第203話 VSヘカントケイル
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タキーダ辺境伯軍のヘカントケイルと樹海帝国軍のグリフォン軍とコボ4軍が戦っていた。
ヘカントケイル。
百本の腕がある巨人。
筋肉質の上半身は裸。
3人のヘカントケイルが土魔法で大岩を次々と樹海帝国軍に投げている。
グリフォン。
鷲の翼と上半身。ライオンの下半身。
鋭い嘴と前足の鉤爪。
グリフォン族の族長リグルは、ヒロトの眷属となった後、狩猟用の迷宮でレベ上げの修行を重ねて、グリフォンキングからグリフォンエンペラーに進化していた。
通常のグリフォンより二回り大きい身体。
ヘカントケイルの大岩をそのスピードで躱しながら近付く。
避けきれ無い大岩は前足の鉤爪で砕く。
ヘカントケイルの振り回す腕を掻い潜って攻撃を加えようとするが、ヘカントケイルの腕は百腕!
掻い潜れ切れず、ヘカントケイルの腕とリグルの鉤爪がぶつかる。
お互いに有効な攻撃を決められず、持久戦となっていた。
コボ4VSヘカントケイル。
コボ4はエルフの弓矢で一度死んだコボルト。
コボ1、コボ2、コボミの弟。
コボ5の兄。
不死王ルシーが死霊魔法で甦らせ、生前のコボルト種からアンデットのスペクター種に変化。
修行の末スペクターエンペラーに進化した。
ヘカントケイルは土魔法で巨大な大岩を放つが、スペクターエンペラーとなったコボ4には物理攻撃が通じない。
一方、コボ4もヘカントケイル致命的なダメージを与えられず戦況は硬直。
ヘカントケイル2体はリグルとコボ4が押さえている状況。
残りの1体はコボ4の軍のアンデットであるスペクター種、ファントム種、レイス種の兵士が何とか凌いでいた。
ヘカントケイルの後方から進軍していたタキーダ辺境伯軍の兵士については、コボ4のアンデット以外の兵士と、グリフォン軍のグリフォン種とヒッポグリフ種が押さえている。
グリフォン軍のヒッポグリフ。
グリフォンと雌馬の間に生まれたと言われている伝説の魔物。
この世界ではグリフォンとは別種で、雌馬との間に生まれた魔物ではないが、グリフォンと近い生態のため一緒に生活している。
鷲の翼と鷲の前半身。馬の後半身。
鋭い嘴と前足の鉤爪。
全体的に見ても拮抗している状況であったが、そこに悪魔ボティスのリザルド元帥が参戦することで状況は一変した。
悪魔ボティスのリザルド元帥。
漆黒の鎧を着て、漆黒の大剣を持つ。
2本の角。鋭い牙。
一対二枚の蝙蝠の翼。
リグルとコボ4の兵士達と戦うヘカントケイルの元に飛びかかる。
ヘカントケイルはリザルドの存在に気付くと、その存在感に危険を察知し兵士達への攻撃を止めて、土魔法で大岩をリザルドに向けて間段無く放つ。
百の腕それぞれから次々と放たれる大岩。
物理攻撃最強の魔法がリザルドを襲う。
リザルドは空中に浮かびながら、漆黒の魔剣で大岩を薙ぎ払う。
百を越える大岩が一瞬の内に薙ぎ払われる。
しかし間段無く放たれる大岩は次々とリザルドに迫る。
リザルド「ふむ。うっとおしいのぅ。」
リザルドは大蛇に姿を変えた。
進化前の姿。
世界蛇ヨルムンガント。
巨人ヘカントケイルでさえも小さく見える巨大な身体。
まるで岩のようなゴツゴツとした鱗。
蝙蝠の羽。4本の足。
鋭い爪と牙。
深紅の眼。
しかし悪魔ボティスに進化した為か濃紺の身体は漆黒と変わっていた。
次々とリザルドに大岩が当たるがびくともしない。
リザルドはその尻尾を振り回す。
ヘカントケイルは百腕で尻尾を押さえようとするが、弾き飛ばされた。
リザルド「巨人ごときの力では耐えられるはずもなかろう。」
新作書いてみました。
タイトルは『仮題)異世界転生したけど魔法が使えず、貧乏で武器も買えないので気功で最強になって無双します。虐げた奴らに復讐だ!』
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