第24話 建国
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ゴブ1は本隊集落の生き残ったゴブリンを眷属化すると、ドラゴンに進化したリザードとともに他のゴブリンの集落を周り、眷属化を進める。
生き残ったゴブリンは住んでた集落に返す。
住んでた集落が無い、軍団形成のために産み出されたゴブリン達は、住人が少なくなった集落に振り分ける。
それでもかなりのゴブリンが残りそうだった。
残ったゴブリン達は拠点で管理。
何か仕事をしてもらおう。
ダンジョン内で農業や酪農がいいな。
ダンジョンと農業はベストマッチだ。
ビニールハウスよりも確実。
温度、天候は自由自在。
太陽だって好きに出来るし。
虫は湧かない設定に出来る。
土の栄養だって一定に保てる。
何で誰もしなかったのだろうと思う。
地球の種や苗をDPで交換して色々試そう。
米、麦以外も野菜や果樹園、調味料も育てられる。
人員はゴブリン、コボルト、オーク、それ以外でもホムンクルス、オートマタ、希望者や適性をみて配置だね。
酪農も同様だ。
エサとなる草をがんがん食べさせても、翌日には元通り。
現在フォレストボア、ホーンラビット等成育しているが問題はない。
ほとんど放し飼いだけどね。
地球の牛、豚、羊、鶏をDPで交換し、酪農もすることにした。
ゴブリンに拐われた人、魔物達は救護部屋におり回復待ち、精神的なものもあるので、長い目でみよう。
拐われたダークエルフはグレンシー達に付き添われ集落に戻る。
グレンシー「ヒロト様、色々有難う御座いました。何かあればご連絡下さい。協力は惜しみません。」
と言って、兵士100名と集落に戻った。
リガント将軍が眷属になっているが、湿原の部隊は蛇王の兵士なので、蛇王の湿原に帰る事になる。
その後、リガント将軍は配下を連れて戻ってくるのだが、お礼のため同行しなきゃね。
リガント将軍はうちでも「将軍」職について貰うので、相変わらず将軍で間違いない。
リガント将軍とリガールはリザードマンキングに進化している。
蛇王も羨ましいだろう。
ハクはホワイトゴーゴン(レア)に進化した。
髪の毛が蛇なのはちょっと怖い。
と言ったら、俺の前では普通の髪だ。
普通の髪だとラミアと変わらない。
石化のスキルが増えてるけどね。
そうそう、石化と言えばアイも魔眼に進化した。
石化のスキルが追加された。
ほぼ俺と一体化。
イビルアイからの進化で、進化前のスキルは残る設定になってるようなので、浮遊と飛翔は使える。
ハクとの婚約は・・・
何かパーティーでもやるか。
それに関連して以下の女の子が自分も婚約しろと騒がしい。
ハクは了承している。蛇王も妻は複数いるそうだ。
ハーレムまっしぐらだね。
とりま・・・・俺も了解しました。あはw
ヒナ、吸血鬼(2世代)に進化。
日中も夜間と変わらず活動出来るようになった。
ダンジョンマスターだから戦うことはないが、思い描いていた吸血鬼のスキルは大抵出来るらしい。
だがしかし、ヘタレだから戦いに参加することはないだろう。
ダンジョン防衛は、2匹のキラービークイーンがいるので、最近おれの近くにいることが多い。
レイ、ドリアード(精霊種)に進化。
姿形はアルラウネと変わらず。
回復の要。
植物を自由に操れるようになったらしい。
農家のリーダーは、ほぼ確定だ。
元々ハクが右手、レイが左手にくっついていたので、最近は身体の一部と勘違いするほど。
あれ?俺って回復出来ないんだっけ。
精霊と結婚ってできるの?
