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魔物使いの異世界大陸平定記〜神々や大悪魔すら配下!? 規格外のテイム能力で異世界の理をぶち壊し、気づけば大陸全土を制覇していた〜  作者: ボルトコボルト
第一章 深淵の樹海

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第413話 【龍脈×ダンジョン革命!】片側三車線の地下高速道路誕生!二四時間労働のアンデット農業と無限DPで挑む全土救済計画!

 神秘的な輝きを放つ四霊獣結界のただ中——。


 俺は目の前で脈動する竜王山の凄まじいエネルギーを注視しながら、隣に立つ深淵の魔女サクラへ声をかけた。


「サクラ、早速そのフリーのダンジョンコアに、この竜王山の龍脈を取り込んで迷宮を構築してみてくれ」


「了解したわ」


 サクラは艶やかな笑みを浮かべると、アイテムボックスから眩い光を放つ透明なダンジョンコアを取り出し、両手で優しく包み込んだ。彼女が魔力を流し込み、迷宮創造の権能を発動させると、コアが爆発的な光を放って周囲の空間を呑み込んでいく。


 ドオン……と、地に足の着いた重厚な魔力の共鳴音が響き渡り、竜王山全体がサクラの支配するダンジョンへと瞬時に塗り替えられていった。


 莫大な龍脈の奔流がダンジョンコアへと結びつき、膨大なエネルギーが数値化されていく。


「どうだい、サクラ? 龍脈を迷宮の動力源として組み込んだことで、狙い通りDPを大量に獲得できたかい?」


 俺が問いかけると、サクラは手元に浮かぶステータス画面を凝視し、感嘆の声を上げた。


「……うん!流石にヒナの世界樹ほどの規格外な出力とまでは行かないけれど、想像を絶する量よ! 毎秒獲得できるDPの桁が凄まじいことになっているわ。どんどん数値が増えていって止まらないわね!」


「よっしゃ! それは最高な結果じゃないか! これだけのDPがあれば物流問題も解決できるな。ここから迷宮の通路を管のように細長く伸ばしていって、このまま大自然南部まで繋げることはできるかい?」


「余裕ね。管どころか、車が爆走できるような広大な『地下高速道路』並みのトンネルを、大自然南部まで一気に延伸できるわよ」


「おお! それは凄まじいな! ちなみにどれくらいの規模のトンネルが掘れそうなんだ?」


「片側三車線、中央分離帯をしっかり挟んで左右両側で合計六車線の大幹線道路くらいなら、今のDPの勢いなら何の問題もなく一瞬で構築できるわね」


 想像以上のスケールに、俺は思わず興奮で拳を握り締めた。


「最高じゃないか! それ、今すぐ作っちゃおう! 大自然を縦断する大地下高速道路の完成だ。これで帝国の物流に完全な革命が起きるぞ!」


「オッケー、任せて! ダンジョンコアはこのまま龍脈と一緒に、強力な四霊獣結界の中に鎮座させておけば防衛面も完璧だしね」


 サクラは頼もしく頷き、テキパキとダンジョン領域の拡張操作を進めていく。俺はさらなる思考を巡らせ、今後の難民対策についてアイデアを提示した。


「南の王国からの難民は、小国群だけじゃなく、大自然の南部区域にもいずれ大挙して押し寄せてくるはずだ。その難民たちを受け入れる準備も整えておきたいな。大自然の森の中に急ごしらえで大勢の難民を放置するのは衛生面や生活基盤の面で難しいから、地下に広大な生活スペースを迷宮機能で作って、そこに受け入れた方がいい。防衛上の観点から見ても、そっちの方が外部からの奇襲を防げて安心だしな」


 サクラは指先を唇に当てて少し思案したあと、名案を思いついたように瞳を輝かせた。


「それならヒロト、荒野地域にまでダンジョン領域を伸ばして、あそこから食料をダイレクトに輸送したらどうかしら?」


「えっ? 荒野地域って……確か元魔王軍四天王の闇のクログルに統治を任せた場所だよな? あんなカラカラに乾燥した土地に、難民を養えるほどの食料なんてあるのかい?」


 俺が首をかしげると、サクラは悪戯っぽくクスリと笑った。


「ふふっ、名前こそ『荒野』のままだれど、今はクログルがその広大な土地をフルに活用して、超大規模農業を実施しているのよ。しかも農作業の労働力として動員されているのは、大量のゾンビやグールたち……。彼らは睡眠も食事も一切必要としないし、当然疲れもしないわ。二十四時間不眠休休で働き続けるアンデッドたちによる『究極のブラック職場』だから、食料の生産性と収穫量は帝国内でもピカイチなのよ!」


「うわぁ……絶対労働基準法に引っかかるやつじゃん! でもアンデッドなら文句も言わないし最高の生産効率だな……! よし、大自然領域での難民受け入れと地下ダンジョン運営は、全面的にサクラに任せたよ!」


「了解! 私は妊娠中で直接戦場に出て暴れまわることができないから、こういう後方支援のプロデュースは丁度良いわ。最近は産休もちょっと退屈して飽きてきていたところだしね!」


 サクラが楽しそうに笑うのを見て、俺も笑みを返した。


「頼もしいよ。よし、俺は一旦樹海帝国城のリビングに戻るね。ヒナとバズにも、それぞれの迷宮を使って同様の地下高速道路を作ってもらうように頼んでくる。あ、それと大自然の各領主たちにはサクラからこの計画を伝えておいてくれ。特にミノタウロスのミロイドは南部領域の領主だから、難民受け入れの現地窓口になってもらうよう頼むよ」


「分かったわ、任せておきなさい!」


 ◇


 影の主スラオの影転移によって、俺は再び樹海帝国城の快適なリビングへと一瞬で戻ってきた。


 部屋では、ぽっこりとお腹が出た吸血鬼真祖のヒナと、黒き翼を持つ魔神パズズのバズが、俺の帰りを心待ちにして待機していた。


 俺の姿を見るや否や、ヒナが目を輝かせて駆け寄ってくる。


「お帰りなさーい、ヒロト! どうだったー? 龍脈を使って大量のDPは取得できたー?」


「ああ、バッチリだったよ! 想像以上の大成功だ」


 俺は二人に、竜王山での実験結果と、サクラが片側三車線の地下高速道路を構築して物流革命を起こす計画を詳しく報告した。


 話を聞いたヒナは、ポンと手を叩いて可愛らしく笑った。


「すごーい! じゃあ私も、私の迷宮を使って大陸を縦断する超ビッグな高速道路のトンネルを作れば良いのね! そして難民たちが集まる小国群の中央部には、何万人でも受け入れられる広大な難民用迷宮をどーんと作るよー!」


「助かるよ、ヒナ! それとヒナの迷宮の圧倒的なDPなら、縦断だけじゃなくて大陸全体をぐるりと一周する『環状線』を作って、地下トンネル網で大陸中を完璧に網羅してもらえると助かる」


「了解ー! 大地下環状線ネットワーク、任せてー!」


 ヒナが頼もしく胸を張る横で、ずっと静かに話を聞いていたバズが、少し困惑したような険しい表情で一歩前へ出た。


「あの……ヒロト陛下。非常に申し上げにくいのですが……私の管理する迷宮『千尋の洞窟』には、龍脈も世界樹も存在いたしません。私単体の魔力と現在の回収効率では、とても大陸を縦断するような巨大トンネルを掘り進めるほどのDPは蓄積できないのですが……私は一体どうすればよろしいでしょうか?」


 不安そうに黒翼を落とすバズに対し、俺はニヤリと不敵な笑みを浮かべてその肩をポンと叩いた。

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