第23話 VSゴブリン軍(その3)
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ゴブリンキングがいる本隊が駐留している北の集落に向かう。
俺は2mになっているリザに乗って進む。
リザの頭に50cmのライゾウがとまっている。
ウンディーネ、シルフ、サラマンダー、ノームも50cm程度の大きさで俺の周りをふわふわ浮かんでついてくる。
エルフと契約していた数百年は、全くレベルアップ出来なかったので、今回レベルアップをして大喜びだ。
進む度にその地下のダンジョンの道も延びていく。
戦闘している場所をダンジョンにしたい為だ。
戦闘開始後その地域一帯をダンジョン化する作戦。
本隊の攻略は慎重に、後は迎撃された場合、戦場が集落になるとは限らないので、臨機応変に対応で来るようにね。
リガール「とうさん!リザードマンジェネラルに進化しました!力がみなぎるようです。」
リガント「おお!それは良かった。儂と同じになったのう。
ヒロト殿のスキルは恐ろしいのう。
一度の戦闘で新兵も歴戦の猛者になってしまう。
リザードマンソルジャーのリガールがリザードマンジェネラルになってしまうとは。
兄のリガリアはリザードマンナイトだから、一気に抜かしたのう。」
父子の会話を聞いていた俺は、コカトリスに乗っているリガントに並走して、話しかけた。
「歴戦の猛者は言い過ぎですよ、リガント将軍。左目はいつから失明したのですか?」
リガント「ヒロト殿、かれこれ20年ぐらい前になるかのう。」
「片目だと遠近感がつかめないので、不便でしょう。」
リガント「そうなのじゃ、一瞬で勝負をつけないと、危ないときはあるのう。」
「これから決戦になります、憂いは無い方が良いので、左目を入れませんか?通常の目より戦力UPしますよ。」
リガント「むむ、そんな事も出来るのか?」
「はい、但し俺の眷属なので、俺と敵対する時は使えませんがw」
リガント「がははは、それは要らぬ心配じゃ。分かった良しなに頼もう。それと儂も眷属にしてくれ。」
「え、それは大変嬉しいのですが、蛇王様に断らなくても宜しいのですか?」
リガント「良いのじゃ、それも選択肢の1つとして、儂の判断に任されておる。
念話もあると便利そうだしのう。
レベルアップも速いし、ゴブリンキングを倒せば進化出来そうじゃ。
蛇王様も羨むだろうて。」
「それは、有難い。では早速。」
俺は今回の戦いで進化した、まだ名もないイビルアイをリガント将軍に憑依させ、リガント将軍を眷属化した。
リガント将軍はオッドアイになり、目を上から下に斬られたような傷は残っているが、目を開いている。
リガント「おお!見える、見えるぞ。そうか鑑定、魅了も使えるのじゃな。」
「その上、イビルアイも進化すれば更にスキルが増えていきます。」
リガント「おお、有難や。ん!なんだか力がみなぎるぞい。急にステータスもアップしたようじゃ。」
「それも、俺のスキルです。眷属になるとステータスが2倍になります。」
リガント「それは凄いのう。ヒロト殿、儂の事はリガントと呼び捨てにしてくれ、口調も部下に対する口調が良いじゃろう。配下に敬語では示しがつかん。」
「分かった、リガントこれからも宜しく頼む。」
リガント「承知いたしました。」
敵の斥候が出ていたらしいが、小蜘蛛達が見つけてコボミ達が倒していく。
情報は与えないようにしないとね。
スパ1が近くに現れた。
スパ1「主様、私もアサシンスパイダーに進化出来ました。
有難うございます。
それはさておき、ゴブリンに動きがありました。
2000、2000、3000の3隊に分かれました。
3000が本隊の集落で待機。
2000の2隊は東西に別れて進軍。
本隊に攻撃された際、左右から襲撃するつもりです。」
「報告有難う。
戦術の基本は分散に対して、各個撃破だからなあ。
スパ1、東西に分散した部隊は何処に向かっている?」
ゴブリンの集落は数十ヶ所あり、場所を特定すため、便宜上Gー01から番号を振って管理していた。
ちなみにコボルトの集落はKー01、オークはの集落はOー01から番号を振っている。
スパ1「西はGー12、東はGー17です。」
念話で地図を共有する。
「近いところからGー17の敵を撃破し、Gー12を撃破、本隊の順だな。」
(全軍、進路をGー17に変更!Gー17、Gー12、本隊の順で撃破しながら進軍する。)
リガント「主殿の眷属間念話は凄いのう。
進軍しながら作戦会議もできるのじゃな。
戦争のやり方や難易度がガラッと変わるのう。
ところで、お若いのに戦術も理解しておるようじゃが、誰かに師事しておったのかのう?」
「眷属になって貰ったから隠し事はしないで全部話しますが、俺は異世界転移でこの世界に来ました。
元いた世界では、過去の戦いの情報等を共有し、誰でも何時でも取得出来る環境がありました。(インターネットだけどね)
興味があれば知識はすぐに深まります。
後はゲーム等で感覚を磨いたりですかね。
(将棋やチェスだね)」
リガント「ほほぅ。ゲームも興味深いのう。」
さて、そろそろGー17に到着しそうだ。
「スパ1、Gー17に向かっている敵の動きはどうだ。」
スパ1「伏兵としての部隊なので、進軍は遅く、まだまだGー17の到着に時間がかかりそうです。」
「今どの辺りを進軍しているか、全員に地図を念話で見せてくれ。」
(今表示している場所に敵軍がいる。Gー17に入る前に奇襲する。足の速い者、空を飛べる者は敵の横から攻撃だ!その他は正面からこのまま敵に当たるぞ!横からの奇襲の指示はコボ1、正面から攻撃の指示はリガントで、・・・進撃開始!)
