第47話 第2回樹海王国会議
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はい、ガラード王国から帰った次の日の会議です。
朝食後、会議室には樹海王国最高幹部のメンバーが集まった。
蛇王国女王リンダ
ダークエルフ国女王グレイア
コボルト領領主コボ1
ゴブリン領領主ゴブ1
オーク領領主オク1
樹海周辺領領主コボ5
ドワーフ族族長ドワンゴ
ケットシー族長老キャル
ウェアウルフ族長老ウルズ
猿人族長老モンタ
サキュバス族長老サキラ
トロル族長老トロボ
外交担当アキート
商会会頭ショー
将軍リガント
将軍オニバル
コボ2
ライゾウ
エルダーリッチのデルガ
死神のデステル
真祖のヴァンス
執事 アスタロト
相談役
蛇王リザルト
カーバンクルのカイン
俺と婚約者達
ヒロト、ハク、リザ、レイ、コボミ、
ヒナ、アリア、スパ1、ハピ、ルシー、
サクラ。
今日は各自の報告からスタート
コボ5「樹海周辺領は特に問題は有りません。当初想定した魔物・人間間の交流ですが、周辺の村では交流が進んでおり、町では周辺村出身の住民が多いため、巡回にオークス衛兵とも仲良くしている状況。」
アリア「補足です。ガリア町からもコボルト領、ゴブリン領に行き商売している住民や各領からガリア町にくる者もおり、交流は進んでいます。」
サクラ「周辺の村に狛犬型ガーゴイル、狐型ガーゴイルを始めガーゴイルの配置は完了し、オニバル将軍とオーク軍は世界樹の里に戻りました。」
オニバル「オーク軍より、コボルト牧場とゴブリン農場に人員の移動が終わりました。また邪眼とドラゴンをリガント将軍より移動していただき、この通り憑依したことで浮遊、飛行が可能になりました。有難う御座いました。」
オニバルはオッドアイになった顔を向ける。
アンデットナイトも邪眼が憑依できたんだね。
目の奥に光る色が異なるのはちょっと違和感がある。
コボ1「コボルト牧場ではオーク達は問題なく働いております。主に力仕事は任せて効率よく作業し助かっています。」
ゴブ1「ゴブリン農場でも問題ありません。」
ヒナ「宰相候補として元デルガ王国宰相のリッチのデレイズを選出しました。また、ユジーナ王国宰相の吸血鬼3世代のヴァルトを補佐として選出。内政官としてゴースト、ホムンクルス、スケルトンの数名を付けています。更に人選は継続中です。」
「ヴァルトはコボ5の元で樹海周辺領の宰相になって貰おう。樹海周辺領の安定が喫緊の課題だ。また、デレイズの補佐はアンデット化したガラード王国の宰相を充てよう。名前を聞いて無かったな。」
デルガ「宰相だった者の名前はアテレスです。リッチになりました。」
「ほほー、割りと高位の魔物になったね。」
デルガ「はい、元が優秀でした。また、アレオン元将軍はスペクターキングとして蘇っており、闇の風は頭領ヤグルがファントムキング、その配下がファントムとして蘇っております。」
「うむ。有難う。」
デレイズ、ヴァルト、アテレス、ヤグルを召喚し、決定した事を伝えそのまま会議に出席。
眷属の眷属も召喚出来たな。
サクラ「ヒナからダンジョンサブマスターの権限を貰ったので、ダンジョンの作成修正等私も出来まーす。DPが信じられないくらいあってビックリだよー。流石世界樹!」
「了解、ヒナ有難う。」
キャル「獣人国からヒロト王に面会の要望があります。復興支援のお願いと思われます。」
グレイア「小人族、妖精族の代表からもヒロト王に面会の要望が有ります。」
コボ5「アーシュ男爵の寄親アラント辺境伯も謁見希望です。」
「全員会おう。明日以降で時期調整してくれ。」
「それからライゾウは精霊族代表を命じる。精霊の泉に保護している精霊を纏めてくれ。」
ライゾウ「分かった。アリアの護衛と並行でして務めるよ。」
