第44話 VSガラード王国(その2)
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アスタロトは城に置いてきた。
ブラウニー3姉妹の上司として、当面執事として働いて貰おう。
ハクの転移でガリア町の近くに転移する。
リガント将軍と兵士1万を召喚。
「これより敵兵士駐留地を襲撃し無力化してくれ。」
町の外に駐留しているガラード王国軍5千の襲撃を指示。
ヒナに念話し、ガラード王国軍兵士駐留地とガリア町をダンジョン化してもらった。
その後、門まで歩いて行く。門前は物々しい雰囲気。
戦争中のため、警戒しているようだ。
ガラード王国軍兵士駐留地の襲撃はまだ知られていない。
門番が二人槍を持って町に入る人達をチェックしている。
門番「止まれ!見ない顔だなー。何の用事で町に入る。」
「宣戦布告を受けてこの町を占領しに来た。」
門番「はあ。何言ってんだ。ふざけるなよ。只じゃおかないぞ!」
門番はこどもを叱るように、恐い声を出して言って槍を構えた。
まあ、中学生の子供と女性4人だからな。
攻撃してきたら倒したけど、脅して叱る程度なら命は取らないでおこう。
「推して参いる!」
1度この台詞言ってみたかったんだw
門番「何!」
ムラマサを抜刀し槍を斬る。
「武器を出したら、殺されても文句は言えないよ。」
あまりの速さに驚いて固まっている門番達。
スラオの雷撃で門番二人を気絶させて、異次元に収納。
周りで並んでいる人達は驚き戸惑っている。
黒いフルプレートアーマーのオーク兵を20人召喚。
「これより、この町を占領する!敵兵が来たら制圧せよ。不審者は通すな。一般の人は暫く入場料無しで通して良い。」
オーク兵「承知しました。」
並んでいた人達は更にビックリして後退る。
「ああ、みなさん今よりガリア町は樹海の王国の占領地となります。それでも良い人は入場料は無料としますので、どうぞお通りください。抵抗しなければ一般の人には手を出しませんので御安心を。」
並んでいた人達は警戒感を抱きどうしようか考えている様子だ。
それは無視してそのまま町に入る。
町の広場に進む。
オク1、黒いフルプレートアーマーのオーク兵100名召喚。オク1の領地の兵士達だ。
「オク1、これより町を占領する。衛兵詰所を襲撃し無力化してくれ。襲撃後は衛兵として町を巡回だ。住民は抵抗した者は無力化。抵抗しない者は手出し無用だ。」
オク1「承知しました。」
オク1と100名のオーク兵は衛兵詰所へ向かう。
衛兵詰所には常時30名程度いる。
過剰戦力だけどその後の町の治安維持を考えると多い方が良い。
そして領主の屋敷に向かって歩いて行く。
領主屋敷の門前にも門番が2名立っていた。
まだガラード王国軍の兵士駐留地と衛兵詰所の襲撃は知らないみたいだ。
門番の前に立ち有無を言わさずスラオの雷撃。
ハクの異次元収納で門番収納。
そのまま門を入っていく。
「スパ1、領主のいる場所に案内してくれ。」
スパ1「承知しました。」
領主屋敷の中を歩いて行く。
途中であった衛兵や兵士達は片っ端から無力化し異次元収納していく。
妻達の一撃(殴ったり、蹴ったり)やスラオ、ライゾウの雷撃が飛び交う。
豪華な扉の部屋に案内してもらった。
スパ1「ここです。」
扉を開ける。鍵はかかってなかった。
アーシュ「ん、外が騒がしかったが何事だ。
誰も呼んだ覚えはないな。お前は誰だ。」
「樹海の王だ。ガラード王国の宣戦布告を受けて、この町を占領する。」
アーシュ「アハハハ。馬鹿なことを言ってないで、さっさと帰れ!
その後の女達は可愛いじゃないか。
俺の女にしてやるから置いていけよ。」
「断る!」
雷撃で気絶後、異次元収納。
それを見ていた部屋にいたメイド達は、狼狽えおろおろしている。
コボ5を召喚。
「コボ5、アーシュ男爵領及び樹海周辺の村の領主を命じる。
聞いていると思うが、樹海周辺の村はオニバル将軍が全て占領済み。
ガリア町はガラード王国軍兵士駐留地をリガント将軍、衛兵詰所をオク1が襲撃し敵兵の無力化を命じている。
無力化が済み次第、当面オク1のオーク兵100名で治安維持。
コボ5領として治めてくれ。」
コボ5「主様、承知しました。領主なんておそれ多いけど頑張ります。」
「アリア、コボ5だけでは人間の管理は難しいかもしれないので、暫くの間ライゾウとここに残って、住民との窓口をお願いする。食事のときは帰って来て城で一緒に食べよう。」
ライゾウ「おう!任せておけ。アリアの護衛だろ。」
アリア「分かった。食事も帰るけど、寝るのもお城だよ。」
コボ5もコボルトエンペラーに進化している。
治安維持だけなら戦力的には問題ないはず。
「何か問題があれば念話で相談してくれ。」
次は首都にいくぞ。
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