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魔物使いの異世界大陸平定記  作者: ボルトコボルト
第一章 深淵の樹海
31/260

第31話 ガラード王国軍VSオーク軍

4/30 18:52 誤字修正しました。


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オーク軍の小隊100人がガラード王国軍と遭遇した。

始めはガラード王国軍の斥候がオーク軍の小隊を見つける。


オーク軍小隊はゴブリンの集落跡地で野営をしていた。


俺たちはその様子を小蜘蛛念話で見ている。

アリア「こんなに鮮明に見れるのね。」

ヒナ「いいでしょう。」

ヒナはミニライゾウを膝に乗せて、なでなでしながら会話している。


「ちょうどダンジョンで戦闘が始まりそうだね。」

ヒナ「ダンジョン展開しなくて良いから楽でよかった。」


ガラード王国軍は3つの部隊に分かれる。

左右に分かれた部隊は遠くから回り込み退路を塞ぐと、前方から進撃する部隊は横陣でオーク軍小隊に奇襲をかけた。


オーク軍小隊は、驚き戸惑っている。

オーク軍の小隊長は、敵の数を見て撤退を決めた。

小隊長「撤退だー。本隊のいる拠点まで逃げるぞー!」


しかし、中央の部隊は包み込むように包囲し始め、横には逃げられない。

後ろに逃げようとすると、左右から回り込んで来た敵兵により包囲される。

オーク軍の小隊長とその周りにいた幹部達は、後ろに回り込む敵兵の包囲が完了する間際まで勇敢に戦い、なんとか包囲を突破し脱出する事が出来た。


ガラード軍はオーク軍小隊長達が逃げた方面に進撃していく。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


命からがら逃げ出した小隊長達は、本隊のいるエルフの集落跡地につくと上官のオークキングに報告する。


オークキングからオークエンペラーに、ガラード国軍2万の進軍が報告される。

オークエンペラー「ふむ、2万か貴様に3万の兵を預ける。

拠点防衛は2万も残せば良いだろう。

人間どもを蹂躙してこい。

こちらは啄木鳥戦法だ。

隊を1万づつ3つに分けて2隊は左右に伏せろ。

中央の1万で敵と開戦。

1万の兵力では逃げる事はないだろう。

わざと負けて撤退だ。

追ってくる敵を左右から急襲。

逃げていた隊も方向転換して攻撃。

殲滅してやれ。」


オークキング「承知しました。」

オークキングはオーク軍3万をつれて、ガラード王国軍に向かう。


俺達は城のリビングで、オークエンペラーとオークキングの会話を聞いていた。

「これはチャンスだね。

オーク軍の防衛2万に向かって襲撃する。

オーク軍の拠点は城や障壁がないから野戦同様だ。

2万4千で充分叩ける。

後は俺達がオークエンペラーを倒せば終わりだ。出撃!」


オーク軍は出撃し3部隊に別れた。

暫くすると中央のオーク軍はガラード王国軍と向かい合う。


アレオン「ずいぶん大勢で来たな。」

部下「1万はいますね。どうしますか。」

アレオン「まずは基本通り遠距離攻撃だな。そして包囲殲滅。」

アレオンは5千、5千、1万と3つに部隊を分ける。

5千の2隊は左右に別れる。

1万の中央の隊は方陣。

1列目は盾を持った重装歩兵。

2列目は弓兵。

3列目は弓兵と宮廷魔術師の魔法兵。


アレオン「魔法兵、詠唱!」

魔法兵が詠唱を開始。

アレオン「弓兵準備!」

弓兵が弓を引き構える。


オーク軍は散開し進撃してくる。

散開戦術ではない、ただの散開だ。

間隔はバラバラ。

前後左右と連携を取るとは思えない。

足が速いオークは前にいるオークを追い越しながら、足が遅いオークは抜かされながら、各自自由に突き進む。

アレオン「ふ、やはり獣か。陣形も何もないな。」


弓、魔法の射程距離に入る。

アレオン「魔法を放て!そして次の詠唱始め。」

魔法が放たれる。

魔法は全員火魔法。

ファイアボール、ファイアランス。

一つ一つは弱い攻撃だが、一緒になることで、強力な炎がオークに降りかかる。


アレオン「弓隊!矢を放て!」

矢の雨がオークに降り注ぐ。


アレオン「後1回魔法が行けそうだな。魔法放て!」

再度火魔法がオークに降り注ぐ。


先頭にいるオークは火だるまになって転がり回る。

その後ろにからオークが味方の体を乗り越え進撃してくる。


アレオン「重装歩兵前進!」

重装歩兵はオークを包み込むように進む。


重装歩兵とオーク軍がぶつかる。

オークは斧やハルバートを持ち、その巨体と力業で、重装歩兵の盾を叩き壊す。

重装歩兵も負けていない。持っていた槍を突き刺す。

重装歩兵は密集陣形を取っているため、オークと2対1または3対1の形で戦えていた。


左右に別れた隊が後ろに廻って、包囲殲滅陣を完成する前に。

オークキング「撤退だ!全員全力で逃げろ!」

オーク達は我先にと後ろに向かって逃げ出す。

殿しんがりもない。自由な撤退。

但し、一匹一匹が強力な攻撃力があり、体格も良いため、包囲は完成出来ず。

重装歩兵は重い鎧で足が遅いため、撤退に追い着くことが出来ない。


オーク軍は敗走した。

ガラード王国軍はそれを追って行く。

アレオンは馬上で訝しむ。


アレオン「オークがあまりにもあっさり退却したな?

野性の獣は手負いになると暴れるのに、オークどもは統制がとれているのか?」

部下「将軍の考えすぎですよ。オークどもにそんな頭はありません。」


敗走したオークを追って行くと・・・。

左右からオーク軍が出現した。


アレオン「くっ!不味い。

重装歩兵!殿しんがりだ!

魔法兵ファイアウォールで壁を作れ。

ガリア町まで撤退!」


左右に作ったファイアウォールの壁の間をガラード王国軍は撤退する。

一番後ろに重装歩兵がいて迫り来るオークと戦う。

重装歩兵は足が遅いため、撤退時にはどうしても最後になるので、殿で残したようだ。


オーク軍はファイアウォールをくぐり抜け、あちこち焦げながらも左右から迫り来る。


ガラード王国軍は敗走した。

その後をオーク軍が追って行く。


ガラード王国軍とオーク軍の戦闘を確認し俺達は、オーク軍本拠地に進撃を開始した。

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