リザ、エルダードラゴンに進化。
姿形はドラゴンと変わらず。
最大サイズは大きくなった。
ブレスの威力UP。
俺専用の移動手段。
エルダードラゴン=老龍。
若い女性に『老』は無いだろう。
空も陸も疲れ知らず。
俺はすぐ疲れるから助かります。
アリア、変わらず人間。
眷属じゃないからレベルアップは微増。
進化もしない。
最近料理も覚えました。
眷属になりたがっている。
コボミ、スキュラに進化。
女性の上半身。
下半身は犬3匹と蛸の足。
蛸足は8本。伸縮自在。
人化可能となり、満を持して婚約に参戦。
スキュラはちょっと怖い。
と言ったら、通常は人化で通している。
ハピ、セイレーンに進化。
ハーピーの少女の顔と身体は、
グラマラスな姿態となった。
切れ長の目、青い瞳。
白い髪。頭の両脇に白い羽。
背中に二対の白い羽。
背中側は羽の付け根周囲が白い羽毛。
両手は肘より先が鷲の足。5本の指、鉤爪。
両足も膝より下が鷲の足。4本の正足、鉤爪。
人化可能。人化時も艶かしい姿態。
詩魔法のスキルを得た。楽しみ。
スパ1、アラクネに進化。
え!君もそうだったの?
人化可能となり意外な参戦。
小蜘蛛生成で諜報部隊隊長。
女性の上半身。下半身は蜘蛛。
目は8つ。一対は人間の目。黒い瞳。
下半身の蜘蛛に丸い宝石の三対の目。
黒髪、機織りが得意らしい。
眷属100と一緒に織物産業は任せた。
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湿原、蛇王の城。
「助太刀有難う御座いました。無事ゴブリンキングを倒す事ができました。御礼の品をお持ちしました。お納めください。」
ゴブリンキングの魔石、ほか拠点で作成した食料、武器、防具を献上した。
蛇王「うむ、有り難く頂戴しよう。
ところで、婿殿は意識してないかも知れないが、この度の戦でコボルト、ゴブリンの集落群とオークの集落の一部を納める事になった。
これは事実である。
我が国としては、婿殿の勢力と同盟を結びたい。
同盟を結ぶにあたり、婿殿は国を作り、王となるのだ。」
「国!国王。」
蛇王「主権、領土、国民があり、他国が承認すれば国として成り立つ。婿殿には既に主権、領土、国民がある。我が国が承認しよう。
ダークエルフの国も同盟に参加したいと言っておる。
三国で相互不可侵の条約を結びたい。」
「承知しました。相互不可侵は私たちにとっても必要な事です。是非ともお願い致します。」
蛇王はハクがゴーゴンに進化した事を大層喜び、お祝いをするから数日城に留まるよう進めたが、ハクは「戦後処理が色々あり忙しいから」と断っていた。
後で聞いたら「キモい」って言ってた。
蛇王はかわいそう。
リガント将軍は俺の眷属になった事を蛇王に報告。
リガント将軍、リガールがリザードマンキングに進化した事を聞き、蛇王は大変羨ましがったそうだ。
腹心の部下十数名のみ連れて俺の領地に戻る事にした。
リガリア「父上!ヒロト殿の配下になったと聞きましたが、本当ですか!」
リガント「うむ、真じゃ。眷属となったおかげでリザードマンキングに進化し、左目に魔眼を授かった。それからヒロト様は王となる。言葉使いには気をつけるがよい。」
リガリア「リザードマンキング!王!?・・・。」
リガント「お主がヒロト様の眷属を断り、リガールが眷属となったのじゃが、リガールもリザードマンキングに進化したぞ。」
リガリア「えっ!リガールもリザードマンキングになったのですか。」
リガント「人生を決める重大な選択がある。儂とリガールは眷属となることを選択しリザードマンキングとなった。この事は本当によかったかどうかはまだ分からんが、お主も今後、重大な選択をする際はよく考えて選択せい。」
リガリア「今からヒロト様の眷属になりたいと言っても無理でしょうね。」
リガント「無理じゃな。それ以前に蛇王様の前で大見得をきって断ったのに、そんな事をお主は言えるのか?」
リガリア「・・・・」
そんな親子の会話を遠くから見ていた俺。
拠点に帰ろう。
国かあ。国名どうしよっかな?
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