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魔物使いの異世界大陸平定記〜神々や大悪魔すら配下!? 規格外のテイム能力で異世界の理をぶち壊し、気づけば大陸全土を制覇していた〜  作者: ボルトコボルト
第一章 深淵の樹海

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第15話 巨大大百足の襲来!?絶体絶命の女王蜂を【テイム】で超強化!ハクのチート新スキルで最速ホーム帰還!!

 樹海をさらに奥へと進む中、俺たちは木々の隙間を怪しく飛行する一頭の巨大な昆虫を発見した。


 体長およそ50センチ。黒と鮮やかな黄色の警戒色が目につく大蜂だ。


 全体的なフォルムは前世のスズメバチに近く、オレンジ色の不気味な頭部に二本の触角、黒く巨大な複眼、そして腹部には見事な横縞模様が刻まれている。


 すかさず、空を飛ぶアイから念話で鑑定結果が送られてきた。


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━

【名前】なし

【種族】キラービー

【性別】♂

【レベル】5

【HP】50/50

【MP】10/10

【スキル】ニードルバレット、ポイズンニードル、蜂眷属化

【その他】キラービークイーンの眷属

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━


「キラービークイーンの眷属か……」


 こちらに気づいたキラービーが腹部を曲げ、毒針の弾丸『ニードルバレット』を放ってきた!


 シュバッと風を切り裂く音とともに飛来する針を、アイがスイーッと最小限の身のこなしで危なげなく回避する。


(ヒロト、キラービーは一匹一匹は大したことありませんけれど、集団になると非常に手強い存在になりますわ。無数の毒針が雨のように降り注いできますから)


(そうですね……私もかつて一匹で出会ったときですら、かなり厄介でした)


 ハクとコボミの言葉に、俺は頷く。


(なるほどな……。なら拠点防衛のために、親玉の『キラービークイーン』をまるごとテイムして、集団防衛ラインを構築させたいな)


(ふふっ、良い考えだと思いますわ。それに……キラービーの巣にある『蜂蜜』は、とっても美味しいですし♪)


(……えっ、蜂蜜!?)


(ええ。以前、別の場所で食べたことがありますけれど、濃厚でとろけるような甘さでしたわ)


 見た目は完全にイかついスズメバチなのだが、ちゃんと蜂蜜を作るのか……!


 異世界スイーツの予感に期待が高まる。


(よし、ライゾウ! あの蜂をサクッと痺れさせてくれ!)


(任せときな!)


 ライゾウの『微弱雷撃』が炸裂し、キラービーは「ジジッ!」と音を立てて気絶。


 そこへアイの『魅了(チャーム)』を叩き込み、目を覚ましたキラービーを案内役にして巣へと向かうことにした。


 ◇


 キラービーに案内されたのは、大きな岩山の洞窟だった。


 遠目から観察すると、洞窟の入口周辺には無数の六角形の穴が空いた板状の巣がびっしりと構築されている。


 そして驚いたことに、凶暴なキラービーの周囲には、一般的な小型のミツバチの大群が整然と飛び交っていた。キラービーがミツバチたちをガードマンとして統率し、効率よく蜂蜜を集めさせているらしい。


(おお……マジで蜂蜜の宝庫じゃねえか!)


 そう思い、安全なテイムの段取りを考えようとした──その時だった!


 ドッガアアアアンッ!!!!


 突然、地鳴りのような爆音が轟き、キラービーの巣がある岩山が下から派手に吹き飛んだ!


 大量の土砂と岩石が舞い散る中、洞窟の地底から「ギチギチギチッ!」と不快な咀嚼音を立てて巨大な怪物が現れる!


「な……なんだあいつは!?」


 頭部は禍々しい茶褐色。三つの鋭利な顎が蠢き、2本のオレンジ色の触角が不気味に揺れている。


 無数の体節に伸びるのは、鮮やかなオレンジ色の46本の脚──体長数メートルにおよぶ超巨大な『大百足(オオムカデ)』だ!


 キラービーの大群が一斉に飛び立ち、無数の『ニードルバレット』を雨あられと放つ!


 しかし、弾丸のような針は大百足の分厚い甲殻に弾かれ、一切のダメージを与えられない!


(アイ、鑑定を!)


 偵察に向かったアイが、困惑した様子で戻ってきた。


(ヒロト……ダメ! 鑑定、弾かれちゃった!)


「レジストされた!? じゃあ先に無力化かテイムを──【テイム】!!」


『──対象は既に『他者の眷属』であるため、テイムできません──』


「なにっ!?」


 俺の確定テイムが弾かれた!? ということは、あの大百足の背後には更なる上位のボスが存在するということか!


 さらに惨劇は終わらない。

 大百足が開けた巨大な大穴から、ワラワラと津波のように大量の『巨大蜘蛛』が湧き出してきた!


 腹部は細長い黄色と緑青色の縞模様、細く長い8本の歩脚。体長50センチほどの巨大なジョロウグモの群れだ。


 すばやくアイが鑑定データを共有してくれる。


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━

【名前】なし

【種族】キラースパイダー

【性別】♂

【レベル】20

【HP】200/200

【MP】10/10

【スキル】蜘蛛糸(Lv.5)、毒(Lv.5)、消化液(Lv.5)

【その他】アラクネクイーンの眷属

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━


「アラクネクイーンの眷属……! あの大百足も同じ奴の配下か!」


 その時、洞窟の奥から体長1メートルを超える一際巨大なキラービー──『キラービークイーン』が飛び出してきた!


