第206話 VS窮奇(その5)
ブックマーク、評価有難う御座います。
妻達は窮奇が召喚した悪獣達と戦っているなか、俺は窮奇と対峙した。
神眼アイのスキルで宙に浮かぶ。
窮奇「巨人族に加えて悪獣達も召喚したが、攻勢に出れないか。」
「窮奇、饕餮は倒した。お前もここで決着をつけるぞ。」
窮奇「ふ、こんなところで油を売ってていいのか?」
「どういう事だ。」
窮奇「饕餮と俺は陽動。本命はオダーン軍だ。」
「何!」
スパ1が俺の横に出現した。
アラクネエンプレスから悪魔バエルに進化したスパ1。
悪魔に進化した為か、空中に浮かんでいる。
スパ1「窮奇の言うことはあながち間違っていないかも知れません。」
「何があった。」
スパ1「ヒロト様が大自然に来たと同時にオダーン軍が侵攻を早めて、現在砂漠を越えて、ステラド地域を襲っています。」
「誰が迎撃に出てる?」
スパ1「マシラン将軍の軍と魔法兵団が迎撃にしていますが、敗れるのは時間の問題です。」
「不味いな。」
窮奇「ふはは、どうする?樹海帝国皇帝。」
「窮奇もこのまま放って置けないな。」
俺はコボ2を召喚した。
虎の姿の窮奇を見ていて、思い出したのはケルベロスから悪魔ナベリウスに進化したコボ2。
三つ首の猛犬ケルベロスに悪魔の翼を生やしたコボ2。
虎に竜の翼を生やした窮奇には最適だろう。
コボ2「ヒロト様、窮奇を倒せば良いのですね。」
「そうだ。頼んだよコボ2!
俺はステラド地域に向かう。」
念話で戦闘中の皆にも連絡する。
(ステラド地域がオダーン軍に攻められている。俺はステラド地域に向かう。皆!ここは任せたよ。)
皆(承知しました。)
窮奇「簡単に行かせると思うな。」
窮奇は風になって俺を襲う。
突風が吹いて俺に向かって窮奇の牙が輝く。
コボ2が俺と窮奇の間に転移した。
「ゴオォ。」
重低音が響き、コボ2が黒炎ブレスを放つ。
突風は向きを変えて上空に反れると窮奇に変わった。
窮奇「クッ、樹海帝国はどれだけ戦力があるんだ。」
コボ2「お前ごときが主に触れられると思うな。」
窮奇とコボ2が睨みあい身構える。
「コボ2、ここは任せた!」
コボ2「承知しました。窮奇は倒しても良いのですね。」
「うん、是非倒してくれ。逃げられると厄介だ。」
窮奇は悔しそうな顔でコボ2を睨む。
俺とスパ1はステラド地域に転移した。
窮奇とコボ2は高速の空中戦。
風となって縦横無尽に動き回る窮奇。
転移で自由自在に現れては消えるコボ2。
両者の戦いは周りも巻き込む。
窮奇がロクに乗る魔女ウィーラを襲うとグレイアが闇の触手で防ぐ。
コボ2が窫窳を襲うと修蛇の水壁がコボ2のブレスを遮る。
ビー1の針弾が、大風に放たれる。
九嬰の火炎のブレスがアンナを焼き尽くす。
アンナは平然として、鑿歯に槍を向ける。
鑿歯の矛とアンナの槍が交差する。
ユイの稲妻が封豨に当たる。
稲妻の雷性を帯ながら封豨がアンナに突進する。
キュウが九尾から魔法を放ち。
大風が風刃をキュウに放つ。
ヘカントケイルの大岩がロック鳥のロクに当たる。
リザルドの毒の牙がサイクロプスを襲う。
竜王ドラシルのレーザービームがヘカントケイルを貫く。
ギガンテスが、ミノタウロスのミロイドが、スペクターエンペラーのアレオンとコボ4が、竜人族長のドルニカが、グリフォン族長のリグルが入り交じって戦う。
巨人族の後方にいたタキーダ軍の兵士達と戦っていた樹海帝国の兵士達は距離を取って、災害としか言えないその戦いを呆然と見守るしかなかった。
人間や亜人達には想像を絶する神々と悪魔達、魔獣達の戦い。
神話として語り継がれる様な出来事に唯々《ただただ》目を奪われ立ち尽くすばかり。
戦場は混迷を極めていく。
新作連載中です。
タイトルは『仮題)異世界転生したけど魔法が使えず、貧乏で武器も買えないので気功で最強になって無双します。虐げた奴らに復讐だ!』
下のリンクから飛べます。
興味を持っていただけたら
うれしいです。
宜しくお願いします。




