第18話 拠点生活環境の向上を目指して
拠点に戻ると、見知らぬ女性が抱きついてきた。
金髪、青い瞳。切れ長の目。
鼻筋の通った美しい顔立ち。
身長は大きく180cmぐらい。
小顔でモデル体型?
でも筋肉ありそう。
リザ「主様!リザです。お帰りなさいませ。」
「リザかい!ドラゴンに進化したら人化も出来るようになったんだね。」
リザ「はい!次どこかに行くときは御一緒させてください。」
「もちろんだよ。俺のパーティーメンバーだからね。ごめんよ、人化出来るなら町に連れていっても良かったね。」
小鳥の大きさのライゾウが飛んできた。
ライゾウ「戦闘があったらしいな。俺も連れてけー。」
「ライゾウを人間の町に連れていくのは難しいと思ってたけど、今ぐらいの小鳥の大きさだったら有りだったね。次は期待してるよ。」
「さて、ハクさんや、姫の話を教えてくれ。」
ハク「たいした話では無いんだけどねー。」
ハクは人化して話始めた。
ハク「樹海の西に湿原がある話は前にしたんだけど。
蛇王の湿原と呼ばれていて、蛇王が治めているんだ。
私は蛇王の5番目の娘です。
蛇王の湿原は樹海の1/5ぐらいかな。
樹海に比べると小さいけど。
樹海が異常に大きいので、そこそこの領地らしいよ。
外は危険だからといって、出してもらえなかったんだけど、
頑張ってレベル30になって、めでたく外出許可がでた。
父が過保護なので、出来るだけ身分を隠して、
父の影響が無いところで過ごしたかったんだ。
旅に出てすぐヒロトを見つけたんだよ。
か弱くて、危なそうで、助けてあげなきゃって思ってたけど、
あっという間に私より強くなったねー。」
「いやいや、ハクのほうが断然強いでしょ。
俺は仲間の力を借りてるだけだよ。
そうかー。本当に姫だったんだね。」
その日は夜も遅かったので、すぐに寝ました。
そして次の日。
新しいメンバーにも仕事をしてもらって、拠点の充実を目指そう。
ヒナに奴隷メンバーの状況を確認とこれからの仕事を指示。
獣人はヒナのモフモフ要員だそうだ。
幼児だから仕事はしない。
一生懸命遊ぶのだ。
ドワーフ10代、60代の2人は、
ヒナのダンジョンスキルで鍛冶施設と鍛冶道具を作って貰い。
仲間の武器や防具の整備調整等を始めたらしい。
追加で今まで倒してきたゴブリン、盗賊、冒険者達の武器と防具、魔物の素材を渡して、整備調整、改造、使えないのは潰して新規作成を指示。
20代のドワーフは、
酒を作りたいそうなので、ヒナとアキートに協力を依頼。設備はヒナ、材料はアキート。
ドワーフは、
樹海北の古龍山脈の東側鉱山にある集落の出身。
エルフとは仲悪し。酒好き。
小人の料理おばさんは、
(もうめんどうだから料理おばさんと呼ぶことにした。)
みんなの食事を任せるとともに、ヒナと協力して日本のメニューにも挑戦。味噌、醤油等は初めはダンジョンで出すがゆくゆくは自前にする予定。
朝昼番の料理は、一人ではきついので、アキート商会の使用人にも手伝って貰う。
このおばさんの料理は絶品だったよ。
料理スキルは伊達じゃないね。
小人の裁縫おばさんは、
今まで倒してきたゴブリン、盗賊、冒険者達の服を洗濯、改造、修理して仲間の服を作る。
スパ1と組んで小蜘蛛糸を使った布の作成と服の作成をしている。
小人の大工のおっさんは、
家具やみんなの部屋等を作成、修理。
小人は樹海北西部にある集落出身。
樹海北西部には、妖精の集落もあるらしい。
ダークエルフは、
各種素材を使用して、ポーションの薬系や魔道具などの作成。
ダークエルフは樹海西に集落があり、エルフと敵対している。
精霊契約はしておらず、闇魔法に特化しているとのこと。
傭兵団とリザードマン、既存の仲間達はレベ上げと狩り、各種素材をゲット。後はアキート商会の護衛だね。
コボミパーティーは、闇魔法の影収納を使えるので、狩りの合間に魔物を捕獲し地下2階に放逐。魔物の養殖?実施中。
スパ1はコボミパーティーから独立。
同族眷属化スキルで、蜘蛛系の魔物の眷属を増やす様指示。
新しく眷属になった蜘蛛はコボルト達の狩りに同行しレベ上げ。
同族眷属化スキルをゲットしたら更に眷属を増やす。
並行して小蜘蛛達を樹海に放ち、情報収集に努める。
アキートと商会の使用人は、
ガリア町を避けて、こっそりガル村や隣のゴル村、グル村、隣の国に行って商売継続予定だ。拠点にある余分な魔石、素材、武器、防具、酒、料理、服、家具、薬、魔道具にキラービー蜂蜜も売って貰う。
ダンジョンのDPも、毎日黒字になっているようだし、生活環境も向上してきた。
人が増えたら農業や牧場もやりたいね。
ダンジョン温泉を作成したので、みんな毎日温泉に入って毛並みもきれい、野良の魔物とは比べられない、サラサラモフモフだよー。
俺のパーティーも狩りとレベ上げ、素材採取。
狩りの後の温泉は最高ー!
タイトルに第○話を追加しました。
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