しますか?」
「俺を魔王認定する国とは話す事は無いな。」
スパ1「承知しました。その様に伝え断ります。」
「宜しくね。さあ皆帰るぞ!」
俺達は解放した精霊達を連れて樹海王国に飛んで帰った。
生き残ったエルフはそのまま残した。
後は逸れのエルフが契約している精霊を探して解放ぐらいか。
スパ1に調べて貰う事にした。
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