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魔物使いの異世界大陸平定記〜神々や大悪魔すら配下!? 規格外のテイム能力で異世界の理をぶち壊し、気づけば大陸全土を制覇していた〜  作者: ボルトコボルト
第一章 深淵の樹海

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第377話 【覚醒の双刃!】激闘の戦場に咲く悪魔進化!獣人兄妹の圧倒的無双と樹海精鋭陣の猛攻!

「大群で押し寄せてこようと、我が樹海帝国の精鋭たちの敵ではないな」


 不気味な人間の顔にライオンの胴体、雄々しい鷲の翼と蛇の尾を持つ不気味な怪物スフィンクスの大群。その圧倒的な脅威を迎え撃つのは、ガラード地域から召喚した最強の精鋭たちであった。


 まず前線へ躍り出たのは、ライオンの獣人・ライゴー副将軍と、その妹であるライカだ。


 二人は元々、獣人国の王子と王女であり、根っからの戦闘狂として知られている。剣神オニバルの軍で血の滲むような刀の修行を積み、極限までその技術を研ぎ澄ませてきた。ライゴーに至っては、オニバルと共に俺の直接の弟子でもある頼もしい男だ。そして当然、二人とも俺の眷属として絶大な力を与えられている。


 俺は頼もしい背中を見せる兄妹へ声をかけた。


「調子はどうだ? 二人とも、頼んだぞ」


 俺の言葉に、ライゴーが牙を剥き出しにして狂喜の笑みを浮かべた。


「ハッ、お任せくださいヒロト様! 眷属化していただいてからというもの、大量の経験値を獲得できるようになり、レベルも自分たちで信じられないほど跳ね上がっております! さらにオニバル将軍から直々に刀の手ほどきも受けましたので、腕前は格段に上がっています。もはや負ける気が一切いたしません!」


 隣に立つライカもまた、愛用の刀の柄に手をかけ、目を輝かせる。


「私も全く同じですわ! 修行の成果をこうしてヒロト様にお見せできるかと思うと、今から武者震いで腕が鳴ります!」


「ふっ、頼もしい限りだな」


「それとヒロト様……実は! 我ら兄妹、ついに更なる高みへ『進化』できるようになりました!」


「私もです、ヒロト様!」


「何、進化だと!? それは実に楽しみだな。よし、やってみろ!」


 俺の快諾を得るやいなや、ライゴーの全身から地鳴りのような猛威とともに禍々しい魔力が爆発的にあふれ出した。


 光と魔力の渦が収まると、ライゴーは【悪魔サブナック】へと覚醒を遂げていた!


 威厳に満ちたライオンの頭部を持つ騎士の姿。その背には漆黒のドラゴンの翼が雄雄しく生え揃い、幻獣である青い馬の背に悠然と跨がっている。手には、凄絶な青い燐光を放つ至高の日本刀が握られていた。


 続いてライカの全身を、深く濃密な漆黒の闇が優しく包み込んでいく。


 闇が徐々に晴れて顕現したのは、ライカが進化を果たした【悪魔ヴィネ】の威容であった。


 漆黒の馬に跨がったライオンの獣人。その身に纏う圧倒的な覇気と姿そのものは大きく変わらないが、背には禍々しいドラゴンの翼が広がり、その手にはすべてを断ち切る漆黒の日本刀が握られている。


「行くぞライカ! ヒロト様に我らの真なる力を引きお見せするのだ!」


「ええ、兄様!」


 悪魔サブナックに進化したライゴーと、悪魔ヴィネに進化したライカ。二人は跨がる幻馬とともに大空へと駆け上がり、縦横無尽に滑空しながら、押し寄せるスフィンクスの群れを容赦なく狩り始めていく!


 青き威光を放つ疾風の騎士ライゴー、そして黒き絶望を撒き散らす恐怖の舞姫ライカ。二人が一閃の如く刀を振るうたびに、いかなる強固な魔獣の肉体も、まるで豆腐でも斬るかのようにあっさりと切断されて舞い散った。


 その直下では、オークエンペラーのオク2が重厚な足音を響かせて陣取っていた。


 黒いアダマンタイトのフルプレートアーマーを完璧に着こなし、手には同じく黒く輝くアダマンタイトの巨大な長槍を鋭く構えている。


 上空から鷲の翼を羽ばたかせ、一斉に襲いかかるスフィンクスたち。尻尾の毒蛇が鞭のように急伸し、オク2の首筋へ噛みつこうと襲いかかるが、オク2は槍の柄でそれを軽々と払い飛ばすと、電光石火の突きでスフィンクスの胸腔を深く穿ち抜いた!


「グオォォォォォンッ!!」


 オク2が腹の底から放った全軍を震撼させる猛々しい雄叫び!


『威圧』の波をまともに受けたスフィンクスたちは、空中での姿勢制御を失い、一瞬にして金縛りに遭ったかのように硬直する。


 その隙を逃さず、オク2は巨躯からは想像もつかない軽快さで高々と跳躍し、硬直したスフィンクスの額を極大の槍で容赦なく突き抜いて見せた。


 さらにその横では、トロルエンペラーのトロガスが暴れ回っていた。


 トロル族の元将軍であり、剣神オニバル将軍の下で副将軍として地獄の修練を積み重ねてきた武人だ。


 その巨体に見合った超巨大な特注の日本刀を両手で構え、群がるスフィンクスたちを豪快に切り裂いていく。


 上段からの凄まじい振り下ろしで左右真っ二つに切断!

 鋭い水平の薙ぎ払いで上下真っ二つに断ち切る!


 巨体からは考えられないほど自由自在、かつ洗練された剣さばきで巨大な日本刀を操り、まるで軽やかに素振りを繰り返しているかのように、押し寄せる魔獣の群れを容易く切り払っていた。


 一方で、オダーン軍の主力として異彩を放っているのがマンティコアの大群だ。


 髭を生やした厳つい人間の男の顔に、灼熱のごとき赤いライオンの肉体、そして一撃必殺の毒を秘めた巨大な『さそり』の尻尾を持つ凶暴な魔獣である。


 極めて高い敏捷性を誇り、戦場を滑るように駆け抜けるその動きは実に素早い。さらに『さそり』の尻尾から繰り出される致命的な毒針は、多彩な角度から目にも留まらぬ速さで襲いかかってくるため、一般の兵士では到底太刀打ちできない怪物だ。


 スクルドたちヴァルキリー部隊の決死の奮戦があったからこそ、この猛攻の中でも何とか防衛線が維持できていたのだと改めて実感する。


 だが——樹海帝国が誇る究極の精鋭たちが一堂に集結した今、耐え凌ぐだけの時間は終わりを告げた。


 ここからは、俺たちの圧倒的な反撃の番であった。

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