 女王蜂は極太の『ニードルバレット』を放つも、大百足には効かない。


 それどころか、大百足と大量のキラースパイダー達は、キラービー群をバリバリと喰らい始めた!


 天敵による圧倒的な掠奪。女王蜂すらも大百足の巨大な顎に追い詰められ、絶体絶命の危機に瀕している!


「クソっ、見過ごせるか! 野郎ども、キラービーたちを助けるぞ!!」


 俺は真っ先に女王蜂へ目掛けて叫んだ!


「まずは……【テイム】!!」


『──キラービークイーンのテイムに成功しました──』


 ガツンッ!と脳内にテイム完了のレスポンスが響く!

 次の瞬間、俺の眷属となった補正で、女王蜂の全身に黄金のオーラが吹き荒れた!


(な……体が熱い!? 力が満ち溢れてくる……!?)


 覚醒した女王蜂は目にも留まらぬ超スピードで急浮上し、大百足の噛みつきを紙一重で回避!


 さらに女王の能力底上げに連動し、全キラービーの飛行速度と攻撃力が跳ね上がる!


「レイ、全体回復《エリアヒール》!」


(はい、ヒロト様!『エリアヒール』!)


 レイの聖なる光が負傷した蜂たちを一瞬で全快させる!


「リザ、カマ1、ライゾウ! 蜘蛛どもを散らせ!」


 ドレイクのリザが巨体でキラースパイダーを踏み潰し、新顔のカマ1(キラーマンティス)が両腕の鎌を閃かせて大百足の複眼を「一閃!」と切り裂いた!


「ギシャアアアアッ!?」


 目を潰された大百足が狂乱してのたうち回る!


「よし、決めろ! キラービーたちは一旦引け! スラオ、特大のをぶち込んでやれ!」


(はーい! ぼくにまかせてー!『爆炎《エクスプローション》』!!)


 ドカァァァァンッ!!!!


 スラオの放った極大の爆炎魔法が大百足の顔面で炸裂!


 激痛に耐えかねた大百足は、蜘蛛の生き残りとともに慌てて地底の穴へと逃げ帰ろうとする!


(フハハ! 逃がすと思うか!『ライトニングサンダーボルト』!!)


 ライゾウが眩い紫電の塊と化し、弾丸のように穴の中へ突撃!


 直後、地下深くから「ドバババババンッ!!」という凄まじい雷鳴と大百足の断末魔が響き渡った!


『──レベルアップしました──』


 脳内に快いアナウンスが流れる。


 ハクが俺の腕からスルスルと降り、穴の中へと入っていった。


(ヒロト、あの大百足の素材は高級ですから、異次元空間に回収しておきますわね)


(おお、ハク! 気が利くなぁ!)


 振り返ると、スラオが焼き払われたキラースパイダーたちからせっせと『魔石』を拾い集めていた。

 指示される前に自発的にお宝を回収する眷属たち……本当に有能で誇らしいよ!


 俺は助かった女王蜂のもとへ歩み寄る。


「俺はヒロトだ。よろしくな。……そうだ、お前の名前は『ビー』でどうだ?」


(ヒロト様……! 感謝いたします。貴方様にテイムしていただきステータスが激増しなければ、私たちはあの化け物どもに喰い尽くされるところでした。今日より命を捧げます)


「助かってよかったよ。……しかし、この巣はもう崩れて使えそうにないな」


(はい……家を失ってしまいました……)


「なら、全員俺についてきな! 安全な新しい拠点へ引っ越しだ!」


(はいっ! 喜んで!)


 ビーの合図で、生き残ったキラービーとミツバチたちが、幼虫や大量の『蜂蜜』を抱えて集合した。


 そこへ、素材回収を終えたハクとライゾウが戻ってくる。


(ヒロト、満足な戦果ですわ。……さて、拠点へ帰りましょうか)


「そうだな、お腹も空いたし──って、徒歩で戻るのか?」


 すると、ハクがフフッと鼻を鳴らした。


(実は先ほどのレベルアップで『空間転移』を覚えたのですわ。一度行った場所なら一瞬で移動できますの)


「マジで!? チートすぎるだろハク!」


(ええ。ただ、この大人数を一度に運ぶのは難しいですから……皆様を私の『異次元空間』に一時避難させ、私が拠点で開放すれば一瞬ですわ)


「完璧な連携だな! 頼んだぞハク!」


 ◇


 ──次の瞬間。


 視界が歪んだかと思うと、俺とハクは一瞬にしてダンジョン奥の『ヒナの部屋の前』へと転移していた。


「うおおっ、マジで一瞬だ……!」


 ハクが即座に『異次元空間』のゲートを開くと、中からリザ、ライゾウ、コボミたち、そして大群のキラービー&ミツバチたちが一斉に姿を現した。


(ここが、私たちの新しいホーム……!)


 目を輝かせるビーと蜂たち。

 こうして、俺たちの最弱ダンジョン拠点は、また一つ強力な防衛戦力と『極上スイーツ』を手に入れたのだった!

タイトルに第○話を追加しました。


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[一言] にしても雑な書き方
2019/11/18 14:58 退会済み
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