第56話 獣人族VS魔王軍(その1)
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俺は城に戻ると妖精族を軟禁している部屋に行った。
「フェルリ、反省して結論はでたか。」
フェルリ「反省しました、謝って済む話ではありませんが、今まで申し訳有りませんでした。」
フェルリ土下座して謝罪した。
「それで、どうする?」
フェルリ「今後、樹海の王の配下に入り、行動することで償わせてください。」
「それは、妖精族の総意か?」
フェルリ「妖精族の総意で御座います。全員に今までの事を全て話をしました。その結果で御座います。」
「うむ、良かろう、我は了承したいと思うが、精霊達が当事者ゆえに、精霊の意見に従う事とする。」
ライゾウを召喚し、レイに精霊王形態になるよう念話で伝える。
「レイ、ライゾウどうする。」
レイが精霊王形態で出現。
レイ「謝罪を受けいれましょう。生半可な仕事では罪を償えない事を肝に命じて一所懸命励みなさい。」
ライゾウ「まあ、諸悪の根源はエルフだからな、謝罪を受けいれる。」
フェルリ「有難う御座いました。誠心誠意尽くします。」
宰相デレイズ、ヒナ、サクラ、リガント将軍、冒険者ギルド長グレッグを召喚する。
フェルリ「魔女様・・・。」
「妖精族を我の配下に入れる。」
全員に告げて、妖精族に今後の事を話す。
「では、今後について命令する。
フェルリは俺の眷属となってもらう。
フェルリは樹海王国についてデレイズに聞け。
戦士はリガント将軍の配下に入れ。
フェアルはリガント将軍の下で副将軍とする。
ヒナ、サクラは妖精族の集落を元通りにしてくれ。
世界樹の素材は手に入らない事を承知せよ。
その代わりという訳でもないが、
狩りのダンジョンを妖精族に開放する。
サクラ、長老の集落近くにダンジョンの入口を作ってくれ。
狩りのダンジョンについてはグレッグに聞け。」
みんなに命令をして、詳細は個別に相談し内容を詰めるよう指示。
フェルリを眷属とした。
フェルリはステータスが2倍になって驚いていた。
それを見ていたフェアル。
フェアル「畏れ多いのですが、私も眷属にしていただけないでしょうか。眷属と成れば王様の期待に更に答える事が出来ると推察致します。」
「よかろう。」
フェアルも眷属にした。
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「スパ1、状況はどうなっている。」
スパ1「ガランド軍は荒野に入り、樹海の獣人族領に向かっております。獣人族は軍の編成に入り、領地の各勢力に兵力を要請。予定通り、ガネーシャは要請を拒絶。樹海王国の傘下に入った事を公言。獣人族は慌ててガネーシャの説得のため、宰相リキンスと将軍グンゴルをガネーシャ領に派遣したところです。」
「ガネーシャに事前に承諾を得て、ガネーシャ領に念話を繋いで交渉内容をライブ中継してくれ。」
スパ1「ライブ中継?」
「交渉のしているところをリアルタイムで見聞きしたい。」
スパ1「承知しました。」
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ガネーシャの了解を得て、ガネーシャと宰相リキンス、将軍グンゴルの会談はライヴ中継することにした。
ガネーシャの屋敷の応接室。
リキンス「ガネーシャ伯爵、考え直せ獣人国の危機だぞ。協力しろ仲間だろ。」
ガネーシャ「もう伯爵ではない。俺は先祖代々受け継がれし領地の民を守るため、最良の選択をした。考えを変える気はない。俺が兵を送っても獣人国は負ける。」
グンゴル「そんな事はやってみないと分からんじゃないか。」
ガネーシャ「それがダメなんだよ。戦う前から結果は分かるよ。ガランド軍は何人いた?」
グンゴル「3万ぐらいだろ?」
ガネーシャ「5万だ。」
グンゴル「5万?それがなんだ!戦は数じゃない。」
ガネーシャ「ヒロト王は凄いぞ。
『敵を知り己を知れば百回戦っても勝つ。
敵を知らず己を知れば勝ったり負けたり。
敵を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず危うい。』
