第238話 VS雷公軍(その1)
大自然北部から進軍したアレオン軍が魑魅魍魎達と戦っていた。
アレオン軍はスペクター、レイス、ファントムのアンデット達で構成される。
アレオン軍のアンデット達はゴースト系の魔物で物理攻撃無効。
初めは優位に戦っていたが、それを分かった魑魅魍魎達は魔法攻撃に切り替えて少しづつダメージを与え始めた。
竜人達と同様に力ではレベルが高いアレオン軍が勝るが、魑魅魍魎達の数に手こずり戦況は膠着状態。
しかも魑魅魍魎達の数は増え続ける。
アレオン「押しきれなかったか、時間が立つと不利になっていくな。
俺も進化だ!」
アレオンは悪魔フルカスに進化した。
アレオン「思えばガラード王国の将軍で人間だったが、陛下に殺されてアンデットとして蘇り、とうとう悪魔になっちまった。」
悪魔フルカス。
白髪。長い顎髭。
鎧に身を固め。
魔槍を持つ。
青いアンデットホースに騎乗。
アレオンは元ガラード王国の老将軍。
顔は変わらず、顎髭が伸びたくらいか。
魔槍を振り回し、配下のスペクターキング達と共に魑魅魍魎の群れに突撃した。
アレオンの魔槍が魑魅魍魎たちを貫き、突き飛ばす。
アレオンの隣にオク1が出現した。
オク1「よう!アレオン、苦戦してるな。」
オク1はオークエンペラーから亜神ヴァラーハに進化していた。
亜神ヴァラーハ。
猪の顔。オークの顔は変わらず。
人間の身体。顔以外は鎧を装備。
4本の手で車輪と法螺貝、矛と剣を持つ。
アレオン「オク1、救援感謝だ。
貴様も変わったな。」
オク1「ふふふ、陛下にお願いして戦場に来たのだ。
成果を出さねばなるまい。」
オク1は法螺貝を吹く。
大音量の法螺貝の音と共に眷属のオーク達が召喚された。
更に仲間達の力がUPした。
オク1「進め眷属達!オークの剛力を見せてやれ!」
オークの群れは我先にと魑魅魍魎達に突撃した。
オーク達は黒いフルプレートアーマーを装備している。
手に持つのは、魔槍か魔斧。
戦況は一気に樹海帝国軍優勢に傾いた。
オーク達もレベルが高く、最低でもオークソルジャーかオークメイジ。
オークジェネラルが多く、オークキングもそれなりの数が揃っている。
オークソルジャーの魔斧が魍魎の首を切り飛ば、魔槍が魑魅の頭を突き刺し、振り回す。
オークメイジの魔法が吹き荒れ、炎や風の広範囲の攻撃魔法が魑魅魍魎達を倒していく。
オークキングの魔槍は一振りで数十人の魑魅魍魎の身体が両断される。
それらとは比べ物にならない悪魔と亜神の二人は傍若無人に暴れまわる。
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電母は左手で右肩を抑えながら、一人だけ生き残った雲使いと共に雷公の元に戻った。
電母「痛、やられました。」
雷公「生きて戻っただけでも良し。」
電母「まさか私に傷付ける事が出来るなんて・・・。」
雷公「神器のひとつであろう。
しかもかなり強力だ。」
雲使い「あのオヤジ雷の属性なのに、土を使うなんて反則です。」
雷公「うむ。雷神の1柱ではあるようだ。
それにその後に現れた悪魔も侮れん。
戦況を一気にひっくり返しおった。」
電母「他戦場の状況は如何ですか?」
雷公「思わしくないな。強力な救援が来た。」
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