第247話 VS蚩尤軍(その3)
南の王国の進撃は激烈を極めていた。
魑魅魍魎は雑魚なんだけど数が多いんだよ。
飯食う暇もない。
次から次へと現れる。
「ちょっとタンマ。」
俺はパンを出してかじる。
魑魅が上から襲撃してくる。
スラオの闇の触手が魑魅を拘束し投げ飛ばした。
「スラオ有難う。ナイスだ。触手で刺したら血とか飛び散るから、投げる配慮がいいね!」
そしてコーヒーを飲む。
神刀ムラマサは腰に戻し、右手にパン、左手にコーヒーが入った水筒だ。
ユイが杖で魍魎を叩き潰して、俺を見た。
ユイ「私も何か食べたーい。」
「休憩しよっか。」
勇者タクミが聖剣を降り下ろし魑魅を左右に両断した後、気の抜けた声を出す。
タクミ「さんせーい。」
「レイ、頼んだ。」
俺の左手には世界樹であるレイの分身体が、手甲となって絡まっている。
レイは手甲から分身体の姿に変わると、魔法を放つ。
周囲の地面から木々が生えてきて、魑魅魍魎の進路を防ぐ。
木々に絡まる蔦が伸びて魑魅魍魎を拘束し絞め殺す。
レイの攻撃をすり抜けて来た魑魅魍魎は、スラオの触手が突き刺さる。
「ちょっと手が空けられるでしょ。
昼飯にしよう。
と言ってもパンと飲み物ね。」
ユイ「私は照り焼きバーガーとコーラ希望!」
ハーミア「私も同じものをお願いします。」
タクミ「俺はビッグバーガーとコーラ。」
ビッグバーガーはパンズ3枚にハンバーグ2枚、刻んだタマネギとレタスにサウザン・アイランド・ドレッシングのあれです。
勿論チーズとピクルスも挟んでいます。
グレイア「私はハンバーガーにトマトとレタスとミートソースを挟んでね、あと飲み物は牛乳で。」
ライゾウ「俺はトリプルバーガー肉多目3つ。飲み物はヨーグルト。」
ブラウニーのブラリリ、ブラルル、ブラロロを城から召喚。
皆の希望を聞いて送還し、用意が出来たらまた召喚。
ヴァルキリー達には照り焼きバーガーとコーンスープにした。
皆満足したようなので、先に進みますか。
ブラウニーのブラリリ、ブラルル、ブラロロは送還した。
レイは左手に戻る。
「出発するよ。」
レイの魔法が消えるとまた魑魅魍魎達が襲って来た。
暫くまた戦いながら進む。
計画より進む速度は遅い。
今日の宿泊はどうしよう。
スパ1に念話で確認だ。
(スパ1、近くに泊まれる場所はあるかい?)
スパ1(2km先に城壁都市だった場所が有ります。
但し、魑魅魍魎達がかなり居ますよ。)
(有難う。そこを拠点にしちゃおう。)
「2km先に城壁都市跡がある。
そこを拠点にして今晩泊まる事にした。
ライゾウとアンナ、先行して魑魅魍魎達を掃討してくれ。
アンナはその後、防衛を頼む。」
ライゾウ「了解!」
アンナ「承知しました。」
ライゾウは雷となって、魑魅魍魎達を感電させながら、前方に飛んだ。
アンナは翅蟻の群れを召喚し前方の魑魅魍魎達を殲滅。
その後キラーアント部隊も召喚しうち漏らした敵を掃討していく。
俺達もその後に続いて進撃する。
そして敵を蹴散らして進軍は続く。
城壁都市跡に到着。
城壁はあちこち崩れているが、辛うじて残っている。
俺達が城壁の中に入ると魑魅魍魎達の死骸がそこらじゅうにあった。
キラーアント達が死骸を運んで数ヵ所にまとめていた。
城壁の周りにもキラーアント達がいて、敵の侵入を防いでいた。
取り敢えず城壁の復旧と防衛だな。
敵の数が多いのでこちらも数で対抗するか。
コボ1、ゴブ1、オク1、オガ1を召喚。
コボルト、ゴブリン、オーク、オーガの眷属達に対応して貰おう。
「皆、急の召喚に応えてくれて有難う。
この都市を南の王国侵攻の拠点とする。
眷属を召喚して、防衛と城壁の復旧をお願いする。
眷属は交替で休ませながら、対応させてくれ。」
コボ1、ゴブ1、オク1、オガ1は東西南北に別れて、作業を開始した。
「アンナ、防衛御苦労様。今後は防衛をコボ1、ゴブ1、オク1、オガ1に任せて、アンナの眷属は都市内部の拠点化を頼む。」
「承知しました。」
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