ヒロト王の国の言葉だそうだ。
ヒロト王は今まで負けた事がない。
それは強いからじゃない。
敵軍の情報を集め、敵軍の戦力と自軍の戦力を比較検討し、勝つ算段が着いてから戦争を起こしている。
または戦争が起こる前までに勝つための準備をするのだ。
勝つための準備が終わらないうちは戦わない。
勝つべき事をして勝ってるのだ。」
グンゴル「そんなに上手くいくか、戦いには思ってもいないことが起きるのだ。」
ガネーシャ「思ってもいないことは起きない。
始めの想定が足りんのだ。
ヒロト王は、ゴブリン軍に勝ち。
オーク軍に勝ち。ガラード王国に勝ち。
5万のオーク軍でさえ攻めあぐねた妖精族を一瞬で倒した。
結果が証明しているぞ。
俺はオーク軍に敗退しヒロト王に助けられた。
その後、樹海王国の軍議に参加する機会を得た事がある。
敵の情報を調べ尽くしてるよ。
そして数々の想定をしている。
我々獣人は行き当たりばったりさ。
敵軍の情報は集めない。
勝つか負けるか運次第。
そんな戦いに大事な民の命は賭けられない。
リキンス、君も領主だ。戦争に負けたら民は蹂躙されるぞ。
そんな運任せの戦争に、全てを賭けるのか?」
リキンス「うーむ。」
ガネーシャ「とは言ってみたが、今現在私は兵を持っていない。出兵する兵は領地にいないよ。」
グンゴル「え!」
ガネーシャ「ヒロト王の傘下に入ると同時に、兵は全てヒロト王の軍の配下に入った。」
グンゴル「馬鹿な。身を守れなくなるぞ。敵に攻め困れたらどうする?」
ガネーシャ「ここに来る途中、多くの石像は見たか。」
グンゴル「石像に町は守れんぞ。」
ガネーシャ「あの石像はヒロト王配下のガーゴイルだ。それにオーク軍が攻めあぐねた妖精族の結界装置がここにある。」
グンゴル「何だって!うーむ。」
リキンス「充分守れるな、今以上だ。」
ガネーシャ「それに伴い、この領地では軍備に予算を掛ける必要がなくなった。リキンスにはどういう事か分かるよな?領地の予算の半分は軍事費用だ。それが丸々経済発展の為に使える。ケットシー、ウェアウルフ、猿人の領地は今や空前の経済発展をしている。その要因のひとつがこれだ!」
リキンスがゴクリと唾をのむ。
リキンス「それは凄い・・・。」
ガネーシャ「俺は獣人国に毎年税金を払っていたが、俺の代で王家に守って貰った事はないし。我が領地に何らかの還元があったことも無い。その上領地の予算で出兵を強制される。一方、ヒロト王にはまだ税金を払ってないが、領地の民の危機にオーク軍より守ってもらい、復興支援を受け、守護の魔獣と結界を貰った。リキンスよ、宰相として獣人国の政策は正しいのか?行き当たりばったりの王家に、ついていけないのは当然と思うがね。」
リキンス、グンゴル「・・・。」
ガネーシャ「最後に一つ。武道大会の開催に合わせて、魔王軍が出兵してきたな。あまりにもタイミングが合いすぎる。武道大会の発案者は新官僚の一人だったはず、魔族の可能性があるぞ。武道大会に合わせて工作員が大量に国に入り込んでるぞ。籠城は出来まい。野戦で勝つ要素もない。どうする?」
リキンス、グンゴル「・・・。」
リキンス「ガネーシャの言う通りだ。反す言葉もない。立場がなければ俺も樹海王国の傘下に入りたいところだ。」
グンゴル「だが、負けが決まった訳ではない。やってみれば、あるいは・・・。」
宰相リキンス、将軍グンゴルはすごすごと帰っていった。
「スパ1、ガネーシャは俺を持上げ過ぎだし、言い過ぎだ。獣人族は属国になるしかなくなったぞ。あとは獣人族は情報戦に疎いから、魔王軍に情報が漏れる。一言注意しておいて。」
スパ1「承知しました。」
念話が出来ないと不便だ。
全くもう。ガネーシャの作戦か?
獣人族を助けたいんだな。
獣人族の使者が来るなきっと。
どうしよ。
ところで、獣人族は獣人国って言ってるんだな。
ライガンも国王と自分で言ってるしな、獣人国・・・。
なんかライガンと同列に思われるのも嫌だな。
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