第195話 VS南の王国(その1)
前線の都市フロイン。
前線のはずなのに、戦争をする様子が無い。
情報収集の為、酒場に来ていたら、知り合いのヴァルキリー達が来たので、状況確認することにした。
「スクルド、前線と聞いてきたんだけど、戦っている様子は全く無いのはどういう事か分かる?」
スクルド「分かりません。私達も戸惑っています。戦争に参加するためにここに来ましたが、戦いが始まる気配が全く無いのです。」
「スクルドはモリー公爵と面識があるんでしょ?」
スクルド「はい。」
「モリー公爵とは会って話を聞いたの?」
スクルド「会いました。戦争に参加する事を伝えて開戦を待ってます。」
「いつ頃開戦するか聞いた?」
スクルド「聞きましたが、時期尚早としか・・・。」
「そうかぁ。何かおかしいね。」
スクルド「そうなんです。オーチ伯爵の領地にいたときから、戦争するための人は集めてるのに、戦おうとしないのです。」
「この都市にも兵士は沢山集まってるけど、そんな素振りはないし、敵の警戒すらしていない。」
スクルド「そこも変なのです。実は、オーダン公爵側の都市にも潜入したのですが、この都市と状況は変わりません。」
「そうか。有難う。」
スクルドに確認したが状況は分からず。
この都市自体に見るべき場所もないので、アンナに監視は続けて貰い次の都市に行くことにした。
スクルド達はオーダンを倒す目的があるので、まだこの都市にいる様だ。
「グレイア、次はどんな都市に行く?」
グレイア「そうね。幾つか候補はあるけど、次はオーダン侯爵の勢力範囲に入る事になるわ。オーダン侯爵には生体兵器の軍隊があるようなので、その研究が盛んな学術都市が良いと思う。」
ウィーラ「ほほう。それは興味深いのぅ。」
「分かった学術都市に行ってみよう。」
おれ達は馬車に乗り次の都市に向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
馬車に揺られて進んでいるとアンナが声をかけてきた。
アンナ「ヒロト様、フロインの軍隊が北上し始めました。」
「北上?」
アンナ「はい。」
「オーダン侯爵軍と戦うなら東に向かうはずだけどね。」
グレイア「そうですね。何処に向かうのでしょうか?」
「うむ。嫌な予感がするぞ。一度樹海に帰ろうかな。」
その時、スパ1から念話が入る。
スパ1(ヒロト様、南の王国のタキーダ辺境伯の軍が大自然に攻め込みました。)
(え!樹海帝国に攻めて来たと言うことだな。)
スパ1(そうです。更にオダーン侯爵の軍が南の王国中央から小国群に進軍しました。)
(なるほど、そうするとモリー公爵も小国群に進軍して樹海帝国に来るな。大自然の防衛はどうなっている?)
スパ1(南部ミノタウロス族の族長ミロイド達が向かっていますが、人数的に差がありますので、西部からグリフォン族長リグル、中央部から竜人族長ドルニカ、東部よりスペクターエンペラーのコボ4の軍も向かっています。)
(先ずは大丈夫そうだな。北部のスペクターキングのアレオンと竜王ドラシルも準備はしているのだろう?)
スパ1(はい。)
(それでは、樹海帝国に戻ってどうするか考えよう。)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
樹海帝国皇帝の城。
いつものリビングにいつものメンバーが集まっている。
「南の王国から三つの軍が樹海帝国に進軍している。」
ヒナ「樹海帝国に勝てる戦力があるとは思えないけどねー。」
ルシー「その通りだね。」
「緊急のために応援の体制は考えようと思う。」
グレイア「モリー公爵軍の迎撃は、ヴァンスの国とアマゾネス国が中心となるわね。」
「そうだね。ヴァンスとヒポリュテも呼ぼうか。迷宮のバズと常駐しているオニバル、迷宮都市領主のアキルイも呼ぶか。
人数が多くなるので、会議室集合だね。」
みんなで会議室に移動した後、ヴァンス、ヒポリュテ、バズ、オニバル、アキルイにそれぞれ了承をとって会議室に召喚した。
作者名を変更しました。
旧作者名の『マモン』は、何となく魔物からマモノ→マモンにしたのですが、
『強欲』の悪魔の名前だったので、いつか改名しようと考えていました。
ライムスライムにするか、ボルトコボルトにするか迷ったのですが、ライムスライムはありそうな名前かなと思ってボルトコボルトにしました。
サイバーパンクっぽいかな?
そうでもないか。
どうでしょう。




