第33話 不死王
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ガラード王国軍を追っていたオーク達は、突然眷属化の絆が切れたことに驚いた。
オークエンペラーが何者かに倒されたことを知る。
ガラード王国軍の追撃をやめ、その場に立ち竦んだ。
その為、ガラード王国軍は壊滅状態となったが、ほうほうの体で何とかガリア町に逃げ込むことが出来た。
その数1万。大敗退だ。
殆どの兵士は傷つき、手足が欠損している兵士も見える。
継続して戦闘はとても出来ない状態。
アーシュ男爵は苦々しく思いながらも、敗残兵を受け入れ治療にあたる。
アーシュ「いったいこの費用はどこから出すと思ってるんだ。」
1万名の治療、食事、宿泊。莫大な負債がアーシュ男爵にのし掛かる。
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一方オーク軍の拠点。
オーク軍の兵士達は、眷属の絆が無くなったことで戦闘を止める。
リガント将軍、コボ1、ゴブ1、オク1達も戦争が終結した事を覚り、
負傷兵の治療、敗残兵の保護、及び眷属化を進め始めた。
そして俺達は・・・。
ルシー登場で固まっていた。
ルシー「オークエンペラーのオニバルは死んだようね。」
オークエンペラーをチラッと見る。
ルシーはサキュバスだ。
どこからどう見てもサキュバスだった。
薄い布地。
胸元まで開いた露出が多い黒い服。
薄紫の肌。グラマラスな姿態。
痩せているが出るところは出ている。
手足が長い。
下品な色気が漂う。
身長は170cmくらいか。
紫の長いウェーブがかかった髪。
頭の両脇に短い羊の角が2つ。
耳の先端が尖っている。
切れ長の目、長い睫毛、深紅の瞳。
蝙蝠の羽。
ルシー「で、貴方達は何者?ふーん。人間、エキドナのレア種、吸血鬼は真祖、エンシェントドラゴン、セイレーンとアラクネとスキュラは上位種かしら、精霊のヌエ、イフリート、フェンリル、ネレイス、レイア、デメテル・・・ザッハーク?」
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眷属達は進化していた。
サトウ ヒロト
種族:人間
ハク
種族:ホワイトゴーゴン(レア)
→ ホワイトエキドナ(レア)
スラオ
種族:マジックスライムキング
→ マジックスライムエンペラー
レイ
種族:ドルアード(精霊種)
→ デメテル(精霊)
リザ
種族:エルダードラゴン
→ エンシェントドラゴン
アイ
種族:魔眼
→ 邪眼
ライゾウ
種族:ヌエ(精霊種)
→ 変わらず。
ムラマサ
種族:魔刀
→ 神刀
ハピ
種族:セイレーン
→ セイレーンクイーン
スパ1
種族:アラクネ
→ アラクネクイーン
ヒナ
種族:吸血鬼(2世代)
→ 吸血鬼(真祖)
コボミ
種族:スキュラ
→ スキュラクイーン
蛇王リザルト
種族:バジリスク
→ ザッハーク
精霊4体は変わらず。
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「ただの人間ですが。」
ルシー「貴方はそうね。
ザッハーク・・・って蛇王?魔力が蛇王だわ。」
蛇王「そうだ。儂は蛇王だ。ルシー久しぶりだな。」
ザッハークは
形は人間だが、皮膚は深緑の龍の鱗。
尻尾も太くて長い。
がっしりとした体格。
身長3m。
背中にドラゴンの羽。
人間と同じ手足は2本づつ。5本の指。
ドラゴンの爪。
両肩から二匹の蛇が生えている。
黒い蛇、蛇の目は赤い。
開いた口から牙が見える。
赤く長い髪。
ルシー「いつの間に進化したのかしら。」
蛇王「たった今だよ。君の部下を倒してね。」
ルシー「ふーん。貴方達がゴブリンキングも倒したの?」
「そうです。人間と戦う事に邪魔はしないのですが、深淵の樹海に住んでいるので・・・人の家に土足で入ってきたので、蹴飛ばしました。」
ルシー「オークエンペラーも倒したのよね。」
「そうです。」
ルシー「育てるのに結構時間が掛かったのよ。秘蔵の鎧も貸したのに・・・」