「コボ2は将軍を命じ、首都世界樹の里の防衛責任者とする。リガント将軍の部隊から5千、オニバル将軍の部隊から5千、合わせて1万の兵士を移動させるので指揮してくれ。補佐の副将軍としてアレオンを付ける。隊員は全て黒のフルプレートアーマーを着用し、樹海王国内の巡回警備もお願いする。」
アレオンを召喚し、副将軍にした事を伝えそのまま会議に出席。
コボ2「おお!分かりました。期待に応えるよう頑張ります。」
コボ2はケルベロスに進化している。
「ドワンゴ、鍜冶部隊は順調か?黒のフルプレートアーマーは間に合うか。」
ドワンゴ「間に合います。実はデルガ様にスペクターキングの伝説の鍜冶名人5名とスペクターの元鍜冶士50名を増員していただいたので、問題ありません。」
「おお!デルガ、有難う。」
サクラ「ダークエルフの奴隷グラビスに魔道具作成のノウハウを伝授してるよ。ダークエルフ国からも数名勉強に来てる。ダークエルフ国の錬金術士や他の領地の錬金術士も1ヶ所に集めて開発、作成した方が効率がいいと思う。どうだろう?」
「いいアイデアだね。規格も統一しよう。錬金術ギルドを設立してグラビスをギルド長にする。補佐に誰かいるか。」
「誰かグラビスを呼んできて。」
ハクが転移で連れて来てギルド長になった事を伝える。
デルガ「私の配下に錬金術士の権威リッチのデランチがおります。また、配下の錬金術士はギルドに加盟させます。」
グレイア「おお!デランチ様ですか!」
「デランチはなんか有名みたいだね。グラビスの下では申し訳ないので相談役にしよう。配下の参加も有難う。」
デランチも召喚し会議出席。
「鍜冶ギルドも設立しよう。全領地の鍜冶士を集めて技術の向上、相互研鑽、規格統一をしよう。ギルド長は誰がいい?」
ドワンゴ「伝説の鍜冶名人の一人ドワスト様を推薦します。」
「ドワストに決定だ。」
ドワストも召喚し会議出席。
「ついでに商人ギルドも創設。ショーがギルド長で取り纏め宜しく。」
ショー「承知しました。」
「冒険者ギルドも作っちゃうか。前にガリア町の副ギルド長を倒したな。確か元Sランク冒険者だった奴。名前はグレッグ。アキート知ってる?」
アキート「有名でしっかりした男でした。」
グレッグの遺体をスラオの影から出す。
「デルガ、蘇らせてくれ。」
デルガ「承知しました。」
グレッグはスペクターキングとして蘇った。
「グレッグは冒険者ギルドのギルド長にする。アキート色々説明しておいて。」
「それから、狩り用ダンジョンに出現させる魔物は各ギルド長で相談し、ヒナ、サクラに変更して貰ってね。」
「そういえば、オーク軍に囚われていた者っていなかったの?誰か知っているひとー。」
ヒナ「私知ってるー。エルフ以外は出身地に返したよ。エルフは塔に軟禁中。そういえば忘れてた。えへw」
「あらら。エルフは精霊解放後、解放しよう。樹海王国以外にいくこと。今度出会ったら敵だから容赦しないって伝えて。」
ヒナ「了解。」
「他には何かないかい。」
サクラ「私はヒロトの嫁だから王妃で特に問題ないけど、デルガ、デステル、ヴァンスは何か役職が有った方が良いね。」
「んー。思い付かん。伯爵とか爵位にしよか。そもそもみんな配下も多いしね。」
サクラ「いーんじゃない。」
「ん。そうしよう。伯爵で。デステルにはスパ1とは別に闇の風や配下の魔物にも働いて貰って、諜報部隊をお願いしよう。スパ1は情報収集。デステルは情報収集と実働ね。ヤグルを隊長にしよう。」
デステル「承知しました。」
「あと人数が多くなってるけど、巨大な塔が4つあるから住居やギルド用の施設も問題ないよね。デレイスが管理することにして、効率化も考えて割り振って。各ギルド長から施設について要望が有ればヒナかサクラと相談して。デルガ、デステルの配下も塔に住んでいいよ。」
「他にないようなので、今日はここまで。」
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