ヒナがダンジョンを敵軍に延ばす。
(敵軍の現在地一帯ダンジョン化完了!)
コボルト部隊、ワイバーンに乗ったリガール、ハピ、キラービー部隊(キラービーナイトに進化済み)等は敵ゴブリン部隊の横から奇襲。
敵は慌てて総崩れ。
湿原の部隊、オーク、スライム、リザード、ダークエルフ、蜘蛛、その他の部隊が総崩れのゴブリンに襲いかかる。
(敵の死体は、ダンジョンで吸収!このままGー12も同様に進撃だ!)
敵は這う這うの体で逃げ出した。
レベルアップのメッセージが流れ出す。
そのままGー12に向かう敵軍にも同様に進撃。
Gー12に向かう敵軍にも壊滅的な大打撃を与え、レベルアップメッセージの流れが止まらない。
DPもドンドン増えていく。
(よし、敗走した敵軍が本隊と合流する前に、本隊にもこのまま進撃だ!ハク、コボミ救出を頼んだぞ。)
敵本隊の集落に向かう。
伏兵はいない事を確認。
集落をダンジョン化。
同時に空から魔法攻撃を開始。
地上からも魔法攻撃を開始。
敵ゴブリンからも魔法の反撃。
空からの奇襲と魔法を使える人員が少ないので反撃は散発的。
その後全軍が敵集落に雪崩れ込む。
同時にハク、コボミパーティーが集落に侵入。
あらかじめ救出者の監禁場所を把握出来ているため、スムーズに救出を行った。
ゴブリンキングの所在は小蜘蛛からの連絡で把握している。
俺達は空からゴブリンキングの背後に降り立つ。
上空からリザがブレス。ライゾウが雷撃。
シルフがウインドカッター。
サラマンダーがフレイムランス。
それぞれゴブリンキングに放った。
ゴブリンキングは微動だにせず、振り返った。
身体中焦げた趾があるが、大きなダメージは無さそうだ。
ゴブリンキング「貴様が、我の軍団に損害を与えた奴等の親玉か。」
俺は無言でムラマサに柄に手をかけ対峙した。
ゴブリンキングは大剣を振りかざす。
踏み込みながら大剣を降り下ろす。
俺は右にかわす。同時に抜刀。
ゴブリンキングの手首を下から切り上げる。
ゴブリンキングは大剣を落とすが、
右足で俺の腹を蹴りあげた。
革の鎧の胸当てがへこむ。
吹っ飛ばされた。
しかし鎧下のスラオのスキル、物理耐性でダメージが軽減されるため、痛みはそれほどでもない。
俺は立ち上がる。
ゴブリンキングは落ちた大剣を拾う。
手首は元に戻っていた。
骨は切断出来なかったみたいだ。
傷はすぐ塞がるか。
欠損はどうかな?
ゴブリンキングは八双に構える。
踏み込みながら大剣を横薙ぎに払う。
俺はバックステップでかわす。
大剣の振り終わりに合わせて。
ゴブリンキングの指を斬り落とす。
ゴブリンキングは大剣を落とす。
(スラオ、細長くなってムラマサに沿ってくれ。
目にムラマサを突き刺すから、頭の中で、フレイムボムだ)
中段に構えゴブリンキングと対峙。
ゴブリンキングが右腕を振り回す。
タイミングを合わせてムラマサをゴブリンキングの目に突き刺す。
スラオは身体の一部を細長くして、ムラマサを伝う。
ゴブリンキングの目の中に侵入しフレイムボム!
爆発音とともに耳と目、口より煙が漏れる。
ゴブリンキングは倒れた。
リザ「倒したのですか?」
「いや、レベルアップのメッセージが流れないので生きてる。
脳が爆発して動けないだけらしい。
多分このままだと回復するよ。
スラオ、口から侵入して、魔石と心臓を千切り採ってきて。」
スラオが口から侵入して少しすると、
レベルアップ、進化のメッセージが流れ出した。
スラオは無事口の中から出てきて、
ゴブリンキングを影に収納。
ゴブ1が走りよってきた。
ゴブ1「主様、ゴブリンキングが死んで、ゴブリン達の眷属化が解除されました。それで・・・」
「分かったよ、生き残ったゴブリンはゴブ1の眷属にするといい。」
ゴブ1「有難うございます。」
ゴブ1はゴブリンを眷属化していく。
(みんな!戦いは終わった。ゴブリンはゴブ1の眷属とする。
抵抗するゴブリンがいたら拘束してくれ。)
俺はゴブ1をチラッと鑑定。
(ゴブ1がめでたくゴブリンキングになったので、問題無いはずw)
他のみんなも進化してるな。楽しみw
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