第205話 VS悪獣
亜神ペナンガルのビー1が四凶である窮奇に飛びかかろうとしたとき、窮奇は6体の悪獣を召喚した。
その内の1体、九嬰(頭が9つある竜)がビー1に向かった。
九嬰は赤い竜の口から炎のブレスを吐く。
ビー1は上方に飛んで躱し、針弾を九嬰に放った。
九嬰の身体の回りを囲んだ水が針弾を通さない。
「ビー1一人では時間がかかりそうだな。皆で行こう。」
皆「はい。」
俺と一緒にここに来ていた妻達。
ダークハイエルフのグレイア。
勇者でありエルダーリッチのユイ。
魔女のウィーラ。
キラーアントエンプレスのアンナ。
俺を含めた5人で窮奇と悪獣の元に向かう。
窮奇と悪獣は一柱と六体。
俺達はビー1を含めても6人。
数が合わないなと思ってたら、ユイが使い魔である九尾の狐キュウを召喚していた。
魔女ウィーラの使い魔であるロック鳥のロクは魔女ウィーラを乗せているので、ウィーラとロクは合わせて一つの戦力と考えよう。
窮奇の勢力とそれぞれ対峙する俺達。
ビー1対九頭竜の九嬰。
グレイア対蛇身人面の窫窳。
ユイ対盾と矛を持つ長い牙の鑿歯。
ウィーラとロク対大鳥の大風。
アンナ対大蛇の修蛇。
キュウ対大猪の封豨。
当然俺は窮奇と向かい合う。
ユイ「キュウ!封豨は食べるから、あまり傷つけないでね。」
キュウ「難しい注文ですが、承知しました。」
グレイアが宙に浮かびながら魔力を拡散。
闇の魔力がグレイアの周りを漂う。
闇の触手が槍のように放たれ窫窳を襲う。
窫窳は蛇の身体を器用にくねらせ触手を躱す。
窫窳「ほほう、不思議な術を使うのぅ。」
窫窳は醜悪な老人の顔。
耳まである口を大きく開きグレイアに噛み付こうとするが、グレイアの周りに漂う闇は窫窳の進行を防ぐ。
ユイも宙に浮かび、禍々しい魔力を身体から発する。
ユイは魔法の稲妻を鑿歯に放つ。
鑿歯は盾で稲妻を弾くと右手の矛をユイに向ける。
矛は両刃の剣を穂先につけた長柄の武器。
槍は刺突に優れた形状の穂先だが、矛は穂先が剣になっているため、刺突と斬る事、両方の扱いが出来る。
鑿歯は稲妻を躱し盾で弾き、空中を飛びながらユイに矛を突き刺す、薙ぎ払う。
ユイも空中を飛び回り鑿歯の矛を躱す。
お互いに飛び回り、高速の空中戦を繰り広げていた。
ウィーラと大風も空中戦。
ロック鳥のロクに跨がり炎弾、氷弾を間段無く放つウィーラ。
風の魔法で炎弾、氷弾の方向を変えて風刃を放つ大風。
ロック鳥は風刃を避けるが避けきれず身体に当たっても何とも無い様だ。
急な回避でウィーラが落ちないようにしている。
アンナと修蛇は地上戦。
修蛇は高密度に圧縮された水弾を放つ。
アンナが水弾を躱すと、水弾は、後方の大木や大岩を砕く。
アンナは漆黒の槍を持ち構える。
アンナは影に沈み姿を消すと修蛇の死角に出現し、漆黒の槍を修蛇に突き刺す。
修蛇の周りを水の壁が囲む。
漆黒の槍は水の壁を突き刺すが水の壁は常に流動していて、槍の軌道を反らす。
キュウと封豨も地上戦。
封豨は突進してキュウを弾き飛ばそうとするが、キュウの九尾が封豨を受けとめる。
封豨は前足で地面を蹴り少しづつ前に進む。
口を開き牙で尻尾に噛み付く。
キュウは回転しながら封豨の後方に跳び躱す。
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