ルシーの魔力が爆発した様に広がる。
俺はムラマサに手をかけ、半歩右足を出して構える。
いつもの構えだ。
蛇王の両肩の蛇が伸びてルシーを襲う。
ルシーの周りを魔力が覆う。
ルシーを覆った魔力は人型の巨人となる。
魔力の巨人が両手で蛇を掴む。
振り回し投げる。
蛇王は飛ばされたが、何もなかったかの様に着地する。
ハクが空を飛ぶ。
ホワイトエキドナは
ラミアと同じ形で上半身は女性。
下半身は白い蛇。
違うところはドラゴンの白い羽。
頭両脇に生えている短い羊の角。
蛇の尻尾を叩きつける。
魔力の巨人に阻まれる。
(アイ、MP吸収が出来ないよね。)
アイ(はい、MP吸収が出来ません。レジストされます。)
(レジストかー。強い相手には効かないのか。)
神刀となったムラマサを抜刀。
魔力の巨人の腕を斬り飛ばす。
しかし、魔力の巨人の腕はすぐに生えてくる。
「斬れることは斬れるね。流石神刀!」
ムラマサを八双に構え、袈裟斬りで振り下ろす。
スラオが光魔法をムラマサに乗せた。
「え!そんな事が出来るの?」
スラオ「出来たw」
ムラマサは光りながら、魔力の巨人とルシーを一刀両断。
左首もとから右わきの下まで切断され、ズレて落ちる。
ルシーは崩れ落ちるが生きていた。
ルシー「ばかな・・・私が・・・負けるなんて。・・・その刀は聖剣?・・・ここで死ぬなんてありえない。・・・一族・・・の為、・・・私は・・・死なんぞおおお!」
ルシーは右手で懐から魔石を取り出し飲み込む。
ルシーの身体がズズっと這いずり動き。
切断された面が合わさり、元に戻った。
しかし、魔石の力が強すぎたのか、ルシーの身体は光り輝いた後、
光が消えていく。
レベルアップと進化のメッセージが流れた。
ヒナ「本当に死んだのかな?」
「止めてよ。フラグになっちゃうよ。メッセージが流れたので死んだはずだよ。」
カーバンクル「助けてくれ~。」
ヒナがカーバンクルの檻を開けようと調べていた。
ハクとレイも手伝っている。
君たちもモフモフかー。
蛇王が近づいてくる。
蛇王「婿殿、ありがとう。進化できたよ。」
「いえいえ、こちらこそ有難う。助かりました。」
他の眷属達も進化したんだろうな。
後で確認だな。
カーバンクルがやっと檻から出られた。
カーバンクルが叫ぶ。
カーバンクル「油断するな!何かおかしい。邪の気配がする。」
周りを見渡す。
ルシーの死体。
暗くなっていく。
全ての光を吸収するように。
暗く、暗く、暗く・・・・。
ルシーの死体からぶわっと、何かが膨れ上がり辺りに広がる。
ルシーの死体が起き上がる。
「え!・・・・」絶句
綺麗だった顔にドクロの影が見える。
いつの間にか奇妙な杖が右手にある。
ルシーが杖を振った。
何かが俺たちを吹き飛ばした。
カーバンクル「邪気だ。かなり強力な怨霊か?」
カーバンクルの額にある赤い宝石が光る。
宝石から赤いレーザービームがルシーを突き刺す。
ルシー「ふはははははは!無駄だ!」
ルシーは左手を振るとレーザービームは霧散する。
ルシー「私は!強大な力を手に入れた!不死王になったのだ!」
ルシーから膨大な魔力が膨れ上がる。同時に邪気が広がっていく。
仲間たちは立っていられなくなり、次々と倒れていく。
「やばい、存在するだけで攻撃になるのか?」
蛇王も膝をついている。
蛇王「そうだな。奴はとんでも無いものになりやがった。アンデットの中の最高位、エルダーリッチよりも更に上位。魔王や竜王も凌ぐと言われている。この世界最強の魔物!不死王だ。!」
「え!魔物・・・」
魔物だったらテイム出来ちゃうんじゃね。
「テイム!」
ルシー「え!・・・」
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テイム出来ましたよ。不死王が眷族化しました。
「ちょっと魔力と邪気の放出止めてくれないかね。」
ルシー「はい、承知しました。」
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