第66話 VS勇者(その2)
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俺達は惨劇の後に転移してきた。
コボ2「樹海の王様、すいません賊を取り逃がしてしまいました。」
「大丈夫。小蜘蛛達とサクラの使い魔、黒猫のミサキが追っている。」
倒れているユイを見る。
「それよりこの子どうしよう。」
ヒナ「取り敢えず蘇らせましょう。」
「そうだね。ルシー頼む。」
ルシー「了解。」
ルシーはユイを蘇らせた。
ユイは勇者の力のためか、魔法の素質からかリッチとなって蘇った。
ユイ「え、え、どうなってるの?」
「俺は樹海の王ヒロト、後ろにいるのは妻達だ。君は一度死んだ。そして蘇らせた。」
ユイ「王!妻達?死・ん・だ・・・。」
ユイはリッチになった自分の身体を見る。
ユイ「この身体は?ああ~。」
ユイは骸骨の身体に驚いて泣き出した。
ルシー「大丈夫よ、リッチには人化のスキルがあるでしょ。人間の姿に戻れるわ。」
ユイは人化のスキルを発動した。
ユイ「本当だ!良かった。」
ユイは元の人間の姿に戻っていた。
「ルシー、亡くなったゴブリンやコボルトも蘇らせてくれ。」
ルシー「分かった。」
ルシーはゴブリンやコボルト達も蘇らせた。
ゴブリンやコボルトはスケルトンやファントムとして蘇った。
「ところでユイさん、何でゴブリンを殺したんだい?」
ユイ「女の子が襲われると思ったの、でも・・・。」
ユイは辺りを見回した。
ケルベロスが寝そべって目を閉じている。
蘇った魔物達と町の人間達が抱き合って喜んでいるのが見えた。
ユイ「勘違いだったみたいね。」
「そうか、この町に亜人や魔物が住んでる事は、門番のオーク達が説明するんだが、門を通らないで侵入したんだったね。」
ユイ「!知ってたのですね。隠れて侵入して住民を殺したなんて犯罪ですよね。すいませんでした。」
「謝るならゴブリン達に謝ってね。」
ユイは蘇ったゴブリン達もとに走り、必死に謝っている。
ゴブリン達は許したようだ。
ユイが戻ってきた。
ヒナ「あなた、日本人?」
ユイ「え!にほん・じん・ですけど・・・。」
ヒナ「私も異世界転移者で日本人なのよ。」
ユイ「そうなんですか!」
「俺もだよ。」
サクラ「私もよ。」
ユイ「えー。本当ですか?」
ヒナ「ホント、ホント。ラーメン、カレーライス、寿司、焼き肉が食べられるよー。しかも日本より美味しいw」
ユイ「うわっ!もしかしたら会話が筒抜けだったの?」
ヒナ「そそ、隠蔽で消えちゃったので慌てて探してたら、事件が起きてた。焼き鳥盗んだのもしってるよー。後でお金払いなさいよ。」
ユイ「はい。すいません。」
ルシー「リッチクラスだと味覚も元通りになれるから、美味しく食べられるよ。しかもいくらでも食べられるし太らない!」
ユイ「本当ですか?最高じゃないですか!」
こうして世にも珍しいリッチの勇者が誕生した。
ユイは暫くヒナとサクラと一緒に過ごすそうだ。
女子トークが弾む事だろう。
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一方、逃げる勇者達。
タクミ「ちくしょう、ちくしょう!ユイがユイが・・・・。」
泣きながら走るタクミ。
シレオマとシエットが隣を走る。
シレオマ「ユイさんの敵を討つのです!」
シエット「そうね。もっと強くなってリベンジよ。レベ上げしましょう。早く剣聖と合流した方がいいわね。」
シレオマ「待て。」
シレオマが突然立ち止まると、両手を開いてシエット、タクミを立ち止まらせる。
シレオマ「何者だ!」
シレオマは茂みに短剣を投げる。
短剣を投げた茂みから黒猫が飛び出した。
タクミ、シエットも黒猫を見る。
黒猫の身体が、子猫からライオンの大きさに徐々に大きくなっていく。赤い目、尻尾が二本。
ミサキ「町に潜入して住民を殺しておいて、逃げられると思ったか?」
シレオマ「黒猫、赤い目、二本の尻尾・・・。深淵の魔女の使い、猫又のミサキか!」
タクミ「深淵の魔女?猫又?」
ミサキ「ほう、よく知っているな。」
シエット「深淵の魔女も樹海王の一味か?」
ミサキの周りに複数の黒い影が現れる。
黒い影からブラックドッグが出現した。
ブラックドッグ達はシエット、タクミに襲いかかる。
ブラックドッグ達の猛攻を必死に防ぐタクミとシエット。
タクミは聖剣で、シエットは杖でブラックドッグ達の牙や爪を受ける。
シレオマとミサキは対峙している。
シレオマは踏み込みミサキを上段から切り落とす。
ミサキはヒラリと身を躱す。
ミサキの右前足の爪が伸びてシレオマを襲う。
シレオマは大剣で受ける。
シエット「タクミ、呪文詠唱するから、盾になって!」
タクミ「分かった。」
タクミはシエットの前に出てブラックドッグ達からシエットを守る。
シエットは呪文詠唱後叫ぶ。
シエット「神聖結界!」
シエットとタクミの周りに結界が張られた。
ブラックドッグ達の攻撃は結界に弾かれる。
シエット「シレオマ、こっちよ」
シレオマはミサキの攻撃を大剣で受けながら、結界に飛び込む。
ミサキ、ブラックドッグ達は結界を取り囲む。
シエットは呪文を詠唱後叫ぶ。
シエット「転移!」
結界の中のシエット、タクミ、シレオマの姿が消えた。
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シエット「どうやら逃げ切ったみたいね。」
シレオマ「ケルベロスやブラックドッグ、ゴブリン、オーク等がいるなんて、まるで魔王軍みたいだ。」
シエット「そうね、どうみても魔王軍よ、亜人や魔物が町にいるなんて考えられない。」
シレオマ「あの黒い鎧の奴らもなんかおかしかった。多分魔物だ。」
俺達は勇者達の会話を聞いている。
サクラ「不穏な事言ってるけど、どうする?
もうすぐ樹海王国を出て教国に入りそうよ。」
「うーん。どうしよっかなー。
殺すのも後味わるいしなー。」
スパ1「小蜘蛛が勇者達の身体に付いているので、この後の情報は収集は出来ると思います。」
「そっか。教国の情報も欲しいし、このまま泳がそう。」
サクラ「分かった。」
サクラは口に握った右手を当てる。
サクラ「ミサキ、戻っておいで。」
黒猫のミサキが子猫の形態となり転移で戻ってきた。
「ミサキって喋れるんだね。」
ミサキ「はい。にゃー。」
ヒナ「かわいいー。」
サクラ「そうよ、可愛いでしょ。そしてとっても強いのよ。」
サクラはミサキに両手を伸ばす。
ミサキはサクラの胸に飛び込む。
サクラはミサキを抱き抱えて頭を撫でている。
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