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魔物使いの異世界大陸平定記  作者: ボルトコボルト
第二章 樹海の外へ
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第64話 ガラード王国VSシルミル教国(その2)

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オニバルとライゴー相手に剣の修行中。


オニバルは『アンデットナイトマスター侍』に進化した。

鎧は流線形のフォルム。

剣は刀に変わっていた。


剣は剣を剣で受ける。

鍔迫り合い(つばぜりあい)で刃がこぼれても気にしない。

叩きつけるからだ。

刀は違う。斬る為にある。

鍔迫り合いはしない。

躱して斬る。

斬る為に特化した究極の武器。

アダマンタイトの剣は、そんな存在に変わっていた。


「まず、身体から余計な力を抜いて。膝は曲げて。いつでも動ける様にするんだ。そして鯉口を切りいつでも抜刀出来るように構える。足はどちらかを軽く半歩前に出した方がいいな。」

オニバル、ライゴーは鯉口を切り構える。


「そして大事なのは眼だ。相手の眼を見ながら相手の全体も見えるようにする。相手の頭の上から爪先まで見える以上は近づかない。」

オニバルとライゴーは相対する。


「特にライゴー、瞬きすら隙になるので、死にたくなければ・・・瞬きしないで集中して相手を視続けろ!」

ライゴーは必死にオニバルを凝視するが、瞬きした瞬間オニバルが踏み込みライゴーの首に刃を当てる。


オニバル「死んだぞ。」

ライゴー「オニバルさん狡いですよ。瞼がない。光ってるだけの眼は瞬きしないじゃないですか?」


「敵は全て瞼があるとは限らんよ。」

ライゴー「そうですが・・・。」


ライゴー「『後の先(ごのせん)』も考えてますけど、相手の動作を予測した動きなんて、オニバル様相手では全く無理です。弟子達には余裕なんですけど。」

「確かに。オニバル相手では難しいね。しかしオニバルは踏み込みが速くなったねー。瞬きしなくても躱せないよ。瞬歩って言うのかな?予備動作が全くない。」


オニバル「有難うございます。しかし師匠には躱されます。」

「まあ、俺には神眼があるからね。これがなければ躱せないよ。」

神眼のスキルに『未来眼』があり、相手の次の手が見える様になった。これでなんとか躱してるんだよなー。


なんて会話をしているとスッとスパ1が現れた。


スパ1「ガラード王国軍が王都に到着しました。」

「念話で様子を見せて。」


王都の前に7万のガラード王国軍。

王都には3万の教国軍が籠城している。

教国からは5万の援軍が出撃している。

愚図愚図していると挟撃される。


ガラード王国軍からファイアーランスの魔法が放たれた。

数百人で放ったファイアーランスはミサイルの様な大きさで王都の門に炸裂。する前に結界に阻まれた。


サクラが俺の後ろから声を掛けてきた。

サクラ「神聖結界だね。しかもかなり強力だ。」


「ガラード王国軍には破れないかな?」

サクラ「難しいかもね。今までの結界とは段違いよ。」


「この結界を切り札に考えて攻めてきたんだな。それで乗り切って挟撃を狙ってるのか。破る方法はないの?」

サクラ「貴方か妻達の誰かが行けば破れるわ。」


「俺ならムラマサの一撃かな?」

サクラ「そうそう。神刀だったら楽勝よ。」


「ふむー。ここでガラード王国が亡びるのは良くないなぁ。俺が行くか。」

妻達が行くと魔物の一撃になっちゃうからねー。


ハクとレイがいつの間にか右手と左手に小さい龍と蔦になって絡まっていた。


「コボミ!ガラード王国王都まで頼む。」

コボミは人化形態から馬並みの大きさの麒麟に変わる。

スラオがピョンピョン跳ねてきた。


鞍になってコボミの背中に張り付く。

俺はコボミの背中に飛び乗る。


リザが後ろに飛び乗ってきた。

リザ「主様の盾ですので。」

と言って微笑む。


コボミは飛び立った。


凄いスピード!あっという間に王都。

ガラード王国軍の頭上に浮いていた。


ガラード王国軍兵士は、麒麟の姿に驚いている。

ガラールとアレオンが麒麟を見て近付いてきた。

「ガラール!俺が結界と門を斬る!突撃せよ。教国の援軍がこちらに向かっている急げよ。」

大声でガラールに伝える。

ガラール「おお!有難うございます。」


俺は麒麟に乗って王都の門に近付く。

王都からは、数百のファイアーランスの塊が俺にとんできた。


リザの左手が前方に伸びる。

霊亀の甲羅の盾が前方に展開した。

リザ「任せてください。」


数百のファイアーランスを霊亀の甲羅盾は弾く。

俺は透明な結界に近付く。

ムラマサの鯉口を切る。

麒麟の背に立つ。

麒麟は右を向いて、結界に横付け。

ファイアーランスの切れ間に合わせてムラマサを抜刀。

聖なる光の剣筋が結界を切り裂く。

後ろの門も同時に切り裂かれた。


それを見ていたガラード王国軍は突撃を開始した。

門の中で守っていた教国軍兵士はムラマサに斬られていた。

ガラード王国軍を阻む者はいない。


ガラード王国軍は王都に雪崩れ込んだ。

後ろからガラールとアレオンが進軍してきた。

アレオン「樹海の王様、有難うございました。」

ガラール「これで王都も取り戻す事が出来ます。」


ガラード王国軍は王都を奪還することが出来た。


そして、教国の援軍がガラード王国に来ることはなかった。

兵糧盗まれて大将殺されたからねー。


こうして教国の侵略は阻止されたのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ガラード王国国王になったガラールが樹海王国の謁見の間で俺と謁見している。

ガラール「樹海の王様、ガラード王国を教国の魔の手より取り戻す事ができました。」

「うむ。無事奪還出来て良かったな。」


ガラール「現在ガラード王国は2度の戦争で疲弊しております。お願いがございます。」

「なんだ?」


ガラール「ガラード王国を樹海王国の領地としてください。そしてガラード王国軍を樹海王国軍に入れてください。復興にお金がかかり軍事費に回す余裕がないので、他の樹海王国の領地同様に樹海王国軍で面倒を見てもらいたいのです。そして、ガラード王国を守って貰いたい。」

「うーん。」


ガラード王国元宰相アテレスがやって来た。

アテレスは俺が殺した後、蘇らせてリッチとなりうちの宰相補佐をしていた。

アテレス「私からもお願いします。」

「ふむ。承知した。アテレスよ。ガラード王国の宰相になって復興せよ。」

アテレス「有難うございますした。誠心誠意努力いたします。」


「また、ガラード王国はガラード領に格下げする。ガラールが領主となれ。」

ガラール「ご配慮頂き恐悦至極でございます。」

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