第202話 VSギガンテス
サイクロプスとミノタウロスの戦いの中にアレオン軍が参戦した。
サイクロプスは物理攻撃に特化している。
動きが速く攻撃力も高いが、アレオン軍はスペクター、レイス、ファントムの亡霊タイプで肉体を持たない事から、物理攻撃は無効だ。
かと言ってサイクロプスに致命傷を与えられる様な攻撃力はアレオン軍にはほぼ無い。
スペクターエンペラーのアレオンとミノタウロスエンペラーのミロイドの攻撃がある程度サイクロプスにダメージを与える事が出来る。
とは言っても、物理攻撃無効のアレオン軍の参戦により徐々に形勢は樹海帝国に傾き始めていた。
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ギガンテスには竜人達が対応していた。
ギガンテス。
フルプレイトアーマーを来た巨人族。
盾と炎を纏った大剣を持つ。
ギガンテスは12人参戦していた。
鎧の色は全員異なり、赤、橙、黄、黄緑、緑、青、藍、紫、赤紫、黒、白、金の12色だ
ギガンテスは炎を纏った大剣で攻撃してくる。
竜人達は、ギガンテスの攻撃を辛うじて受け流す、躱す。
竜人は、人形だが竜の鱗で覆われているので、比較的炎の耐性も高い事から何とか凌げているようだ。
「物理攻撃のサイクロプスにミノタウロス、炎攻撃のギガンテスに竜人、百腕巨人にグリフォンとコボ4軍、良い組合せで戦えているな。コボ4の作戦かな?」
スパ1「そうです。コボ4の作戦です。この組合せで戦っていたので互角に戦えています。」
そうこうしていると、ギガンテスと竜人の戦いに竜王ドラシル達が参戦した。
ドラシルのブレスであるレーザービームがギガンテスを襲う。
ギガンテス達は盾でレーザービームを受け流そうとするが、速度に付いていけず、吹き飛ばされる。
いや、あの速度のビームに辛うじて盾で防いだだけでも、ギガンテスの実力の高さが窺えるのか。
しかし古竜達の参戦で樹海帝国軍が優勢になった。
ギガンテスと竜人の戦いも、このまま行けば我々の勝利は間違いないな。
「しかし、サイクロプスとギガンテス、ヘカントケイルかぁ。ティタノマキアやギガントマキアの様だ。」
ユイ「何、それ?」
「地球のギリシア神話の中に出てくる巨人族と神の戦いの事だよ。サイクロプスやギガンテス、ヘカントケイルが出てくる話さ。」
ユイ「へぇ、結局誰が勝つの?」
「巨人族が負けて、大神ゼウスが勝つよ。」
ユイ「そうなんだー。」
「だけど、巨人族が南の王国にいるなんて始めて聞いたぞ。
何でタキーダ辺境伯軍に居るんだろう。
そもそもタキーダ辺境伯軍なのにタキーダ辺境伯の姿は見えないな。」
ウィーラ「そうじゃの。ここは南の王国の民に聞いた方が早いじゃろ。」
「そうだね。アキルイを呼ぶか。」
アキルイに召喚の了承を貰って召喚した。
アキルイは飛べないので、グリフォン軍からヒッポグリフを一匹呼んで、召喚したアキルイを乗せた。
ヒッポグリフ。
鷲の翼と前半身。馬の後半身。
鋭い嘴くちばしと前足の鉤爪。
アキルイ「どうされました?」
「アキルイ、タキーダ辺境伯軍を見てくれ、巨人族が居るだろう。
タキーダ辺境伯の軍には前から巨人がいたのかい?」
アキルイ「本当ですね。巨人族は南の王国の東端の山脈に住んで居ました。
タキーダ辺境伯の領地の外に住んでいるので軍にはいませんでした。」
「そうすると今回タキーダ辺境伯軍の傘下に居るのは何か訳が有るのか?」
新作書いてみました。
タイトルは『仮題)異世界転生したけど魔法が使えず、貧乏で武器も買えないので気功で最強になって無双します。虐げた奴らに復讐だ!』
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