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魔物使いの異世界大陸平定記  作者: ボルトコボルト
第6章 蚩尤

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第237話 VS電母(その2)

竜王山の龍脈を占領した蚩尤しゆう軍の雷公と電母。


龍脈の魔力で生み出した大量の魑魅魍魎。


対するは大自然の樹海帝国軍。


魑魅魍魎の数と樹海帝国軍の力が拮抗し膠着状態。


電母が樹海帝国の竜人族の前に出現し蹂躙。


電母の前に雷神トールのライゾウが登場した。


ライゾウはアリアから借りた宝貝パオペエ息壌そくじょうを出した。


ライゾウが神気を注ぎ、布袋から噴き出す土の息壌そくじょう


砂嵐が辺りを包む。


電母は光り光速の移動・・・。


電母「え!移動出来ない?」


周りに吹き荒れる息壌そくじょうが光を遮る為、電母は光となって移動する事が出来なくなっていた。


しかも周りが全く見えない。


ライゾウは右手に輝く雷を帯びた『真っ赤な槌(ミョルニル)』を構える。


息壌そくじょうは上下左右に避けて、ライゾウに電母の位置を教えた。


ライゾウは光速で移動。


電母の背中側から『真っ赤な槌(ミョルニル)』襲う。


雲使い「電母様!危ない!」


雲使いが電母を押して、変わりに『真っ赤な槌(ミョルニル)』に叩き潰された。


雲使い「ぎゃあああああ。」


潰れて燃え尽くす雲使い。


電母「雲使い!」


電母は泳ぐように飛翔し何とか息壌そくじょうの嵐から脱出を試みる。


ライゾウの攻撃を受けていない2柱の雲使いが電母の手を引き、後ろから押して何とか電母を逃がそうとする。


しかし、ライゾウと息壌そくじょうの連携からは逃げられない。


ライゾウが『真っ赤な槌(ミョルニル)』を振り上げ電母に振り下ろす。


電母は既の所(すんでのところ)で躱す。


が、右肩に『真っ赤な槌(ミョルニル)』の衝撃を受ける。


電母「つぅっ、何故私を傷付ける事が出来る?」


ライゾウ「光になっても神の武器『真っ赤な槌(ミョルニル)』からは逃れられんぞ。」


電母「神の武器!」


雲使い「電母様、この雲の中に隠れて逃げて下さい。」


雲使いは雲を生み出し、電母の姿を隠した。


雲使いは鞭を使って雲を飛ばすと、ライゾウに鞭を振るった。


ライゾウは雷になって鞭を躱す。


雲使いは更に鞭を縦に振りライゾウを狙う。


その時、息壌そくじょうが槍となって雲使いを突き刺した。


動きの鈍った雲使いをライゾウがミョルニルで叩き潰した。


ライゾウは電母を見るが、電母は雷雲とともに逃げていた。


ライゾウは竜人達が撤退した戦場に降り立つと、隣にデルガが出現した。


デルガ「電母に逃げられたか。」


ライゾウ「うむ。変な手下が数匹いて邪魔をされた。」


戦場には、多くの死体と魑魅魍魎達。


魑魅魍魎達はが蠢き進軍してきた。


デルガは邪気と魔力を放出し戦場を覆う。


魑魅魍魎達は耐えきれず、進軍を止め膝をつく。


デルガは死霊魔法を詠唱する。


デルガ「冥界に行きし、死者の魂達よ、我の求めに応じてこの世に蘇れ!」


巨大な魔方陣が戦場に現れて、死した者達がアンデットになり蘇る。


竜人、魑魅魍魎、先程ライゾウに殺された雲使いまでも・・・。


デルガ「ライゾウの邪魔をしたのは、低級な亜神のようだな。」


雲使いのアンデットがデルガの前に跪く。


ユントア「私の名前はユントアと申します。」

ユントウ「私はユントウ。」


デルガ「ユントアとユントウよ、アンデット達を率いて魑魅魍魎達を殲滅せよ。」



ユントア、ユントウ「承知しました。」


ユントアとユントウは蘇ったアンデット達を率いて、魑魅魍魎達と戦い始めた。


デルガ「この戦場はこれで良いだろう。次の戦場に行こう。」


ライゾウ「分かった。」


拡散していた息壌そくじょうがライゾウの布袋に戻った。

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